待望の季節がやってきたpart.2(伊那市)
山菜、新芽、菜花が一斉に姿を現し、食材も豊かになる春。このときを逃すまいと、日々、胃も忙しく働いてくれている。フキノトウ、コゴミ、ワラビ、セリ、ウドなどなど、春になってからさまざまな食材をいただいてきたけど、いまのところ一番のヒットはセリだ。見た目は地味なくせに、口に入れた瞬間、その上品な香りで存在感を主張するのがズルい。あの香りをうまく言語化できる語彙力を鍛えたい。
話は変わって、近所の田んぼにもついに水が入った。
もちろん湖や川も近くにはあるけれど、これだけ視界に水が入ってくるのはこのシーズンだけだろう。鏡のような水面に雲や新緑、アルプスの山が映るさまは、とてもファンタジック。地元の人にとっては当たり前すぎる風景なんだろうけど、こんな贅沢な風景を日常のなかで見られるなんて、この風景のなかで日常を送ることができるなんて、贅沢の極みだと思う。少なくとも私にとっては。
夜になって、田んぼの水面に家や街の明かりが映り込むさまを見るのも好きだ。
撮影技術が乏しく、水田のこの美しさをうまく表現できないのがもどかしい。まあでも、自分の記憶にはしっかり収めているからヨシとしよう。
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