Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築 改訂版 を読んだ

PHPをやり始めて十数年になるエンジニアです。これまで何度もPHPを使ってゲームやwebサービスのリリースに立ち会ってきました。サーバー構築保守はインフラ担当の方にお任せということが多く、特にネットワークまわりには縁がないまま開発を行ってきました。

AWSを使ってEC2などを触り始めたのは昨年の夏。その時にVPCやサブネット、ルートテーブル、AWSのアベーラティリゾーンの概念がわからなくてとても苦労していました。そこを理解せずにいきなりCloudFormationでEC2インスタンスを立てようとしていたのだから、かなり無謀なことをしていたことが今ならよくわかります。

開発マシン上でvmを立ててLAMP開発環境を作るくらいはよくやっていました。同じノリでクラウド上にEC2インスタンスを立てればいいと思って着手したら、ネットワーク関連の知らない用語がたくさん出てきてわけがわからなくなってしまいました。そこで助けを求めたのがこの本です。

ネットワークに関して学びたければ他の選択肢もあったかもしれません。直近の目標として「EC2インスタンスを立てるためのネットワーク構築を理解する」を最優先に考えたので、この本を選びました。

第1版が出版されたのが2014年、その後AWSの進化にあわせて改訂され、私が手に取ったのは2018年9月の第3版です。

読んでみると、「一般的には○○○や△△△とよばれるものです。AWSでは◽︎◽︎◽︎と呼ばれています」といった記述が多く、聞いたことのあったあの単語はこのことを言っていたのか、という発見が何度もありました。

さらに、本文の説明の合間の小話が充実しています。構築を進めていく過程で読者が疑問に思うような事柄を先回りして説明してくれるので、理解の助けになりました。

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