BTS「V」(キム・テヒョン)のソロ曲MVを、夢で見た。
ボーカリストとしてのVが好きです。落ち着いた低音の魅力はもちろん、3オクターブの声域を持つ喉から発せられるハイトーンボイスも、吐息のような妖艶ウィスパーボイスも、私たちを惹きつけてやみません。
そんなVのソロ曲MVを白昼夢で観ました。
1番Aメロ 牧場で動物たちと幸せに暮らすテヒョン
広大な農地。羊の群れが草を食んでいます。
それを見つめる農夫テヒョン。(画像元:「ON」ミュージックビデオ)
牧場ではたくさんの犬や…
猫もいます。
一瞬だけ挿入されるイメージ。雲の切れ間から下界をのぞき込む天使のようなテヒョンが見えます。「ああ、ここが地球か。動物たちがいっぱいで面白そうだな。決めた、ここに住もう。」
動物愛好家として知られるテヒョン。ここでは、農夫としてたくさんの動物たちと幸せに暮らしています。
1番Bメロ 少女との出会い
農夫テヒョンはある日、ひとりの少女を助けます。(画像元:「ON」MV)
すっかりテヒョンに懐いた少女は言います。「私、お兄ちゃんのお嫁さんになる!」
「いいよ。大きくなったら結婚しようね」「本当? 約束よ!」
差し出される小さな小指。
土で黒ずんだ手でテヒョンは少女の手を握り、家まで送ります。テヒョンは子どもにも優しいのでした。
1番サビ BTSとしてのテヒョン
画面はいきなり切り替わり、コンサートで歌うテヒョン。
熱狂するファン。
ジャケット撮影や
MV撮影や
VLIVEの様子も映し出されます。
間奏
ここで私はハッと気がつきます。「今回の新曲のコンセプトは「動物を可愛がるテヒョン」だと思っていたけれど、もしかしてこれは、「BTSに入らなかったら送っていたという、テヒョンのもうひとつの人生なのかもしれない」、と。
「ボーっとするのが好き」と公言しているテヒョン。一方で、睡眠時間もなかなかとれないほど多忙な、アイドルとしての仕事。果たして、いまのテヒョンは幸せなのでしょうか…? そんな不安が心をよぎります。
2番Aメロ 成長した少女
場面は戻って、農場で腰を下ろしているテヒョン。年月を経て、歳を重ねた風貌になっています。
そこに、白いドレスを着た女性がやってきます。足元だけしか映っていませんが、少女の成長した姿だということが想像できます。
ハッとした表情で女性を見上げるテヒョン。遠い日の約束を思い出します。BTSに入らなかったら、こんな風に結婚して、穏やかな暮らしを送っていたのかな。
2番Bメロ 天使のささやき
天使がテヒョンの耳元に囁きます。声は聴こえませんが、その口元ははっきりと「BTS」と言っています。
分岐する人生。
平行世界。
2番サビ 何度生まれ変わっても
コンサート風景と
農場の風景が交互に映し出されます。どちらの人生のテヒョンも、心から幸せそうです。どちらかがどちらかを羨むということはありません。
「どちらの人生が幸せだったのか…」さきほど頭をよぎった私の不安は、ファンに向けたこの笑顔を見て、杞憂だったと分かります。
『僕は防弾少年団になれて、みんなのことを笑顔にできて幸せです』『僕は何度生まれ変わっても同じ道を進みます』
テヒョン。BTSに来てくれて、本当にありがとう。
以上、私が夢で見たキム・テヒョンの新曲MVでした。
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