何故メタバース/VRが"今"ダメなのか書く

メタバ/VRが流行るかどうかは分からないですしどちらでも良いのですが
この記事はどこが現時点でダメかをメモ書きする為の記事です、ご理解下さい
と思って書いてたらタイムリーな記事来ちゃった
Apple Vision Proを返品するユーザーが急増、頭痛や目の疲れなどApple Vision Proに潜む問題が明らかに (msn.com)

I/Oユーザビリティが全く追い付いてない

入力の快適度で言えばキーボードに比べて全く快適ではない 手にフィットするよく分からない形状のコントローラー、押せるのは設定ボタンとトリガーと……

これではなにもできない、ユーザーに工夫させる事を前提とした設計は製品レベルに到達していないのである、全員が全員エンジニアや研究者ではない、99%の人間は完成した設計を求めて快適に生活したいのであって、出来ない事を何とかしようという開拓精神をハードウェアに求めていない
macbookiphoneが一定以上の評価を得ているのは、それが既に完成しているものであってユーザーに工夫する必要性を極力抑えさせているコンセプトであるから、評価されている

VR空間内で表示される疑似キーボードを一本指打法でポチポチするのは死ぬほどストレスで、せめてスマホの親指で高速入力出来るレベルであるべきだ

vision proは既存の操作系より進んでるとはいえ、やはり入力においてはキーボードが強すぎる、信頼性と誤字をしない安心感は新しい体験に勝る

もしかしたら音声入力の精度が抜群に良くなって、発声や吃音に対しても補正してくれる時代が来れば、上の問題は解決するかもしれない
もしくはめちゃくちゃ色々な機能が盛り込んであるコントローラーが作られれば……可能性はあるかもしれない

ゴーグルの脱着

これはもう擦られすぎてて全くもって「あーはいはい、ブラウザバック」という拒絶反応すら起こるだろうが聞いて欲しい
私はバイクに乗っててヘルメットを良く被る時期があった
同時に髪が天パなので人から「ヘアオイルつけたら」と言われる事が多かったがいつも「いや、バイク乗るからヘアオイル相性悪いんすよ」
と断るのがいつもの会話デッキだった
ゴーグルやヘルメットの欠点はファンデーションがついたり、ヘアオイルがついたりと要するに御洒落をする人からは相性が悪いのである

ただでさえ肌は本来衛生的ではなくて、そこにゴーグルをつけて、メンテナンスも除菌もせず何度もゴーグルをつけるとそこから肌トラブルの問題も発生する、湿度の問題も絡む日本では素材によってはカビが発生する、マメな人間なら何ら問題無いが、大体の人間はゴーグルにそこまで時間をかけないだろう できればゴーグルみたいな顔の接置面が広いものは付ける回数が少なければ少ないほどありがたいのは間違いない

ゴーグルだからダメなのだと言うつもりはない、バイクにのめり込んでる時はヘルメット被るのは面倒だったが、不便さを飲み込む事は出来た(重さで肩凝るのは変わらない) ゴーグルがダメかと言えば、ダメな面もあるが、VRが好きな人からすれば全く問題ないラインだが人口が増えづらい要因なのも確かだろう

もう一つ大事な要因、遺伝や肉体の差

これに関しては肉体的なおま環なのだが、私は片目の円錐角膜持ちである
別に右目がちょっと乱視なだけで、慣れればコンタクトレンズ付けずに仕事ができる程度には何ら問題が無い運のよい肉体環境を持っているが

スマホを見るのは出来る、タブレットもモニターも見れる、映画館も見える
ただ3DメガネとVRは相性が悪い、立体感は多分人より感じないし、片目の疲労は平面的なモニターよりも起こりやすい

上のGIGAZINEの記事にもあったが、VRが未来なら俺の体は未来に適してないって事か? という気持ちもわかる 完全な少数に合わせてプロダクトをしても商業的に美味しく無いのも良く分かる

しかしもう一度記載するが、平面モニターは何ら問題無いが、ゴーグルと3Dメガネはダメなのだ 

こういった問題点は開発側も認識していて、何とかしようとしている
vision proが試験機的立ち位置である事も理解できるしquestのものは基本的にゲーム用途の為にああいったコントローラーになっている事もわかる

故に今のVRではダメなのであり、VRが本当の意味で普及を目指す事になるなら、ゴーグルの重さとI/Oが酷い事を解決する必要がある

VR業界の個々のコンテンツは、これが解決した時に更に発展するのだと思う(のでハードウェア設計の人達には頭が上がらない)


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