学生十傑戦 感想戦 予選編
※※※ここに書かれていることは筆者個人の感想で、筆者が所属・代表している団体・組織の会見ではありません。※※※
こんにちは、帰り道で特急の運休に出くわして岡山駅で足止めを食らってしまい、フォロワーの大学院生にママ活してもらおうとしてたマキバオーです。結局1人で近くのホテルに泊まりました。さよなら僕のバイト代。
ここでは詳しい局面図や符号は載せたりしないので将棋指してない人もお気軽に読んでいってください。
王座戦辞退の件について触れるつもりはないです。
十傑戦参加までの経緯
11月下旬〜12月頭にかけて行われた第103回中四国学生将棋大会において、個人戦で同期内最強クラスをガタガタな終盤ながらもなんとか倒したり(反省して3手詰ハンドブックを何周も読み直した)、後輩に大作戦負けから無理やり捲ったり(感想戦ではどれだけ話しても僕の負けの変化しか出てこなかった)、詰将棋作家に作戦負けからの圧倒的中終盤力の差に絶望したり(結局彼が中四名人になってた)、その他にもゼェゼェ言いながら最終的には4位になり、色々あって中四国代表の3枠の中に滑り込みました(ちなみに各地区の代表枠数は実績ベースではないってことだけは記しておきます)。
代表権獲得後に始めたのはもちろん24廃指しです。
僕なんかに対策を取る必要もないですが、万が一のことがあったら嫌なので、妹の電話番号を借りてまっさらな新しいアカウントを作り、野良で沢山指したり、Twitterのフォロワーや各種SNSでの知り合いの強い方にお願いしたりしてVSのような形を取ってもらったり、こんなに将棋に打ち込んだのは1年生の時に学生王座戦に参加した直後以来でした。
棋力は不相応ですが中四国代表、棋譜も全て残ると思うと微塵たりとも手を抜けません。
おかげで12/18締め切りの実験レポートはまだ完成していません。色々な講義の中間レポートもだいぶすっぽかしてしまいました。留年やだ絶対。
十傑戦前夜
会場のある四日市についたのは大会前日の22日夜。
前日にまで廃指ししてたら頭おかしくなりそうなのでホテルに着いてからは序盤研究の確認、簡単な詰将棋を解くくらいで済ませました。
推しの配信主が生放送をしていたので久しぶりにそれだけに集中して聴いていました。
自分に甘いと言われてしまえばそれまでですが、前日になって何故かものすごく緊張してしまい、将棋以外の何かに集中してないとやってられませんでした。負けて元々、勝ったらラッキーというつもりでそれまでは過ごしてましたが、色々考えてたらそんなんじゃダメなんじゃないかとかそういうのって代表としてどうなの?とか考えたりしてると訳わかんなくなってきました。代表権は自分で取った自分のものなんだから何も考えずに楽しめば良いのにね。
十傑戦当日
やってきた十傑戦当日。朝になったら不安とか雑念とかも全部消えてしまったのは幸運でした。
9:30から開会式なのに8:30には会場に着いてしまったり、あんまり開く気はなかったのですがTwitterを何回も開いたり、無意識に緊張はしてたのかもしれません。
他の中四代表の方と話したりしてリラックスしつつ、臨んだ第一局。
予選第一局
お相手は九州地区優勝者のWさん。
戦型は後手Wさんの角換わり拒否雁木に対して、左美濃で攻勢を見せつつ攻めるタイミングが見つからなかったため雁木右玉に組み換えて作戦勝ちを目指しました。
まだソフトで検討はしてないため厳密なことはわかりませんが、感想戦では序中盤は先手の僕の作戦勝ち。途中で端攻めに手をかけたのですが、その途中で手順前後があり形勢が逆転。その後は粘ることもできずズルズルと押し切られ負けとなりました。
またこのパターンかと肩を落としていましたが、落ち込んでいても仕方がない。切り替えて次の対局に臨むことにしました。
僕の予選グループの別の対局は、関東地区優勝者と関西地区優勝者の大激戦でした。
予選第二局
予選第二局は関西地区優勝者のKさん。実力実績ともに格上のため(というか参加者内で僕が最も格下)、そこまで気負わずに対局に臨むことに。
振り駒でまたも先手を引き、戦型は第一局とほぼ同じ進行に。
同じように雁木右玉に備えましたが、今度はやや作戦負けか。
途中お互いによくわからない手順を踏んだり、一瞬飛車を取りに行ける変化もあったり、個人的には考え甲斐のある中盤戦ができたんじゃないかなと思います。
しかし中盤以降は完全に相手のペースになり、最終的には完敗。地力の差を感じました。
予選を終えて
中四国地区からは最後の学生将棋大会となるNさんが予選抜け。
その他の予選通過者は関東地区が4人、関西地区が2人、東北地区が1人でした。
個人的に中四勢以外では、東北地区のEさんが鬼のようなブロックを2連勝で抜けていてすごかったです(語彙力)。1年生の頃キリンで指したことあるんだけど、その時僕今以上に弱かったから流石に覚えてもらえてはないだろうな…。
と短いですが今回はこんな所で。
2日目のトーナメントと王座戦観戦記はまた近いうちに書きます。
以上マキバオーでした、またね。
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