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(読んだもの)シン・ニホン / 安宅和人 2021 No.4

なかなかボリュームがあって(ある様に見えて)棚にしばらくいた本。読み始めるとそんなことはなく、あっという間に読み終わった。

慶應で教授をされている安宅先生による、「AI×データ時代における日本の再生と人材育成」について書かれた本。

AI×データが如何に世界を変えて来ているか、というまずはFactの整理から入り、日本が如何に遅れをとっているかについてが話される。しかしながら日本は地力はあり、挽回する余地はあるという文脈。

その次にどの様にして未来を創って行くのか、人材育成をどうするのか、という話。日本の科学研究に当てられる費用が異様に行く日事から、海外への優秀な人材流出はもちろん、国内の研究の質がどんどん下がって行くことを危惧している。国家予算の割り当てを少し変えるだけで、未来への投資に繋がると。確かに、どんな企業でも生き延びて行くためにはある程度のポーションを未来への投資に割くべきであり、潰れる事がない(だろうと思っている)国家ゆえのある意味異様なポートフォリオ何だろうと思った。

日本に生まれて日本で育った身として、日本を良くしたいという気持ちもつよくなったし、何より現状をしっかりと捉える事ができたと感じるし、非常にいい本だと思った。

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