(58)クリスマス・イヴ＠JEN・MOOD（ジェンモード）さん宅

この仕事を始めてから、ほとんどのクリスマスは出張を兼ねてパリで過ごしていました。

やはり、この時期の街並みの美しさは格別ですし、
この時期にしか手に入らない、商材もあり・・・
というのは半分以上、パリにいたい口実かな？(笑)

イヴは、大抵はパリの友人宅に呼んでもらったり、
同時期にパリに滞在している友人と過ごします。

数年前のクリスマス・イヴはJEN・MOOD（ジェン・モード）ブランドのオーナー
Eugénieウージェニーにお呼ばれして
彼女の家族や友人とディナーをご一緒させていただきました。

ナポレオン3世妃 と同じEugénieウージェニーという名の彼女は
アセテート樹脂のアクセサリーやメガネチェーン、
インテリア・オブジェのクリエーターです。

日本では他に芦田多恵さんにも作品提供しています。

メガネのデザイナーとしてキャリアをスタートさせた彼女ですが、
アクセサリー作家に転向し、
最近はインテリア・デコレーターとしての仕事も増えてきているそうです。

彼女とは、人の紹介で知り合い、取引を続けていますが、
2015年、関西の大手百貨店に、
私の紹介する商品の作家としてフランス・フェアに招聘していただいて以来、
さらに親しくなれた気がします。

同世代で気も合いますし、
仕事のみならず、それぞれの近況報告から始まり、
オーガニックにこだわる食生活やヨガやメディテーション、
パリで話題のレストランやスイーツ等々、会うたびに話が付きません。

168センチある私は、日本人にしては大柄な方ですので、
彼女のお勧めの服や靴、着こなしのアドバイスはかなり有難い情報ソースです。

彼女は、単に敏感なアンテナを持っているだけでなく、
流行に左右されず、自分の在り様がしっかりあって、
同じ空間にいると、私自身も心が解放され自然体でいられる包容力のある大人の女性です。

この日は、ご夫婦で大奮闘で歓迎していただきました。

旦那様担当の七面鳥も、ふっくらとジューシーでよい焼き具合。

徐々に人が集まり始め、シャンパンを開けて、とりとめもなく話が進みます。

フランス人のソワレは、大抵スタートが8時過ぎで、真夜中過ぎまで延々と続きます。
在住していた時も、フランス人の友人宅に呼ばれて夕食をご一緒することがあったのですが、
夜更かしがあまり得意ではない私は、途中でまぶたが落ちそうになったこともしばしばでした。

但し、このイヴの日ばかりは特別。
最後までフランス語で何とか会話していました。

夜中の12時過ぎてでてきたデザートもしっかり完食。

最後にプレゼント交換して25時過ぎに解散。

久しぶりにはしゃぎすぎて、
翌日は午後まで起き上がれなかったのは、言うまでもありません(笑)。

実は、リア・スタンを紹介してくれたのは彼女ですし、
以前このブログでも書いたニコラに紹介してもらったFredフレッドは偶然にも彼女の友人でした。

makipatricia.blog.fc2.com/blog-entry-79.html

私が滞在するアパルトマンも彼女の自宅から徒歩10分、
やはりご縁というものはあるのだと、感慨深く思うのです。

素敵な彼女の、仕事や人生観も機会をみて、またご紹介できたらと思っています。