出張の夜と、グルテンフリーな日々。
フリーランスをしているときから、「note書いたら?」と、言われ、そう言われるたびに、書こう書こうとおもってました。
でも、アカウントもつくって、いざ書こう、とおもうと、何を書こう・・・うーん・・・他の人は何をかいているのだろう?ふむふむ、面白い。よし、書くのはまた今度。と、いったりきたり。
そんなこんなで、アカウントをつくってから数年たってしまった今日、出張中のホテルで、なんとなく書ける!気がしたので、書きます。
「note、やっと、はじめました!」
今回の出張は、ひとり出張。
夜、飛行機で降り立った沖縄は、11月なのに夏の名残を感じさせる風が吹いている。
ひとりで知らない土地にくると、自分の本音とか本心がみえちゃうなぁ、と思いながら、夜ご飯を探してウロウロ。
オリオンビールを中ジョッキで飲みたいけれど、一人で居酒屋に入る勇気もないし、飲んで横の人と仲良くなったりなんて、夢のまた夢。
でも、美味しいものは食べたいし、でも、歩くのがもはや面倒くさい。こうなると食事が難関。しかも今回は、グルテンフリーな日々の最中に決まった出張だったから、なおのこと。
マフィンやスコーン、マドレーヌにパウンドケーキ。小麦粉たっぷりの焼き菓子が何より大好き。休日の楽しみのひとつは、パン屋巡り。朝ごはんは絶対パンだし、ビールも大好き。小麦万歳!
そんな、グルテンな日々が一転したのは、つい先日のこと。
その日は土曜日。秋晴れで爽やかで、大変楽しい、充実した休日を過ごし、幸せな気分のまま夜は大好きなイタリアンのお店へ。まずは、ビールで乾杯。前菜を頼んだあとは、立て続けにピザとパスタを注文。まさに、グルテン万歳な夕食を幸せな気持ちで完食・・・と、そこまでは良かったのだけれど・・・。
お腹の調子がおかしい。。。。
一緒に食べた人たちの中で、私だけ。
元来、胃腸は弱め。だけど、少々古くなったものを食べても、お腹を壊さない。お腹を壊すとは私にとって、何年かに一回くる災害みたいな大惨事だったりする。
その日、元気いっぱい、お腹は壊れました。
それを境に、小麦の摂取が増えると、お腹がグルグル。
あれ、これってもしかして、小麦粉がよくない?
調べてみたら、いったん小麦粉=グルテンの摂取をやめてみるべし、とのこと。
まずはゆるーく朝ごはんをご飯にすることから、っと軽い気持ちでスタートしたけれど、気にしてみると世の中にグルテンが溢れていること!
うどん、中華麺、パスタ、揚げ物、ケーキにサンドイッチ。
美味しそうなものは、どれもこれも食べられない。厳密にいえば、調味料とかだって小麦がはいっているものはたくさんあるはず。
朝やめたくらいじゃ、何もかわらないかも。小麦を食べるのをやめてみないと、本当にアレルギーかわからないよね?
そう思ったのが、出張の2日前。
自分でつくったルールにはまって、沖縄の夜の街をウロウロしているのが今。
あぁ、フーチャンプルーもソーミーチャンプルーもダメか・・・。沖縄そばも!もう、今日は食べる諦めて寝ちゃおうかと、ちょっと落ち込みかけた時に出会ったお店。メニューを確認したら、野菜とご飯が食べられる!
手作り感のある、ペンキの風合いが良い味をだしている、こじんまりしたそのお店は、店内も外見通りの良い味をだしていて。
トロトロに煮込まれた野菜と鶏肉のトマトポトフと玄米ご飯。そして、オーナーの気負わない、ゆったりとした心地良い会話という、素晴らしい時間に出会えました。
こういうときにいつも思うこと。ビクビクしてもいいから、もっと冒険しなくちゃなー。そして、ノーグルテンを守ったからこそ出会えたお店。
お腹がポカポカになったら、気持ちも軽くなって。
出張とか、スマホとか、仕事とか、やるべきこととか、全部がちょっと遠くなる。
ビールをグッと我慢して、かわりに飲んだワインで、ちょっとだけぽわーとなった頭と、気持ちを抱えながらホテルへの帰り道。
信号を待ちながら、グルテンに対する拒否反応は、もしかすると最近の自分からのSOSなのかな、となんだかふとおもった、出張の夜。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?