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Twitter転職のリアルを聞いたのでまとめてみた

「Twitter転職noteのリアルから学ぶ SNSアウトプットについて」とは

最初にこのイベントの紹介を少々。このイベントは #アウトプットLAB池松潤さん主催のイベントです。
前半はSNSそもそも論からはじまるSNS全般やアウトプットについてのお話。後半はアウトプットを続けてTwitter転職に成功したsagakoさんとリモートでつないでの質問タイム。1時間ちょっとの内容ですが、SNSを使ったアウトプットの勘どころを『ぎゅぎゅぎゅーっ!!!』と濃縮したものなので、意外と長くなってしまいました。ご注意ください。

SNSそもそも論&アウトプットするために必要なこと

前半部分の池松さんのワークショップです。このタイトルはお話の内容から私が勝手につけました。45分ほどでしたが濃い内容だったので、あとから私が考えたことや感想なども交えながらまとめていきます。

SNSやってますか?

「みなさん、SNSやってますか?みてるだけ?発信してます?」
そんな話から始まったこのイベント。ひとくちにSNSと言っても色々ありますよね。私はというと、見るだけのも入れるとけっこういろいろ手を出してます。
「LINE、Facebook、note、Twitter、Instagram、Pinterest ・・・ここにあげた5つだけでも中身はかなり性格の違うものです」と池松さん。
いや、言われてみればそうなんですが、SNSってひとくくりにして考えていたなぁと、まずのっけから私はドキッとしたのを覚えてます。ちゃんと考えたことなかった・・・。

どういうことかと言いますと、
LINE > Facebook > note > Twitter > Instagram > Pinterest 
の順番で右に行くほどユーザー同士のネットワーキング要素が強く、左に行くほどコンテンンツの要素が強い、ということです。

さらに言いかえると、
・左にいくほど「人」につながる:SNS
・右にいくほど「コンテンツ」につながる:CNS
ということです。
※SNS=ソーシャルネットワーキングサービス
※CNS=コンテンツネットワーキングサービス

これ、言われてみれば当たり前なんですが使っているときは意識してなかった!でも確かにそういう使い方してました。私はLINEではタイムライン使って写真とかはアップしないし、Pinterest はフォロー機能も使うけど、どっちかいうとひたすらいいなと思ったコンテンツをクリップしていく感覚が強い。右に行くほど人とのつながり自体に価値を感じることは少ないように思います。ただ、個人的にはnoteよりTwitterのほうが左側な感覚です。(あまりnote使ってなかったので)ユーザーによって並び順は若干変わるかなという印象です。

フォロー数 <<< フォロワー数ってほんとうにいいことですか??

SNSと呼ばれるサービスの中身(性格?)を少し考えたあと、あたらめて考えるのは、フォロー数とフォロワー数の関係性です。
実は、私はここが一番刺さったんです。余談ですが、こういう自分の価値観をひっくり返してくれるような新たな情報とか問題提起に触れるのが、私は嬉しくてたまりません。新しいことを知る、見る、そういったことが三度の飯より好き!・・・は言いすぎですが自分の世界が広がっていく感覚って、何物にも変えがたい価値があると思っています。好奇心でうずうずしていたいし、いろんなことに感動して生きていたい人です。
・・・と、急に自分を語ってしまいましたが話をもどしますと、
『フォロー数 <<< フォロワー数』
がよしとされる風潮について、「ほんとうにそうですか??」と池松さんは言います。たしかにフォロワーが多いこと自体は、錯覚資産として『使える』ものですし一定の影響力を得ることができます。なので上記の構図が悪いというわけではないんです。単にそれだけが正解ではないって意味です。
具体的には、あなたがアウトプットをする目的と何千何万ものフォロワー獲得によって得られるメリットは、ほんとうに一致するのでしょうか?ということです。

マスメディア的 → SNS的な超個人の時代の感覚へアップデート

『フォロー数 <<< フォロワー数』がカッコいいよね、という感覚はマスメディア的です。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌など、、、ネット以前のマスコミュニケーションの媒体であるマスメディアとまったく同じ構図です。発信者や媒体に対して、情報の受け手が多いほどよい。視聴率や発行部数を競う感覚です。
ネットってマスメディアへのカウンターカルチャー的な要素が少なからずあると思ってましたが、フタをあければ超マスメディア的な価値観に支配されている、というこの構図は逆説的でおもしろいなぁと思いました。個人的にはあらたな発見でした。
SNSって1対多のマスメディアとは違った、双方向の関係性ありきのものだったはずです。ピラミッド型の情報伝達ではなく、同心円状の情報のやりとりがSNSのいいところです。発信者と受け手はフラットな関係性で直接つながれる。こういう超個人の時代にはマスメディア的な考え方だけでなく、もう少し違う感覚も必要、とのことでした。これが次の『1対1をn 回くりかえす』の話です。

