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お風呂覗きとスカートめくり

 ドラえもんのしずかちゃんの入浴シーンや、スカートめくりがどうこうと言う議論を見るたびに、お風呂を覗くのは犯罪だし、スカートめくりは嫌がらせだと理解してほしいと思う。

 実際にクラスメイトにお風呂を覗かれたら、ショックで学校に行きたくなくなるし、一生残るトラウマになる。スカートめくりが流行った昭和の小学生女子たちは、休み時間が来るたびに結束して自衛しなければならなくて、学校に行くのがストレスだった。

 繰り返す。お風呂覗きもスカートめくりも娯楽ではなく、犯罪なのだ。だから、ああいう描写は、むしろタブーを犯すことが快楽という方向性に持っていけばもっと面白いのにと私は思う。

「のび太さんのエッチ!」ではすまないしずかちゃんの心情を掘り下げると、川端康成や谷崎潤一郎の世界観に近づけそうで、「のび太さんのエッチ!」よりも何十倍も面白くないか?スカートめくりも、それが各々のヰタ・セクスアリスとして描かれたりとか。その方が、描く側も見る側も存分に楽しめると思う。

 もちろんエロの客体が少年、少女なので商業誌では難しいだろうが。

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