2018/12/24 手に入るはずがなかったもの
24日は新宿のパークハイアットにケーキを取りに行くのと夕方にヨガに行く以外は特に予定がないはずだった。彼は人混みが嫌いだし、私はクリスマスぽいごはんを作りさえすれば満たされる。だけどお昼を新宿に食べに行くことになり、ついでにと新宿伊勢丹に寄ることになった。そこで彼からクリスマスプレゼントを買ってもらった。ちょっと前から気になっていたBYLEDOというスウェーデンの会社のバルダフリックという香り。
子をベビーカーで連れ、彼とお店中の香水を試している最中に私が思い出していたのは彼と過ごせなかったクリスマスのことだ。その時、今の彼とはまた友人でしかなくて、ただクリスマスの日は暇かも?なんて話をしていたから、もしかしたらと思ってGIOTTOでショートケーキを買った。ただの友人だしと、クリスマスケーキを買うのは気がひけて、だけど少しでもクリスマス風にとショートケーキを選んだ。ただ結局24日も25日も会おうと言い出せなくて、そしてもしかしたらと買ったケーキをひとりで食べる気にはならなくて、26日に捨てた。
その時に思ったのは、彼に惹かれている以上、クリスマスはひとりで過ごすぞという決意。彼とは一生の付き合いができそうだったから、恋愛感情を露わにするのが怖かった。そして彼に惹かれている以上、他の男性とクリスマスを過ごすなんて嫌だった。
ゴミ箱に捨てたケーキは私の決意の現れだった。隣に彼がいない寂しさを他の誰かでは決して埋めないという決意。
それから数年後に、クリスマスイブに、彼との子を連れて、伊勢丹で香水を選んでいる未来というのは正直できすぎていて、たまにこれは夢なんじゃないかと頬をつねりたくなるときがある。
そのほかあったこと。
ランチはハンバーガーを。両脇共にカップルで、クリスマスイブに歌舞伎町でハンバーガーを食べるデートが成り立つのは、気の置けない関係なのかマンネリとしてしまったのかどちらなんだろうと思う。
右隣のカップルはふたりとも愛おしそうにうちの子を眺めていて、このふたりにもいつか赤ちゃんがくるんだろうな、そして愛情たっぷりに育てるんだろうなと思う。
ショーグンバーガー 新宿1号店
03-5273-4829
東京都新宿区歌舞伎町1-15-12 ピアットビル 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13227776/
夕方からヨガ。思ってたよりレベルが高いクラスで、できないポーズがたくさん。ただできなくても恥ずかしいからもう来たくないとか、そういうことを思わなくなって、精神的に強くなったなあと思う。上手い人達とやった方がひきあげられる。ずっと苦手だった左足で立つ半月のポーズが軽々できて自分でもびっくり。
夕ごはんは例年よりシンプルだけどまあまあの出来。料理教室で習った豚肉とりんごのポットローストはこれからも定期的に作りたい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?