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コンテンツ月報:2024.4

4月は映画館での鑑賞が0本でした。1月11本、2月3本、3月10本、4月0本。我ながら極端です。
映画館に行かない1ヶ月は数年ぶりです。週末に帰省や仕事が重なった為ですが、とはいえ久々に朝ドラにハマったことと、記憶に残るドキュメンタリー作品にも触れることができたので、コンテンツ充できていた感はあります。


1.虎に翼

NHK朝ドラにハマったのは「まんぷく」以来です!ハマれて嬉しいし毎日が楽しい!!
リアタイ視聴できる生活リズムではないと、朝ドラは“ハマる”にはなかなかハードルが高い私。「虎に翼」にハマったきっかけは、主題歌を担当されている米津玄師さんのインタビューを読んだことでした。
すごく誠実に曲作りをされているな、と(わかっていたけど、改めて)興味を抱いたことが契機になりました。
直後に1〜2週目の一挙再放送があったのも幸運で、無事に追いつくことができました!

この曲を作るにあたっては“キレ”が必要だと思っていたんです。キレというのは「ブチギレる」とか「怒る」という、強いエネルギーを表す意味でのキレ。
(中略)
神聖視するのも卑下するのも根っこは一緒な気がする。なので、少なくとも自分にとって客観的になるのはおよそ不可能で。あくまで私事として、主観的に曲を作らざるを得ないと思ったんですよね。違う属性のものと自分を同一視するのも、それはそれで暴力的だとは思うんですけど、どちらかを選ぶと言われたら主観的なほうを選ぶしかない。そこは腹をくくってやるしかないなと思ってこういう曲になりました。

“キレ”のエネルギー宿した「虎に翼」主題歌 100年先への希望と祈りを歌に込めて

毎晩、会社帰りの電車の中でNHKプラスで観るのが日課になりました。めっちゃ楽しい!
15分という長さがちょうど良くて、どんなに疲れていても15分であれば…と、躊躇いなく再生できるものですね。

オープニングの映像、めちゃくちゃ好きです。楽曲も好きだし、映像や演出が本当に好き。何度観ても飽きません。

一方で、観るたびに(ああ、これから戦争に突入するんだ…)と恐ろしい気持ちにもなります。朝ドラに心を持っていかれすぎると、苦しい展開になるのが怖くなりますね。第1話から、主人公の寅子をはじめ、登場人物のほぼ全員を好きになっちゃってるから余計に怖いです。どんな“地獄”が待っているのか…

朝ドラと大河ドラマにハマると、親との会話が弾む!「虎に翼」や「光る君へ」の展開について語り合える家族がいるって幸せなことだなあと思います。

連続テレビ小説「虎に翼」。主演は伊藤沙莉。日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ、一人の女性の実話に基づくオリジナルストーリー。困難な時代に立ち向かい、道なき道を切り開いてきた法曹たちの情熱あふれる姿を描く。

https://www.nhk-ondemand.jp/program/P202400391700000/


2.寄生獣ーザ・グレイー

Netflixオリジナルドラマ。
面白くて一気見しました!さすがヨン・サンホ監督。
スピード感があってよかったです。寄生獣の演出やバトルシーン、見応えがありました。やっぱり韓国のコンテンツは安心できるなあ…
チーム長が好きです。登場シーンの迫力に、最初はサイコパスキャラか?と思いましたが、過去を知ると…感情移入してしまって。

そしてラストシーン!菅田将暉さん演じる泉新一が登場!本当に、次シーズンを心待ちにしています。
(このラストシーン、視聴前にXで知ってしまったのが悔しかった…話題作はリリース直後に観るべきだと思いました)

人間を宿主として寄生し、全身を支配しようとする正体不明の寄生生物が人間社会に混乱をもたらし始めたこの邪悪な存在の台頭を阻止すべく立ち上がる人間と寄生生物の戦いを描く SF スリラー。

film mark


3.ダムゼル/運命を拓きし者

展開が意外で、かなり面白かったです!
賢く、強く、家族思いなヒロインは良いですね。洞窟でメッセージを見つけるシーンは胸熱。
登場人物たち(特に女性)の行動が、どこか御伽話っぽくないというか、リアルな感じで。ドラゴンも出てくるし、舞台は御伽話的なファンタジーなのに、そこのギャップが面白かったです。

ドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のミリー・ボビー・ブラウンが主演を務めたファンタジー映画。