『1対1をn 回くりかえす』

「ソーシャルネットワーキングの本質は1対1をn 回くりかえすことだ」という池松さん。数だけでは、フォロワーとの濃密な関係性は測れない。1対1をn 回くりかえすというのは、単にフォロー数とフォロワー数が同じくらいでもいいんじゃない?っていう数字の話ではなく、フォロワー数を増やすことだけ考えるのではなく、つながりを考えるということです。
たしかに多くの人は、なにかのジャンルや特定のスタイルで発信をして、アウトプットを通して出会ってつながって、最終的にはファンになってもらうことが目的でしょう。
そういえばTwitterでよく見る『フォロワー数を増やす方法』とかで発信している方は、フォロワーを増やした先に『なにをしたいのか』がないケースが多いよなぁ、と。(まぁ平たく言ってお金儲けなんでしょうけど・・)私はたしかにそこにモヤモヤしていて、フォロワー数を増やしたからって、特別宣伝したいものや伝えたいことがない人がどうするんだろうと思ってました。なので、この『1対1をn 回くりかえす』というキーワードについてはいろいろ考えさせられました。
数多くいるフォロワーをどうやって自分の目的(さっきの例だとお金儲け?)につなげるかって、結局自分とフォロワーとの関係性と自分の持ってる商品の価値にかかってるんだよね、という自明のことを今さらながら考えたわけです。

アウトプットの目的は??

ここまで話を聞いてきて、あらためて私のアウトプットの目的を考えてみることにします。池松さんの話の中では、『アウトプットで他者に貢献する』という話も出ていて、その観点はたしかに大切だ!と思ったので私もこうしてnoteに書いています。これはプログラミングを学んでいる中で、偉大なる先人たちのアウトプットにより幾度となく助けられたので、かなり身をもって実感しています。
そして目的を見つめ直し、以下のように考えを整理してみました。
・私は自分を売り込みたいのであって、なにか商品やサービスを売り込みたいわけではない。
・私のなにを売り込みたいかというと、エンジニアとしての私(=スキルとか)や普段の考え方とか人間性を知って欲しい。(※ただしエンジニアとしてのスキルはまだへなちょこです)
・どんな人に届けたいかというと、Web系の界隈の人とかプログラミングやってる人たちなどの特定の人たちに刺さって欲しい。
・そして仕事につなげたい(転職希望)
というわけなので、やっぱりフォロー数 <<< フォロワー数じゃなくてOKという結論です。つながりたい人、届けたい人とつながることが大切。

余談ですが上述のTwitterのケースとかだと、往々にしてフォロワーに宣伝する商品が『フォロワーを増やす方法noteに書きました!〇〇円!!』みたいなことがありますね。ただただ、『フォロワー数を増やす』という手段と目的がごった煮になった人たちの中で、情報とお金ががぐるぐる循環しているんだなぁと、生暖かい気持ちになりました。(ほんとうにお金稼げるならいいと思いますけど、アルファツイッタラー的な方々は実際どうなんでしょう)

自分の#を見つける

続いて、自分とは?をあらわす『#=ハッシュタグを見つけよう』というお話。『得意で好きなこと』をやっていますか??という自分自身への問いです。アウトプットありきになると、得意だけど嫌いなことや好きだけど苦手なことに手を出したりしがちです。簡単そうなことですが、意外と忘れてしまうとのこと。
たしかに発信することやそれを継続すること、より多くの人に見てもらうことはとても大切。だけどそれに囚われてしまったり、数字ばかりを追っているとだんだんとズレていってしまいそうです。

私は文章を書くのはわりと得意で好きです。そしてプログラミングも好きです。だから自分でもアウトプットしたいと考えているんだと思います。一方で、今はなによりもコードを書くことに必死です。考えをまとめて文章を書くのもけっこうな労力が必要なので、つい後回し。コードは書いて動かして、わーいって思って満足しちゃうんですよね・・・。
この辺はあとでも出てきますが、とにかく私はTwitterで短くアウトプットして思考のテキスト化と要約力を鍛えるのが先決かなと思いました。(友達はQiitaとかサクッと上げてたりするんですが、私にはまだハードル高いなぁ)

