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「大人の学校」 トークを終えて

 10月26日、柳沢敦さん主催の「大人の学校」で、官能小説家の深志美由紀さんとトークをさせていただいた。
 「未来のエロは私達の手の中に」というテーマで、私の作品紹介に始まり、「女性がエロスを主体的に表現するということ」「エロスの未来」の3部構成。
 女性が性的描写を含んだ表現をすると集まってくる「クソリプおじさん」や「ギャラリーストーカー」について話した第2部では、日頃の鬱憤を晴らさせていただいた。

 女性が性的な表現をしていたり、性的な表現で被写体になっていると、表現されたものとその人を同一視する人というのは必ずいて、SNS上にセクシャルなコメントやDMが送られてくる。文字だけならまだしも、自分の性器の画像を送ってくる人も少なくない。
 ギャラリーストーカーはもっと悪質で、女性作家の展示会場に行って、その作家に直に接触してくる。作家が、作品を買ってもらえるかもしれないと丁寧に対応することを逆手に取り、さんざん自分勝手に作品を批評して、作家の時間を拘束した挙げ句、何も買わずに帰っていく。さらに、何とか個人的に会う約束を取り付けようとしたり、帰り際を狙って待ち伏せしたりする。男性作家でもあると思うが、こういうことに遭遇する率は女性の方が圧倒的に多い。
 こういう人たちの何が問題で、これから先の時代、どうなることが理想的なのかということを話したのが第3部。
  結局は、コミュニケーションがきちんと取れていないことに尽きるのではないかと結んだのが私の結論だった。

 こういう話題でコミュニケーションをきちんと取る、というと男性がもっと女性の事を考えないといけないと言いたくなる人が多いだろう。でも、それだけではなく、女性からも声を上げていくべきだと思う。
 「男性脳」という概念があるが、男性脳が共感能力に欠けているのなら、女性側が「察してくれ」と望んでも、それは無理なことなのだ。言いづらいこともあるけど、言わなければ伝わらない。

 クソリプに対して返信していると「そういうのは放っておくのが一番だ」と言ってくる人がいる。一理ある。SNSで下品なコメントをしてくる人の知性や品性なんかたかが知れている。そんな相手に噛み付いても無駄なことかもしれない。
 でも、黙っていては何も変わらない。
 クソリプに反応することで、それを送ってきた本人に訴求することはできなくても、それを見た周りの人が反応してくれる。
 今日明日のスパンで変わることではないと思うけれど、雨だれが石を穿つように、10年後、20年後の男女の関わり方が少しでも変わっていけばと思っている。

 

 

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@makiemaki5053歳自撮り熟女。昭和B級エロをテーマに自撮りしています。集英社インターナショナルより作品集「マキエマキ」発売中。 twitter @makiemaki50 展示、掲載情報など→@makie50kokuchi  HP makiemaki.com
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