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(読んだもの) LIFE SHIFT / Lynda Gratton, Andrew Scott

WORK SHIFTの続編的位置付けのLIFE SHIFT。

副題でもある通り「100年時代の人生戦略」という事で、長寿化により長くなる人生をどう生きていくか、という話。

WORK SHIFTと近い部分もあるが、仕事以外の面でどう生きていくかを考えさせられる内容となっている。

100年生きる人が増えてくる(自分もその可能性が有ると考える方が適当)中で、もともと人生は3ステージ(働くまで、働く期間、引退後)というシンプルなものだったが、マルチステージ化していく、と。全く違和感がない。もともとの3ステージという考え方が、長寿化により引退後が長くなり、主には金銭的に成り立たなくなっている、というところがポイントかと。

しかし当たり前のように金銭面、即ち有形資産が有ればいいのかというとそういう訳でも無く、無形資産の重要性も説いている。生産性資産、活力資産、変身資産の3つで有る。生産性資産はスキルや知識など生産性を高める為の要素。活力資産は、肉体的・精神的なHealthinessの要素。最後の変身資産がおそらく一番今後必要になってくる変身を遂げるための資産、即ち自分をよく知る事、ネットワークがある事、開かれた姿勢を持つ事

そんな未来が待っている中、どういうマルチステージ化が進んでいくのか。本書では新たな選択肢としてエクスプローラー、インディペンデント・プロデューサー、ポートフォリオ・ワーカーという言葉を紹介していた。今までは年齢によってステージがある程度分けられていたが、今後は年齢関係なく上選択肢を組み合わせたマルチステージ化が進んでいく、と。

自分自身、従来の3ステージという考え方に非常に抵抗を持っていて、人生はもっと自由であるべき(遊んで暮らす、という意味ではなく)と思っていたし、本書を読んだ時に目新しい事という印象はなく、もやもやと思っていたことが言葉になって説明されていた事が非常に収穫であった。

開かれた姿勢を常に持っている人間として、しっかりと影響を受け易いのでとりあえずCouseraの機械学習コースを取ろうか悩み中・・・。

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