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おんな・色街・泪街

本日より個展「おんな・色街・泪街」を開催します。
八戸から丹波篠山まで、色街を訪ねて撮影しました。

最も印象深かった場所は、八戸の新むつ旅館。
「遊郭に泊まる」という本で紹介されているのを見て、ずっと行きたいと思っていた。

電話でのみの予約受付は、ネット予約に慣れた身には不安があったが、無事に予約完了した時には、小躍りした。

宿に着くと、親しみやすく、品のある女将さんがにこやかに迎えてくれ、館内の説明や、昔の話などを聞かせてくれた。

 遊郭跡を訪ね歩いていると、場所がら、あまりそのことに触れたがらない人によく会うが、新むつ旅館の女将さんは、これも貴重な文化だから、後世に伝えていきたいとおっしゃった。

 生活のために、性を売ることをしなければならなかった時代がある。そこは苦界と呼ばれ、たくさんの女性が涙を流しながら生きていた。
 性の商品化は、ローマ時代(たぶん、それ以前からあったのではないか)から現代も、変わらず在り続ける。とてもセンシティブなことだけど、その歴史に蓋をしてはいけない。
男が女の肉体のみを欲して、対価を支払うということから目を背けてはいけない。そして、そういう背景があるからこそ、花開く文化もある。

 小さなカフェでのささやかな展示ですが、その一端を感じていただければ幸いです。

板橋駅徒歩5分 カフェ百日紅にて。

https://search.yahoo.co.jp/amp/s/s.tabelog.com/tokyo/A1322/A132201/13099884/top_amp/%3Fusqp%3Dmq331AQOKAGYAfG884bHjaf36wE%253D

2月8、9、15、16日の15時30分からと17時30分から。1日2回のギャラリートークを開催します。
簡単な色街の歴史、撮影地紹介と撮影中のエピソードをお話しします。
各回定員10名。2月8日15時30分の回は満席となっております。
ご予約はこちらから。

https://reserva.be/hyakujitukou187/reserve?mode=service_staff&search_evt_no=55eJwzNDaxMDcAAARBATg

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