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個展期間中だけど腹が立ったので書きました

個展を見に来てくれる人の全てが私のことを予め調べてから来てくれるわけじゃない。

それはわかっているけど、大手メディアのインタビューでも、NHKの番組でも「セルフポートレート作家」であることが異色だから依頼が来てるわけで、その本人に向かって、当の本人に「旦那さんがアドバイスしてるんですか?」とか「旦那さんが撮ってるんですか?」と聞いてくる人がいるのは、やっぱり怒っていいよね、と思って書いてます。

1人で作品は作れるけど、優れた協力者を得ることで作品はより発展していく。
自分でやってもいないことを自分でやったと言うことほど恥ずかしいことはないでしょう。
それはクリエイターとしてあり得ない。

(過去に私にプロデュースさせておいて自分で全部やったかのように振る舞っていた知人カメラマンもいたけどね)

アシストしてくれている夫のことは、どのインタビューでも話しているし、夫がzineやポスターのデザインをしていることも作品集に載せているし、展示やポスター作品のタイトル文字を書いてくれている書家の希代さんや、吉岡里奈さんの名前も載せている。

人に協力してもらったことをなんで自分が
やっていると言えると思う?
そんなものを作品として出していたらギャラリーにも失礼だ。

もうひとつ。
文春オンラインの記事へのコメントに「初期の頃は面白かったのに最近は不遜で面白くなくなった」と書いてきた人がいた。

作品を見に来た人の中にも「これってネタなんですか?」と言う人もいて、ちょっと不快な気分になった。

もちろん、高尚な「お芸術」をやる気は毛頭ないのだけど、ギャラリーを借りて作品展をやるからには、自分の作品はアートであり、自分はアーティストだと言う自覚を持たないとギャラリーを貸してくれている方や、作品を見に来てくれる方にも失礼じゃないか?
入場料をいただくからには、そうして見せるためのものを作るわけで、それを仕事の傍らにおふざけ半分でSNSに載せていた頃と同じ気持ちで出せる筈がないじゃないか。

それなりに実績のあることを証明できないと交付されないような補助金も文化庁からもらってる作品展だし、クリエイターを舐めんなよ!と言いたい。

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