貧しい北国の王女エロディのもとに、緑に恵まれた豊かなアウレア国の王子から結婚の申し込みが届く。アウレア国はエロディを迎え入れる代わりに彼女の国を援助してくれるという。しかしその結婚は、かつてアウレア国の王族と契約を交わしたドラゴンへの生贄としてエロディを利用するためのものだった。恐ろしいドラゴンの棲む洞窟に投げ込まれたエロディは、どうにか生き延びて脱出するべく奮闘するが……。

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4.バービー

映画館で観ると、かなりハマっただろうなと思います。Amazon primeでの鑑賞ですら、それなりに入り込めました。
ネタバレをまったく踏まずに視聴できたことも、そういう展開…!と意外さを感じることができて良かったです。「魔法にかけられて」的な展開なのかなと思っていたのですが、なるほどケンがそういう立ち回りなのね…と。
劇場公開当時、「バービー」がSNSで炎上した件に引っ掛かりを覚えていたので、作品を純粋に楽しめないだろうなと鑑賞しませんでした。先月「オッペンハイマー」を鑑賞したこともあり、引っ掛かりを解消できたかなと。配信があって良かったです。

世界中で愛され続けるアメリカのファッションドール「バービー」を、マーゴット・ロビー&ライアン・ゴズリングの共演で実写映画化。さまざまなバービーたちが暮らす完璧な世界「バービーランド」から人間の世界にやってきたひとりのバービーが、世界の真実に直面しながらも大切なことは何かを見つけていく姿を描く。

ピンクに彩られた夢のような世界「バービーランド」。そこに暮らす住民は、皆が「バービー」であり、皆が「ケン」と呼ばれている。そんなバービーランドで、オシャレ好きなバービーは、ピュアなボーイフレンドのケンとともに、完璧でハッピーな毎日を過ごしていた。ところがある日、彼女の身体に異変が起こる。困った彼女は世界の秘密を知る変わり者のバービーに導かれ、ケンとともに人間の世界へと旅に出る。しかしロサンゼルスにたどり着いたバービーとケンは人間たちから好奇の目を向けられ、思わぬトラブルに見舞われてしまう。

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5.徳永英明コンサートツアー2024「ALL  BEST3」

2回目の、徳永英明さんのコンサート参戦をしてきました。母のお供として。

前回と同じ感想を抱いたのですが、とにかく、歌が!!!うまい!!!!!
徳永さんの歌を聴くと、人間の声も楽器のひとつだなあとしみじみ感じます。「ボーカリスト」というアルバムタイトルを見るたびに大きく頷いてしまうのです。職業:ボーカリスト。

ファンの方々の年齢層が本当に幅広くて、私の母もそうですが、徳永さんのコンサートに行く日が「ハレの日」な方も多いんだろうな…と思うと、存在の偉大さに手を合わせたくなります。
全国でコンサートツアーを開催し続けてくださることのありがたさよ…


6.EIGHT-JAM[宇多田ヒカル特集]

EIGHT-JAMはもともと大好きなのですが、宇多田ヒカル特集ということで!45分のロングインタビュー、永久保存版にしてほしいです。ひとつひとつの回答の奥行きが深くて、クリアで。音楽家というか、宇多田ヒカルという哲学者が、アウトプットの手段として音楽を選んだのかな…と感じました。
[完結編]のインタビューが本当に興味深くて、特に[歌を届ける対象の変化は?]というもの。

・誰かとの関係を通して自分を知る
・自分が対象。独り言のような歌詞
・“自分”を突き詰めると、人間みな同じ
  自分にとって“本当のこと”を表現すれば、(他者にとっても)本当のことになる
・究極の個、自分を突き詰めると、他者(人間)への理解につながる

EIGHT-JAM

すごく納得したというか、興味深いディスカッションでした。

最近、自分が仕事で取り組んでいるテーマに関して、(どこまで突き詰めれば、これは正しい解答だと自信が持てるんだろう?)というささやかな疑問、不安を抱いていたのですが、この宇多田ヒカルさんの言葉を聞いて、ちょっと安心できた感じがします。
“誰も正解を持ちえない問題”については、正誤をおそれず、どんどん自分の考えをアウトプットしてしまおう。そこから、受け止めた誰かの心の中で化学反応が生まれ、何かが始まるのかも?と思えました。

「SCIENCE FICTION」、ずっと聴いてます。


7.光る君へ

清少納言にめちゃくちゃ共感しています。有能な上司に仕える楽しさ。自分の能力を120%解放できる喜び!
そして「香炉峰の雪は」を実写で観られる日が来るとは…!興奮しました。
ファーストサマーウイカさんの清少納言、最高です!!

