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現代経済&おじさん考

 こんにちは。今回は、身の周りで感じた経済トピックス(中小企業のパートナーシップ)とおじさん(あえてこの言葉を使いました)について書いてみたいと思います。もう少し具体的に言いますと、一つ目の方は、中小企業庁が作成・導入した、大企業と中小企業が共に成長できる持続可能な関係を構築するための「パートナーシップ構築宣言」に基づくもので、もう一つの方は、長野県の飯田市(県の南方に位置し静岡との県境)がチョンマゲのまちであることから、多少の文化・風俗詩的な考察を加えながら進めていきます。

 1パートナーシップ制について
 先ず最初の「パートナーシップ制」ですが、自身が生活する地域にも中小企業、下請け企業とよばれる事業所が数多くあります。その割合、業種とも多岐にわたり、まさに日本経済をささえる屋台骨と言っても良いでしょう。
 
 このコロナ禍で多くの中小企業が生き残りをかけて、様々な方策を講じてきた数年ですが、そんな時にマスコミ報道を通じて「パートナーシップ」という言葉を耳にしました。その時の理解では、これからは下請け企業もただ親会社からの提案を受け入れるのではなく、対等な立場にたち事業を進めていくというものでした。

 その後、いろいろと調べてみるとその宣言(コミット)、メリットには、様々なものがあることが分かってきました。

 宣言の内容
*サプライチェーン全体での付加価値向上
*規模・系列・業種・地域を超えたオープンイノベーション
*地域との共生や地域貢献
*利益もコストもサプライチェーン全体で適正にシェア
*下請取引の適正化
*取引条件のしわ寄せ防止

 メリット・効果は
*「宣言」が公式ポータルサイトに掲載・公表されます
*宣言企業は「ロゴマーク」を使うことができます
 (ホワイト企業であることをアピール)
*一部の補助金で加点措置がうけられます

 好事例紹介
 東京は目黒区に本社があります、金属加工事業を営むS製作所のご紹介です。従業員数は数名の下請け企業で、事業内容はと言いますと(部品加工、ハンダ付け、特に銀ロウ付け)となりますが、その特筆すべき点は、なんと言ってもここ数十年間実質賃金が上がっていない日本経済下においても、7期連続での賃上げ実施、1社取引であったものを数十倍の形態にかえた事などです。

 このような成果が生まれるようになった背景には、社長・従業員が一丸となった努力があり、具体的な取り組みとしては女子社員の積極採用をし、広報誌を作成したり、SNSの活用があったようです。こういった事例を参考にして中小企業が活力を持ち、好循環にしていければと思いました。ドラマ「陸王」や「下町ロケット」の世界が現実のものになればと…

写真の人物は、戦国・織豊時代の武将 真田幸隆公と思われます

 2チョンマゲおじさん(飯田プロジェクト)
   もう一つのテーマとして取り上げたいのは、長野県は飯田市で行われているチョンマゲのまちプロジェクトです。その理由としては、おじさんLCCの文化考の一環と、自身も街を歩いていて常日ごろチョンマゲスタイルのヒトを見ていて、何となくこだわり、ポリシーみたいなものを持っていそうだという所にあります。

 よく見かけるのは、ガテン系の職場であったり、またスポーツ競技場の応援席などです。私が通う囲碁教室にも在籍していて、独特の雰囲気をお持ちです。こういったヘアースタイルは、来日外国人にも浸透していて、これからもアナライズしていきたと思いました。

 その種類についても、ポンパドールといったものがあったり、機能(こちらはカツラです)も技術の進歩で、ラインナップは充実しているようです。

 さて飯田市のプロジェクトの話にもどりますが、これは、飯田地域の伝統工芸品「元結」に由来するもので、今も、大相撲の力士たちが髷に使用しているのは、飯田産の元結です。

 その他にも「モダンチョンマゲ」(元結を使ったサロン品質の古くてモダンな髪型)といったものもあります。これは髪を長くしているけど、ちょっと長いがじゃまな時に、他の人と違うまとめ方をしたいという人におススメで、市内のサロンで体験可能いうことです。

 以上、飯田市のチョンマゲプロジェクトの一端をご紹介してきましたが、このまちがチョンマゲの聖地であることを旗じるしとして、地域貢献活動につながればと思いました。

 読んで頂いた皆さん、有難うございます。次回投稿でお会いしましょう!

 尚、リード文上の写真は本文と関係ありません。


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