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男性の繊細さん職場の個室トイレ使いづらい説

恥ずかしいのはなぜ?



まけまな35歳。今でも職場の個室トイレを
使うのには心の抵抗があって、
どうにも使いづらい。



入るまでは良くて、一番困るのは
使用後に個室を出て「男性トイレ」を
出るまでのところで顔見知りに会うこと。



やはり恥ずかしいという感情が一番、
次に気まずいという感情、次にどういう顔で
接するべきか悩むという個室トイレ事情。




これも、小中学生の頃に体験したことが
きっと今も多少は影響しているはず。



共感生羞恥というトラウマ



小中学生の男子といえば、個室を利用している
友人もしくは下に見ている奴が中にいるのを
確認すると、もうお祭り騒ぎになる。



「●●が学校でウ■チしてるー!」




なんて、片思いしているクラスの女の子が
いる前でも平然とバカにされる友人を
見ていて何度も恥ずかしい思いをしてきた。



自分がいわゆる「ターゲット」になって
いないのにも関わらず、こんな風に感じるのは
【共感生羞恥】という現象らしい。



当時はこの言葉も知らないし、自分が
繊細な気質(HSP)であることも知らない。



だから、友人が恥ずかしい思いをしている
光景を鮮明に記憶していて、その時の
共感生羞恥の苦い思い出も体に刻まれている。




大人になって、なるべく職場の個室トイレは
使わないよう意識しているが、やはり
生理現象には逆らえないときがある。



周りはみんな大人。別に個室トイレから
出てきたところを目撃されようと、
バカにされることはまずないはず。




大人の世界なら、バカにしている方が
教養やら人間性を疑われるはずで、
個室トイレを使うことは決して悪くない。



人生35年目で編み出した技




…と、頭では理解しつつも、やはり
堂々とは行動に移しにくい部分がある。



それは、繊細が故に、個室トイレを出て
知った人に会ってしまうと、




(うわっ、今なんて思われてんだろう)



とどうしても相手の表情を読みにいってしまう。
そんな繊細さんが悩まなくてもいいようにと
このような技を編み出した。




水を流した後、水の流れが無音になるまで待つ。
すると、静かになったトイレ空間の外へ
耳の神経を集中させる。



人が近づいてこないか、
個室の外に既に人がいる場合は、
その人の行動を「耳」で追う。




よし、誰も来ないな…と判断したら
さっと手洗い場へと向かう。いかにも、
先ほど小さい用を足しましたという体で。



これは、職場や仕事中の出先あたりで
実際、何度も役に立ち、心が荒波になるのを
守ってくれた方法のひとつ。




まるで、スパイや忍者のような隠密気分を
味わえるため、そういう系が嫌いではない
男性にもオススメしたいところ。



ちなみに、プライベートで個室トイレ利用は
全く気にならず、用が済んで水を流したら
すぐ個室を後にしている。



相変わらず、自分は変わっているなと
これらを書きながら改めて自覚した。

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