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7つの大罪⑥日本人が英語を話せない訳~人の話しはさえぎらない~

こんにちは。
元アメリカ大学スピーチ講師、現スピーキング、プレゼン専門英語コーチの高橋です。月、木にTOEIC500点台の中級者の話す力アップになるような内容を発信しています。次は、7/29に発信します。

初めての方は、こちらから(自己紹介):

さて、今回は、日本人が英語が話せない理由を7つにまとめて、初心者から役立つように、7つの大罪として書いてきました。全体の7つの紹介はこちらです:

そして、その7つの原因のうち、今回扱うのは⑥番目、人の話しはさえぎらない、という傾向について、です。「人の話しは、最後まで聞きなさい、途中で口をはさむのは、失礼。」と言われて お育ちではないですか、日本人なら。

その「最後まで聞く、」とは、黙って(口をはさまず)聞く
という意味だと思うのですね。さて、話の途中で、質問や反論がでたら どうするのでしょう。

話が一区切りつくまで、①黙っていて、そこでおもむろに 尋ねるのでしょうか。あるいは、②なるべく訊かないように するのでしょうか。

残念なことに、①だと、質問をメモでもしておかない限り、言う内容を忘れてしまう危険があります。またあまりにも、長い間、待っていたので、話し手が、何のことについてかの質問なのか、瞬時に判断できないかもしれません。

不明な点を残したまま、先に話をすすめるのは、効率的ではありません。
なので、長めのプレゼンなら、必ずメモを取りながら(質問も含め)、聞く用意をされてください。

また スピーカーによっては、途中で質問されるより、最後にまとめてもらった方がいいと 思う方もいらっしゃいます。なので、ご本人が、決めて聴衆に知らせるか、あるいは、プレゼンをセットアップする側が、どういうタイミングで質問すればいいのか、初めに確かめておくと、いいでしょう。

あるいは、途中で質問すればいいと、私は思います。プレゼンの途中で、です。できるだけ、そのセンテンスを言い終わるのを待ってから、でもいいですし、質問が浮かんだ時点で、すぐに手をあげて、質問があるということを、相手に知らせてもいいでしょう。どのタイミングで答えるか、任せる形です。

ただ、スピーカーも話している途中なので、その方の声が、あなたの声と被る時もあるでしょう。「質問があるのですが。。。」という声です。それを必要以上に、悪く思うのは、不要です。失礼ではないからです。

むしろ、好意的に受け止められることが多いのです。①自分の話していることに、興味を持ってくれている、ということの印だし、②不明な点は曖昧にしない方だ、と相手に思ってもらえます。

北米のアカデミックな場では、少なくてもそうでした。学会しかり、大学、大学院しかり。質問は、権利です。義務ではないのです。わからない点を質問しなければ、①全て、わかっているのだろう、②私の話しに興味がないのだろう、のどちらかと思われて、先に進まれてしまいます。
だから、特にクラスなどでは、不明な所は質問するのが、大切なのです。

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アメリカに留学したばかりの頃は、ありがたいことに、リスニングではあまり苦労しませんでしたが、アメリカ人が知っているような言いまわしだとか、往年の野球選手、等を例に出しての説明は、ちんぷんかんぷんでした。

その単語や、史実を知らないので、ついていけないのです。周りのアメリカ人学生が皆 大笑いしているのに、私だけわからない、通じないとうことが、ありました(一人の先生は、そういう例えを使うのが お好きだったので、特に。)

そのたびに、止めて、訊いていてもいいのですが、日本人らしさを発揮した私は周りに迷惑だと勝手に思い込み、オフィスアワー(先生1:1で質問できる時間)に行って、訊いたり、チューターがいたので、そのアメリカ人学生に訊いたりしていました。

だんだんアメリカ文化や歴史の周辺知識もついてきて、年を経るほど、わかるようになってきましたが、今、考えてみますに、留学生がいるクラスで、あの例えを連発するのは、不親切だと思います。(プレゼンは相手の理解度を考慮して、するべきなので。)日本人があまり多くない地区だったので、そういう配慮の必要性に気がつかなかったのかもしれません。

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大学院などでのディスカッションの時には、複数の学生が話し出して、声が被ることが、毎回のようにありました。すると、日本人学生(私を含めて)は、ひいて、他の学生に発言権を譲る事が多いのですが、それをしても、先生がよほど、注意してこちらを気遣ってくださらない限り、私に、「何か言いたいことがありますか。」等と ふってくれるような機会は、永遠にやってきません。

