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2019/5/31 喜ぶ顔をみるという贅沢

ワーママの至福のひとときのひとつが、保育園にお迎えに行った時の子の満面の笑み。今日は預かっていただいている部屋の隅から私のところまでハイハイで猛ダッシュで近寄ってきて、そのスピードがあまりにも早かったから思わず笑ってしまった。だけどこうして眠りにつく前、今日の出来事を振り返っていくと、そのワンシーンにキュンとする。自分の存在が子にとっていかに大切かを実感し、何だかとても厳かな気分になる。

そういえば今日子ども向けのコンサートのチケットが当たって、真っ先に思い浮かんだのは子の笑顔だった。いつもテレビで楽しそうにみている番組のコンサートだ、喜んでくれるんじゃないかと考えただけで、とても気分が華やいだ。
今年の夏は久し振りにフジロックにもサマソニにも参戦するのだけれど、正直そのふたつよりも一気に楽しみな予定になった。

「聖者の贈り物」という短編の物語がある。貧乏な若い夫婦はクリスマスにとっておきのものを相手にプレゼントしたいと感じて、夫は大切にしていた時計を売って妻のための髪飾りを買い、妻は髪を売って夫の時計のための鎖を買った。

この話を昔読んだ時、自分のいちばん大切にしているものを売ってまで、それほどまでに注ぎたい愛があることに感銘を受けたのだけど、今はそれは売るよね、と私はスンナリ受け止められる。

そして思う。受け取る愛もいいけど、注ぐ愛はもっといい。

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