しかし第16回の、中関白家の短い栄華を切り取ったような、夢のような雪景色の場面。思い出すたび、「たった一瞬の、このきらめきを」(感電/米津玄師)のフレーズが浮かんできて、切なくなります。


8.未解決事件 File.10 下山事件

不勉強で「下山事件」を大して知らなかったのですが、友人があまりにも推してくれるので鑑賞しました。
ドラマパート、NHKに愛されし俳優、玉置玲央さんの煌めきよ…そして森山未來さん、熱演でしたね。「迷わず書け」の言葉、重かったです。
ドキュメンタリー部分も観ましたが、最後のナレーションが重いです。
日本に生まれ育った私は、無意識に“この国の民主主義は完成されたものだ”と感じていたのですが、もしかしたらなりたちからして、最初から、見えている世界がまるで違うのか?と足元が覚束なくなる怖さをおぼえました。

“究極の迷宮”下山事件の謎に挑む検事の闘いを描く実録ドラマ。占領期の1949年、国鉄の下山総裁が突然の失踪後、れき死体で発見された。自殺か?他殺か?検視解剖で、血が抜き取られていたことが発覚。検事の布施健(森山未來)は、記者の矢田喜美雄(佐藤隆太)と共に犯人を追跡。ソ連のスパイを名乗り、暗殺への関与を告白する“謎の男”(玉置玲央)にたどり着く。怪事件の背後でうごめく大国の謀略。執念の捜査の結末は?

NHKスペシャル


9.Last Days 坂本龍一 最期の日々

坂本龍一さんの最期を映しとったNHKスペシャル。観るかどうか迷いましたが、観ずに後悔するよりはと、リアタイしました。
結果、はたして観るべきだったのか、数日悩みました。
亡くなる数時間前の映像まで。シーツの上を滑る、ピアノを弾くような指の動きが、いまだに忘れられません。

よくぞここまで撮影を許したものだと驚きました。
それは教授が、ご自身のことを公のものだとお感じになってのことだったのか。後世に残すべきだと感じられてのことだったのか。
わからないですけど、そうであってほしいと思わずにいられない映像でした。

YMOのメンバーとしてテクノ・ミュージックで世界に衝撃を与え、その後も独創的な音楽で多くの人の心をとらえた坂本龍一さん。最晩年の日記には「死刑宣告だ」「安楽死を選ぶか」という闘病生活の苦悩や、「音楽だけが正気を保つ唯一の方法かもしれない」「残す音楽、残さない音楽」といった音楽を深く思考する言葉など、本音が刻まれていた。知られざるYMOのメンバーとの交流、最後になってしまった未発表の曲も心を打つ。

NHKスペシャル



*「ラストマイル」8月23日公開!

監督:塚原あゆ子さん、プロデューサー:新井順子さん、脚本:野木亜紀子さん。という、信頼と安心のタッグで、満島ひかりさん・岡田将生さんのW主演。
もうこの布陣だけでも、絶対2回は観ます!というワクワク感があるのに、

「アンナチュラル」からキャスト9名!
「MIU404」からキャスト7名!
主題歌:米津玄師さん!
音楽:得田真裕さん!

夢みたいです…!
早く8月23日になれ…!!!


そしてMIU404メンバー当日がリリースされた日は、Xのトレンドに「虎に翼」と「ラストマイル」と「MIU404」が並んで(先日、最終回を迎えた「宝石の国」も)が並んで、もうなんだか情緒が乱されっぱなしというか、テンションが上がりっぱなしでやばかった4月19日でした。

[STORY]
ある日、届いた荷物は爆弾だった――
日本中を震撼させる4日間。

11月、流通業界最大のイベントのひとつ“ブラックフライデー”の前夜、世界規模のショッピングサイトの関東センターから配送された段ボール箱が爆発する事件が発生。
やがてそれは日本中を恐怖に陥れる謎の連続爆破事件へと発展していく――。
関東の4分の3を担う巨大物流倉庫のセンター長に着任したばかりの舟渡エレナ(満島ひかり)は、 チームマネージャーの梨本孔(岡田将生)と共に、未曾有の事態の収拾にあたる。
誰が、何のために爆弾を仕掛けたのか?
残りの爆弾は幾つで、今どこにあるのか?
決して止めることのできない現代社会の生命線 ―
世界に張り巡らされたこの血管を止めずに、いかにして、連続爆破を止めることができるのか?
すべての謎が解き明かされるとき、この世界の隠された姿が浮かび上がる。

ラストマイル


来月は、映画館でそれなりに鑑賞したいと思います!

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