マガジンのカバー画像

ヒカシュー

14
ヒカシューのさまざま
運営しているクリエイター

2014年12月の記事一覧

北浦和のリズムボックス

 ヒカシューが、テクノポップの仲間に入れていただけたのは、簡単にいうと、クラフトワークの曲を演奏していたことと、リズムボックスを使用していたことによると思う。1978年の夏、「幼虫の危機」というパフォーマンスのために、山下康を音楽監督にして、劇中歌を数曲作った。その時、ドラムがいないこともあって、エレクトーンの上に乗っかっているリズムボックスを使った。それが殊の外面白く、非常に不思議な音がした。こ

もっとみる

世界は一行で語る時代になった。

2009年12月のヒカシューのクリスマスイベント用コメント

世界は一行で語る時代になった。Twitterしかり、ニュースしかり。「わからないもの」に蓋をするのは、存在が一行ではないからだろう。「ヒカシュー」は一行では語り尽くせない詩そのものであり。その詩は読み解けない謎を抱えている。まさに「ヒカシュー」は一行の曖昧な「存在」となるのだ。
 しかし、ぼく個人は30年かかっても、まだまだ未熟な自分に

もっとみる