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ルールメイキングと経済について

10年後や50年後の未来を考えて、今を選択し行動していくために必要なことって何だろう?と考えたときに、今回のルールメイキングと経済というのが頭に浮かびました。

つまり、特定の企業や業界団体だけが、自社の利益や既得権益を守るために自分たちでルールづくり、政策提言していくのではなく、多くのステークホルダーが関わりながら、納得解による社会づくりをしていくという視点がとても重要だと感じています。

身近なところだと職場や学校というコミュニティでのルール。
新しいチームメンバーが集まったとしても、今までのルールに基づいて運営するということが多くありませんか?

すでにルールがあって、それをただ守るということではなく、お互いが対話しながらルールの目的や存在意義そもそもを問い直し、必要であれば変えていくというプロセスをとりたい。もちろんこれは、時間も手間もかかることですが、チームが結成され、目的やビジョン、そのためのルールを確認し、変えていくような合意形成や意思決定こそが、主体性であり自己効力感、そこでの愛着を育むベースとなるからです。

また、市場創出という観点からのルールメイキングとして、例えば教育業界では大学入試における民間の英語検定試験導入が挙げられるのではないかと思っています。スピーキングやライティングを一斉に試験をするのは難しいから、民間英語試験を活用していこうという導入背景が語られてましたが、実際は、教育業界による市場創造のアプローチだと自分は捉えています。
グローバル社会のなかで、英語4技能はますます必須になってますし、英語力の高い人を育てていくことは重要でしょう。しかし、社会からのコンセンサスを得らず、大学入試共通テストでの導入はなくなりました。

これは、受験できるできないという機会の公平性の問題もありますが、そもそも英語力のある人材を評価していこうということであれば、もっと多様な民間証明や認証があっても良いと思います。
例えば、ペーパー試験以外に、通訳ガイドなどのボランティアを含めた経験や、英語によるピッチなど実践経験などです。真の英語力は生きた言語として使えることだと思います。

ルールメイキングは、大小にかかわらず、一人ひとりをより幸せに、持続可能な社会に貢献するプロセスであり、ウェルビーイングな社会を実現する鍵だと思うのです。


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