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カウントダウン 最終日

昨日は東京滞在最終日。昨日投稿出来なかったのには訳がある。朝から片付けをして、スーツケースをセブンから送ったり、Bさんと最後に散歩を兼ねて買い物に行ったり、その間ずっと、心そこにあらず、だった。

母が、倒れた。

LINEに既読が付かないから妙だと思った。自閉症の妹が、LINEで教えてくれた。父が病院に連れて行った、と。

GさんBさんとはつまり、母のパパママである。言えない。BさんもLINEしてるけど、母は未読のままだ。

昼前に妹にLINEしたらすぐに電話がかかってきた。事業所で泣いていた。薬の副作用プラス不安だ。ワタシは職員と話し、父にも連絡して早退させることにした。妹には、

「大丈夫、大丈夫、家に帰って休もうね。母さんも帰ってくるから、一緒に休んでね。」

午後、ワタシはどうしても外せないオンライン会議があった。プライベートの、だ。その間ずっと妹とLINEしていた。父が母を病院から連れて帰って、そのまま仕事に行った。点滴を2本、検査もしたが原因不明の吐き気。オロオロして不安な妹に、ずっと指示を出したり、安心させたり、笑わせたりした。

ワタシは片付けを続け、早めの夕飯を済ませて、GさんBさん宅を後にした。

しんみりすることが結局なくて良かったのかもしれない。ドライな感じで、ちょっと出掛けてきます、くらいの感じで。すごく、心残りだ。心はもうそこになかった。情けない。。

東京駅に移動中のことは覚えてない。ホテルに着いて父に連絡して、妹と話した。一日中、不安な中頑張ってきたせいか、大泣きした。やっぱり、これが自閉症なんだ。25歳だけど、5才児だ。なだめて、話をして、通話を終えた。

ワタシの東京でのミッションは終わった。ただ、帰ったら別のミッションが始まりそうだ。ワタシに終わりは無い、無いな。

東京は後戻りしない。老いてく者を置き去りにして、目いっぱい手いっぱいの、目新しいモノを抱え込んでく。
思い出がいっぱい詰まった景色だって、また破壊されるから出来るだけ執着しないようにしてる。
それでも匂いと共に記憶してる。遺伝子に刻み込まれてく。この胸に、大切な場所がある。(「東京」Mr.Children)






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