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「おじさん」による地域探訪(美術&音楽)編

  こんにちは。今回は自身も生まれ育ったこの長野の地で、自らの夢を描きそれを実現させた人物、音楽施設について、肌で感じたことを書いてみたいと思います。

 作家諸氏の中には、様々な執筆スタイルをとる先生方がいらっしゃるそうです。葉巻を口にくわえ書く(例えるとハードボイルドの北方謙三氏でしょうか・・・)、または朝、剃髪してから書くという小説家の先生、そんな風にはいかない自分としては、1杯のコーヒーを片手に初秋というには少し早いですが美術と音楽分野を中心にご紹介していきます。

1 無言館

 先ず最初にご紹介したいのが、長野県は上田市古安曾(信州の鎌倉として知られる別所温泉の直ぐ近く)にある美術館「無言館」です。一応は私設の美術館として知られてますが、館主の窪島誠一郎氏によると美術館なのか戦没者の追悼施設なのか不明瞭だというのが実際のところのようです。(ちなみに窪島氏の父親は小説家の水上勉です)

 概要

 第二次世界大戦で没した画学生の慰霊を掲げて作られた美術館で、1997年に開館。館主の窪島氏が全国を回って、戦没画学生の遺族を訪問してその遺作を集めたのが始まりのようです。

 命名の由来

 「無言館」の名前の由来ですが、それには2通りの答えがあります。1つは、展示される絵画は何も語らず「無言」ではあるが、もう1つは、客もまた展示される絵画を見て「無言」になるという意味をも含んだものだということで、自分自身も「無言」になりたくなりそうな由来です。

 開館時の収蔵品の画学生の数37名、作品数は約80点と少なかったが、その後は増加し2010年頃の数字で、作者数108名、作品数600余点を数えています。

 この美術館には少し前に、女優の吉永小百合さんも訪れ、館主の窪島氏との対談を行っています。ぜひ皆さんもこれからの季節、「無言館」に足を運んでみてはいかがでしょうか?

  最後に自身の祖父についてですが、祖父は、海軍出身で大戦中は、戦艦に乗船しガナルガダル島などの海外戦地に赴いたそうです。しかしながら帰還後その体験については、一切口にしませんでした。今回の美術館訪問は、「終戦の日」と「終戦記念日」について考えてみる良い機会となりました。

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2 信州国際音楽村

 次にご紹介したいのが、長野県上田市生田にあります、開村35周年の信州ルネッサンス音楽施設の「信州国際音楽村」です。当施設は、浅間山麓を見渡せる高台にあり「アルプスの少女ハイジ」の舞台となったスイスの街を彷彿させるロケーションとなっていて、自然とヨーデルの歌詞「yo le lo le lo hi ho・・・」を自然と口ずさみたくなる感じです。

 数年前にアマチュアバンドの演奏を聴きに行ったことがありますが、景観もさることながら、施設概要として純木造のホールや野外ステージも具備していて大きさでは日本一らしいです。カラマツやヒノキ(おそらく長野県産材)を使った丸みをもった複雑な形状ですが、音響的にもすぐれたホールとして有名です。

 具体的なステージとしては、年間を通してピアノリサイタルやクラッシックの演奏会がスケジュールされていて、地元の子供達の発表会にも活用されているようです。また研修センターも併設されていて、近くまで行くとピアノやトロンボーンなどの音色が聞こえてきます。

 この音楽村のホール名称は「こだま」と「ひびき」と言い(漫才コンビ大木こだまひびきからネーミングしたかは定かではありません)、サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター)、軽井沢の大賀ホールと共に長野の音楽シーン語る上では忘れてはならないものとなっています。

3 自身の取り組み

 少し前からやってみたいと思っていることに、レース鳩の飼育とあわよくばレースへの参加があります。これは表に出ていて360度視界が開けている所でふと思いついたもので、理由は2つあります。まず1つは、子供の頃に確か鳩を飼っていたことがあったなという記憶と、もう1つは、中学生であったか雑誌少年チャンピオンの「レースばとアラシ」を読んでいたからです。

 「レースばとアラシ」は、漫画家飯森広一氏の代表作の1つで1978年から1980年にかけて「週間少年チャンピオン」で連載。レース鳩(いわゆる伝書鳩)達の速さを鳩レースという競技を取り上げた作品で、レース鳩の飼い主である愛鳩家たちとの絆やライバルたちとの友情が描かれています。

 レース鳩を購入したい場合には、オークションサイトで血統書付きのものでも1万円程度から可能です。その後レースに参加したいというのであれば、連合会への入会が必要となってきます。

 参考までにレース鳩の飛翔能力は、通常1,000㎞と言われていて、これが競技となると100~1,000㎞の距離別レースがあります。

 読んで頂いた皆さん、ありがとうございます。次回投稿でお会いしましょう!



 

 







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