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久しぶりに見た彼らが変わらずアスパラベーコンしていて安心した

普段はロッテの話ばかりしてますが、今回はSTARTО ENTERTAINMENT社のジュニアグループ・7 MEN 侍のお話です。


まずはほんの3分と少し、このコミックソングに耳を委ねてほしい。

その後、私の記事は読んでもいいし読まなくてもいい。

サムネイルの左から2番目に映るムキムキのアスパラこと琳寧(菅田琳寧)を知ったのは、「SASUKE」がきっかけだった。少なくとも、一個人として認識したのはそこが初めて。

そこから芋づる式に7 MEN 侍の存在を知り、そこからグループ丸ごと好きになった。

侍担またの名を痺愛(ファンネーム。ヒメと読む)、つまりアイドルオタクにまではなれなかった。
千葉ロッテマリーンズの和田康士朗選手でようやく沼落ちという言葉を使えるようになったくらい、拗らせた二次元オタクが生身の人間を愛するのはハードルが高いのだ。)

でも、ファンではあった。

毎週のYouTubeは繰り返し見ていたし、TVerで視聴可能な番組は一生懸命追いかけた。

ファンクラブには入らなかったが有料ブログは読んでいたし、バナさん(矢花黎)が出た外部舞台も観に行った。

楽器演奏にしろラップにしろ絵にしろ、6人それぞれが自分の持っている強みを明確に理解し、磨き上げ、それを仕事に繋げていくところをシンプルに尊敬している。

でもまあ、6人みんな好きだと言いながらも結局琳寧が好きだった。彼の、自分を愛し同じくらいに人を愛するところをただただ尊敬していた。

様子のおかしい一人称・りんねも(ごめんでも最初は引いた)、

危なげのない柔らかなアクロバットも(ギター持って側転やばない?)、

何より、琳寧始めとする侍全員が「事務所の異端児」というポジションを誇り持って突き進む姿が堪らなく好きだった。

だから、年初あたりから私の心が徐々に離れていったことに決定的な理由はない。

強いて言うなら、私が思う「異端児」を侍たちに押しつけていたことが原因だ。

彼らの自負する異端児とは、あくまでもあの事務所でアイドルをするにしては異端児であるという意味だ。

特に琳寧はHey!Say!JUMPの山田くんを一生推していて、持ち前のストイックさを使い倒して骨の髄までアイドルでありたいと思っている。

でも私は、琳寧をSASUKE選手として知った。「サムダマ」でギターを弾き、「サイレン」で煤けた雨を飲みながらガシガシ踊る姿に惹かれた。

だから語弊を恐れずに言えば、いわゆる“アイドルしている”彼らに私は関心を持てなかった。もう完全に、方向性の違いというやつだ。

未練がましく2ヶ月延ばしながらもついに有料ブログをやめ、YouTubeのジュニアチャンネルの登録を外した。侍のマイリストだけは保存しているけれど、配信日を忘れることも多いから以前のようにオンタイムとはいかない。

で、今週。

先週の配信に次回予告がなかったから、今週こそ久しぶりのパフォーマンス動画くるか!?というファンたちの期待にこたえ、ライブパフォーマンス映像がきた。それが冒頭のアスパラベーコンだ。

口角が上がった。

侍はYouTube配信全体におけるパフォーマンス動画が他の関東ジュニアと比べて圧倒的に少ない(と私は思っている)。

数年前ならオリジナル曲*が少なかったことを理由にできただろうが、去年あたりからは急に新曲が増えている。何なら自分たちで作っている。おかげさまでまだYouTubeに公開していない曲はいっぱいある。かっこいい曲もかわいい曲もおしゃれな曲も。
*オリジナル曲: 先輩のカバーではなく自分たちのために書いてもらった楽曲。

で、選んだのがこれかいな。

作曲はバナさん、作詞は琳寧。音大出身のガチな作曲と、素直に言葉を紡ぐ男の歌詞、そして無慈悲なアスパラベーコン

音楽性とか詳しいことは分からないけど、平成初期〜中期を彷彿とさせる懐かしさ。

頭を抱える低予算衣装の横で、本格的に火が噴いている。お金のかけ方どないやねん。


……これだよ、これ。私が待っていたセブンメンは!!!!!!


