自己満足で何が悪い?

森博嗣の「夢の叶え方を知っていますか?」を読んで、再確認した。というよりも、ちょっと忘れていたかもしれない。あらゆる作品は自己満足から始まるってことを。

で、自己満足とは、他人の目を意識しないことなんだ。自己満足を否定する傾向はあるけれど、それは社会におけるポジションを意識したというか、社会に評価されないものを作っても意味はないという考えなわけで、実際はそうではない。社会から評価されなくても全然結構。それに厳密にいうならば、社会の評価というのはお金になることだ。現時点でお金になっていないものは社会的評価は得ていないのだ。で、発表してお金を得るというのは仕事だ。あなたは仕事のために何かを作っているのか?

それより、自己満足というのは他人に秘密にしても大丈夫なものだ。SNSで公表して「いいね」をたくさんもらって悦に入っている時点で自己満足ではない。

あくまで、自分が作りたいものを追求して、自分のために何かを作る。これが自己満足の世界だ。自己満足こそが、創造の原点なのだ。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?