いつも通りの朝。でも感謝。

昨日の夜の号泣により今朝は瞼が腫れている。
はぁ〜(ため息)

でも子供達が朝ごはんを食べて、歩いて学校に行ってくれる。
それは我が家にとってはすごくありがたいこと。

3年前、長女が学校に行きづらくなった時期があった。
原因は学童に通う同級生のちょっとしたいたずらがきっかけ。
娘の筆箱に消えないように落書きをした。
いたずらといっても、どうやら相手は「仲間の証」みたいな感覚で描いた様子。
「NO!」と言えない長女。
だから相手は「仲間」として認められたと勘違い。
いつでも娘を手元に置き、他の子と話すことを禁じられた。
でも「NO!」と言えないから従うしかなく、おとなしくついてまわる。
その同級生は学童でなかなか目立つ子(いい意味じゃなくて)だった。
だから上級生に目をつけられた。
そしてその子と一緒にいる私の娘まで目をつけられた。
ある日娘が1人でいるときに上級生から睨まれて中指を立てられたらしい。

それからしばらくして娘の体に色々異変が現れた。
腹痛、便秘、全身の冷え、顔色が常に悪い、倦怠感、外出恐怖、食欲不振、体重の減少。
そしてよく笑っていた娘は笑わなくなった。
もともとかなり細身で小柄な体型だったのに2キロ落ちた。
学校に行く直前にいつも玄関でしゃがみ込み、真っ青な顔に。
フラフラで歩けないため毎日学校まで車で送った。
ただごとではないと、学童に相談、学校に相談、スクールカウンセラーに相談、病院に通院、子供サポートセンターに相談、ママ友に相談。
頼れる人をたくさん頼った。
私も弱い人間だから、娘と共倒れしてしまうと思ったから。

なぜならそのとき私は、次女の保育園の大変な役員を任され、全く向いてないことを痛感しつついっぱいいっぱいになっていた。
しかも会社に呼び出されてリストラを告げられた。

娘の不調、向いていない役員、リストラ。

キャパが極狭でメンタルの弱い私にとってこのトリプルパンチは本当にきつかった。
でも周りは本当にみんな優しかった。
助けを求めた人はみんな話をちゃんと聞いてくれてアドバイスをくれたりあたたかくサポートしてくれた。
ほんとに感謝。
あのとき1人で抱え込まなくてほんとによかったと思う。

役員の一大イベントが終わった瞬間、私は燃え尽きた。
廃人のように。
会社もリストラ宣告されてから残りの1ヶ月は行かなかった。
早く娘に学童を辞めさせてあげたかったから。
これは本当に正しい選択だった。
そしてしばらくして夏休みに入り、夏休みは娘と思いっきり休んだ。
心も体もゆっくりと。
次女の保育園も休ませて3人で家や実家で楽しく過ごす。
ゆっくりと、本当にゆっくりと回復していった。

長い戦いだったけど、3年経った今では「学校行きたくない。」とは全く言わなくなったし、友達も増えたし、よく笑うようになったし、よく食べるようになった。
車で遠くまで出かけることもできるようになった。

あれは人生最大の山だったはず。
自分だけじゃなくて、娘という1人の人間を守って支えて難関を乗り越えさせる。
それはダメ人間の私がひと回りもふた回りも成長した。
高校受験も大学のセンター試験も就活も全然頑張れなかった私が、やっとやり遂げたこと。

娘へ。
私を成長させてくれてありがとう。
そして元気になってくれてありがとう。
笑顔をたくさん見せてくれてありがとう。
次女と一緒に学校に行ってくれてありがとう。
優しいお姉ちゃんでいてくれてありがとう。
またいつか目の前に山が現れるかもしれないけど、その時は登ってみよう!
必要ならば手を貸すからさ。
あの巨大な山を乗り越えた母ちゃんが一緒ならどんな山でも乗り越えられるよきっと!

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