YouTubeの挨拶を作る回から何の脈絡もなく生まれたアスパラベーコンネタ。ファンにまとめ動画を作られるくらいにはしばらく挨拶として使われ続け、調理実習回でついに巨大アスパラベーコンを作った。

正真正銘、彼らが自分たちで作ったノリを(そのくせ本人たちが勝手に飽きた)、自分たちの力で曲として披露するまでになったのか。周りの協力も受けながらとはいえ、周りを巻き込む力を持ったこともまた実力の証。

すごいなあ。

っていうか、みんな声出るようになったね。

私が侍を知り始めた頃の彼らは、正直言って歌唱に演技にその他色々、デビュー後も活躍していくには実力が全然足りていなかったと思う。

でも今では個人仕事もグループ仕事も少しずつ増えて、着実にスキルアップしている。その様子はYouTubeを見るだけでも分かる。ブログや最新の舞台を追いかけている人は尚のこと感じているだろう。

私はSNSをしていないから知らなかっただけで、Tik Tokではまあまあ様子のおかしなことをしているらしい。IslandTVの悪ノリも残っているのか。

ちょっと、いや、かなり安心した。

***

人は変わる。でも、変わらないままでも同時に複数の顔を持つことはある。

最初からそうだったじゃないか。侍はずっと、バンドとアイドルの二刀流を宣言し続けてきたじゃないか。

アイドルしたくて事務所に残っているんだから、かっこいいとかかわいいとか言われたいのは当たり前だ。

でもやりたいことはそれだけじゃないから、バンドしたりふざけたりスケボーしたりする。

彼らはデビューを待つ時間が人より遅いから、その分だけ試行錯誤が続いている。その中で変わるものもきっとある。

けど、私ごときが「変わっちまったなァ!!!」と言えるほどの変わり方はしていないのだ。きっと。

だから今になってアスパラベーコンを世に放ったりなどするのだ。

自分たちで作ったYouTube挨拶を自分たちで早々に飽きてしまい、そのくせ忘れられてるんじゃないかと言って一曲作る。めちゃくちゃだ。最高だ。

今の私には彼らの全てを肯定するだけの熱量がない。そんな私に繰り返し動画を見させてしまうのだから、侍はやっぱり恐ろしい。

嶺亜さんが言っていた“ファンってほどじゃないけど、僕たちの名前を知ってて応援してくれる人”に、私はまんまとなっている。

ついでに、琳寧をイメージして作ってもらったイヤリングは今も大事につけている。

私がパーツを欲張ったせいで重さが出てしまい、外れやすいのが玉に瑕だ。自転車移動の場合は外して出先でつけている。ちょっと堅めの客先打ち合わせでもお構いなしだ。(そこは構え)

菅田琳寧をイメージした手作りのイヤリング。猫、苺、ギター、サックスがあしらわれている。
琳寧の好きな猫と苺、担当楽器のギターとサックスを盛り込んだイヤリング。幼馴染作。

琳寧担に恨まれたら隠そうと思うが、痺愛の知り合いいないし、普通に可愛いしいいよね?と開き直っている自分がいる。

今の推し活はとにかくお金と時間がかかるから、「担降り」とか「戻って来る」とか大きな言葉が必要なのかもしれない。でも、そんな大層な決心しなくてもふらっと楽しませてくれる侍が、私はやっぱり好き!


おまけ

実はHiHi Jetsのことも、バラエティを緩く見ていました。あの若さから振り下ろされる玄人感が好きで。

なので普段パフォーマンスは見ないんですけど、アスパラベーコンを聞いた痺愛がおもわず反復横跳びする曲があると聞いて見に行きました。

皆かっこいいのは大前提として、メインボーカル張ってるはしもっちゃん(橋本涼)の歌声が良過ぎて倒れた。3:45〜ギア上げた高音どうなってんの?最高音、高いドですよね?

あと、優ぴ(髙橋優斗)はただただお元気で。

セ・リーグ不勉強ですが、御社から来てくださった国様(国吉佑樹投手)とソト先生(ネフタリ・ソト選手)にはマリーンズが大変お世話になっております。

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