冷たいのではなくて、自分で言いたいことが、あれば、必ず口をはさんで言う、(それ以外は 拾ってもらえない)ということが、普通なのです。逆に言いたいことがあれば、言う(声に出す)ことが、大切なのです。

そこで、問題になるのが、他の人と声が被ってしまった時なのです。大きく分けて、選択肢は3つあります。①他を圧倒して(先んじて)言う、②他に譲る(だけれど、最初の人の発言が終わったら、そこに入って、言いたいことを言う、③他に譲る(そして、その件に関しては、口をはさまない。)

あなたは どれでしょう。私は、先制争いみたいになっても、①をしてみる時もあるし、②の時もあります。そのとき、相手が譲ってくれたら、お礼を言って、言いたかったことを言うし、こちらから譲って、「言いたいことを 覚えておけますから大丈夫。あなたの発言が終わったら、しますね。」って言うこともあります。

順番は譲りますが、私も言いたいことがあるので、って やんわり釘をさしている、という訳なんです。ある意味、力関係が出るので、毎回ではなくても、まず声を出し続けて、言いたいことを先に言う、のを数回してもいいと思います。(そこで、相手の出方を見てください。譲れるような方なら、大丈夫だし、いつも最初に一言言って、相手に言いたいことを言う機会を与えないようなタイプなら、数回、先制してもいいかもしれません。)

ここで、毎回相手に譲って、後で、「本当は言いたいことがあったのに。(誰も拾ってくれなかった。)」とか 一人でぶつぶつ言うのは、言い訳だと思われます。言いたいことがあれば、言う、が原則だからです。

ただ、けんかしに、先制争いしに、話し合いの場に行くのではありません。いいタイミングを捉えて、すっと話しに入る、発言の機会を取る、ことができれば、スマートな印象でしょう。

それには、①タイミングをうまく捉えられるか(相手が 一瞬止まった時に入ったり、一息ついた時に入ったり)、②入る際に使える表現を知っている、③入った後に、言いたいことが、整理されて話せる、ことが必要です。

大縄飛びの縄に入るように、タイミングを捉える練習と、捉えたら、スムーズに縄に入り、言いたいことを整理して述べ次の話者に感じよくつなぐことができれば、会議などが面白くなってきますよ。

最後の感じよくつなぐ、ですが、もし複数人の人が同時に話し出して、私が先制した場合には、Xさん、Yさん、言いたいことが、おありだったようですが。。。って、必ずふるようにしていました。

すると、「あなたと同じ意見だから、もう結構。」って言われたり、「ああ そうですね。。。」って持論を展開したりする流れになり、全ての人の意見が拾えた形で 次に進めたと思います。
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最初の頃は、先制する、ことの練習みたいにして、がんばって居た時もありましたが、今度は譲る、今度は自分が出る、って決めて、その通りにできるようになったので、今は楽しく参加できています。

議論に勝つ、というよりも、できるだけ議論している問題に対して、色々な参加者の意見が聞ける機会にしたい、って思いながら、今は参加しています。

日本だと、複数で速いペースで行われるような、ディスカッションに入る練習をあまりしてくれません。なので、それができるプログラムを作ってみました。ご興味のある方は、お訊きください。

ここで、みっともない、と感じられる方は、いますか。複数の人と声が被ったら、話し続けて先制したりするのが、みっともない、大人げないとか感じる方。

もしそう感じられるのだったら、無理にディスカッションに入ることは、お勧めしません^^ ただ あなたがその質問があるということ、その意見をお持ちだということは、どうやって他の参加者にお伝えになるのでしょうか。会議やディスカッションの場で、言葉で伝えるのが、一番近道だと思うのですが。。。

上に書いたことは、ただ 私がアメリカのアカデミックな場で体験してきたことです。誰が話すのか、の決め方に、お国柄があるかもしれません。例えば、イギリスなどだったら、誰かが話しだしたら、決して遮らずに最後まで、聞いてから、何か言うのが、アメリカよりも徹底しているかもしれません。因みに、ブルガリア人の知人は、絶対に人の話しを遮らないように、お子さんに注意していました。

どういう風に、話しに入ればいいのか、どんな仕方が効果的なのか、ですからその国に行った初日数日間などに、少し観察してみてください。そこの国でのお約束が見つかるはずです。(あるいは、親切な その国のマナーについて知っている方に訊いてもいいですね。)そして効果的なコミュニケーションを英語で、されてみてください。

今回は これで終わりです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

次は、7つの大罪のとうとう最後、⑦外国人が怖い、について、取り上げます。









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