自分を再発見する「4つの問い」

自分の得意や好きがわからないという人には、自分を再発見する「4つの問い」も紹介されていました。
Q.友達から「すごいね」と言われたことは何?
Q,どんな瞬間に幸せを感じるか?
Q.感動した時に思わずやってしまうことは?
Q.どんな未来を実現しようとしているか?
この辺りをもっと深掘りたい方は、個人的にはストレングスファインダーメモの魔力もオススメです。自分の得意なことって『意識しなくても人よりうまくやれること』なので、意外と自分では気づかないんです。あとは人との違いや関係性から浮き彫りになってくることも多いので、周りの人を巻き込んで考えをアウトプットしまくる壁打ちもいいと思います。G's ACADEMYでは、卒業制作の企画相談の時とかに徹底的に向き合ってくれるので、私はそれでかなり深掘れましたね!同期とも企画相談を重ねていく中で、一人一人考え方が違って、一人一人強みも違う、という当たり前のことにあらためて気づかされました。

よいアウトプットをするために必要なのは??

まずは要約力が必要!濃縮された情報は価値があるけど、薄められた情報は価値がない。これは読み手としても納得です。がしかし、分かってはいてもやるのは難しい。要約力は訓練するしかないので、Twitterで140字にまとめる練習をどんどんするといいそうです。できるだけ文章を短く!!!
私はTwitterはじめて数ヶ月で、変化といえば普段から意識的にネタを探すようになったことです。好き勝手つぶやいてますが、考えをテキストに変換する訓練にはなっていると思います。でもまだ、しっくりくる文章にまとまらないことが多いです。このおもしろさ伝えたい・・・!とか、めちゃくちゃ感動したっ!とか、日々いろいろ思うのにうまく表現できない。そこにもどかしさを感じつつ、リツートといいねだけで終わる日もあります。あとなかなか文章が短くならない・・・。まだまだ訓練が必要です。
ほかにも具体的なテクニックとして、『1ページに1メッセージ』『タイトルはワンフレーズで』なども教えていただきました。
後半のsagakoさんのパートでも、この辺りの質問が出ていたのでそちらでも書きたいと思います。

アウトプットを継続するために

始めたはいいが継続できない、というのは多くの人が悩むことだと思います。今回はnoteを例にして、アウトプットを継続するコツを紹介していただきました。「書く・読む」だけでは続けるのは非常に難しいそうです。下書きの段階で構わないので、共有機能を使ってとにかく人に見せるのが続けるコツとのことです。
たしかにせっかく書いても、反響なかったらモチベーション維持はむずかしい。そこで「仲間の存在が大切」と池松さん。お互いに書いたものを回し読みする仲間を5人見つけるといいそうです。5人分の意見をもらうだけで、1人の優秀な編集者以上!とのことでした。
私もプログラミングを学んでいる中で、同じようにがんばっている同期の仲間の存在の大きさを実感しました。こういった仲間づくりのためにもアウトプットLABを準備されているそうです。

それから、本筋とはズレますが『なぜnoteなのか?』というお話も興味深かったです。noteはTwitterほど殺伐としていなくて、ほんわかしたコミュニティになっているそうです。私は読むだけですが、たしかに外から見ていてもそういう雰囲気を感じます。どちらかというと性善説寄りの価値観で回っている感じ。あるサービスの雰囲気とか空気感をかもしだす要素ってなんなんだろうなぁと思ったわけです。『Webサービスの人格』とも言える空気感って運営サイドだけでなくユーザーも一緒に作るはずなんですが、そういうのってある程度コントロールできるのかな・・・。
noteの例でいうと、ランキング形式にしてないとか、アフィリエイトしてないとか、いくつか要素をあげてお話いただきましたが、この辺の話はもっといろいろ聞きたかったなぁと思います。

なぜTwitter転職したの?sagakoさんとの一問一答

さて、ここまでが前半で後半はsagakoさんとリモートでつないでの一問一答です。長くなってきたので後半は別で公開したいと思います。内容はだいたい下記の通りです。

・sagakoさんの紹介
・なぜTwitter転職したの?なぜそれをアウトプットしたの?
・アウトプットしたいけど、どういうことをかけばいいのか分かりません
・かっこいい!とか好き!など自分の想いをどう伝えるか
・使うSNSによって内容がバラバラだけど統一するためどうしたらいい?
・言語化するのが苦手な人はどうすればいい?
・目的をもって発信しているが、より伸ばすにはなにをしたらいい??
・起業のためのアウトプットに必要なことは??

ここまで読んでくださってありがとうございます。単にイベントレポートとしてまとめるだけでなく、自分の思考メモとして残しておきたかったので少し長くなってしまいました。お付き合いいただき恐縮です。
でも、書くのってやっぱりいいですね。これからも、ときどきnoteに書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします。(とりあえず後半はすぐ書きます)

見てくださってありがとうございます。サポートは本を読むときのお供のコーヒー代にあてさせていただきます。