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個人経営サロンが狙われている!

最近人手不足を耳にする機会が多いですね。美容業界も同様に人手不足は昔から続きております。ただ現状はもっと深刻な問題になっており美容室での働き方改革が凄い勢いで進行しております。
現状をいくつか紹介したいと思います。

まずは美容学校。
美容師の方は当たり前のことですが、日本では学校法人の厚労省人かの美容学校に2年(通信は3年)通い卒業免許を取得国家試験をパスする必要があります。
現在この美容学校全国で募集定員を満たしている学校は2割ぐらいです。
また、既存の美容学校以外に高校の科目に美容科を設けて高校生から美容の勉強をして高校卒業と同時に国家試験を受けるスタイルが増え始めています。
また、日本で働くことを視野に入れず韓国の美容学校(約3ヶ月)で韓国の国家試験を取得(日本では働けない)する人も出てきております。もともと美容師人口が現在の店舗数に対して足りていないのに益々減少しています。

卒業後は?
最近では、卒業直近3ヶ月で約3割の人が勤め先を辞めています。
お店が合わず他の店舗で続きている人もいますが、美容師ではなくアイリスト、ネイリスト、エステシャンと違う美容業に転職をされている人が目立ちます。

では、大手美容企業はどうしているのか?
先ずは、新規卒業生の獲得は、新規獲得の専門的人材を雇用して採用チームを立ち上げ全国の美容学校を回り関係性を強化して獲得に全力をを注いでいます。雇用条件も、例えば引越し代や採用特別手当、奨学金を活用している人はその費用負担など。
また、最近では土日を休みを取りたい人が増えているのでその条件など福利厚生の充実をされています。
昔ながらの徒弟制度はなく如何に充実して働いてもらう為に会社の姿勢改善位努めていますね。
特に最近流行りのカラー専門店は、経営陣に美容師は居なく一般企業目線での会社運営をされていて、休眠されていた美容師にとって負担なカットやシャンプー、スタッフ教育はなく好きな時間に最低限稼働時間で働けることで大勢の休眠されていた方々が働いています。このように新規参入されている企業が今までの美容サロン運営の目線ではなく店舗展開を目指すには?の視点での雇用対応をされています。
またFC型のサロンでは、経営における経費構成比の見直し改善やリクルート、集客に本部が賄うことで参加される個人店が増えてきています。

そして何より凄いことは、リクルート専門の代理店が存在しています。
今までは求人しが中心でしたが、引き抜きをしています。
インスタグラムやホットペッパーなどの個人スタイリストの情報が掲載をされていますので、そこからスタイリストの情報を得てSNSで直接DMにてアプローチ。
今では、サロンに直接電話にてスタイリストを電話口に呼び出して交渉をしています。

美容師個人経営の美容室は、ほんと大変です。
この企業目線を持つことすら大変な上に雇用条件を企業に負けないように設定することはほぼ不可能なこと思います。

今後の美容室の形はどう変化されていくのでしょうか?立場によりけり視点が違う事と思いますが、美容師としてはお客様が笑顔のなる事に一番力を注ぐ事には変わりはないと思います。


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