おんなのはだかとクソリプ
私のところにも来るのだが、官能小説家の女性や、ヌードでパフォーマンスをしている女性、女性のヌードを撮影したり描いたりして発表している女性作家に対して、作品と本人を同一視する人たちがいる。
それは少なくないことで、知人の官能小説家やパフォーマーのSNSには、毎日のようにその類のクソリプが飛んできている。
官能小説を書いているからと言って、小説のようなセックスを実際にしているわけではないし、私だって作品としてヌードが必要だから脱いでいるわけで、実際に露出して喜んでいるかというと、そんなことはない。雪山で服を脱ぐのは寒いし、セルフなのでカメラマンがポージングを直してくれるわけでもないし、髪や服のかかり方にもすごく神経を使うので、性癖云々どころの話ではない。
それなのに、公の場にヌードを載せている=性に奔放な女だから自分の性欲をぶつけて構わないとか、セクハラし放題などと勝手に思いこむのは、どういう思考回路なのだろう。
よく、ドラマやマンガに「これはフィクションであり、実際のことではありません」という注意書きがついていて、こんなものを現実だと思う人はよほどのバカなのか?と思うが、日々量産されるクソリプを読んでいると、よほどのバカが世の中には少なくないようである。