ペンス前副大統領 天宙平和連合希望前進大会基調講演

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尊敬する指導者、紳士淑女の皆様。

天宙平和連合が後援する今回の希望前進大会において基調講演をつとめ、平和な繁栄の世界を建設するための皆様の大会に同参することができることを光栄に思います。

聖書には「平和を実現する人々は、幸いである」という聖句があります。私は法的規範に基づく信念、家庭、民主主義と正義の価値を重視する全世界の指導者が集う今回の大会が、韓国を始めとしたアジア・太平洋地域の人々だけでなく、全世界の人々に幸をもたらすと信じています。

また、公正で正確な報道機関としての規範を示し、過去40年近く米国の為政者たちの信頼を得続けてきたワシントン・タイムズにも感謝いたします。

特に大変重要な今回の大会を主催して下さり、平和の実現のために生涯を捧げてこられた韓鶴子総裁に感謝の意を表します。

そして、韓鶴子総裁と夫であられる故・文鮮明総裁の誕生日を迎え、韓鶴子総裁に心からのお祝いの言葉をお送りします。

韓鶴子総裁が自ら課せられた召命を果たすために、温情と恩賜を持って生涯歩んでこられたことに深く感謝いたします。

私達皆が集った今日、私の心にはアメリカ合衆国と全世界の前に、より良い日々が訪れるという希望と確信が満ち溢れています。

昨年の新型コロナウイルスのパンデミックは、全世界の人々に苦痛と試練を与えました。

地球上のすべての国家が試されることとなったのです。

今や、リーダーシップと画期的なパートナーシップ、そして国民個々人の勇敢なる決意によって、人類は新型コロナウイルスとの戦争の勝利に向けて突き進んでいます。

ここ、アメリカ合衆国では医療機関従事者たちに対してより早く必要な物資を提供することができるよう、全国の研究機関と科学者たち、製薬会社とが共に努力してきました。

そして、一年も立たないうちにワクチンが開発されたのです。これは前例のない医学上の奇跡であります。

米国では5千人以上が、そして世界的には数百万人以上がすでにワクチンを接種しました。

新型コロナウイルスのパンデミックによってもたらされた長き夜が明けようとしています。

闇の光が水平線を照らし出し、眩い新たな一日が始まろうとしているのです。

現在、各国が失業問題を解決し、中断された産業を再開させるための緊急の対策に取り組んでいる中、私達の果たすべき使命は、ただパンデミック以前の世界を取り戻すということではなく、すべての国民のためにより明るい未来を築き上げることであるということを忘れてはなりません。

過去4年間の副大統領としての在任期間中、米国と世界を往来しながら、私は真に偉大なる国家とは、宗教の自由、言論の自由、民主主義と自由経済体制の原則を受け入れる国家であるという事象を直接目の当たりにしました。

私達は強い家庭と教育、法の下の平等、そして全ての生命の尊厳と価値を認めることこそが、真に偉大なる国家の基礎となるという事実を知っています。

そのような価値を共有した基盤の上に、私達は強力な主権、国家が万民のために変わらぬ自由と安全保障、すべての人に対する機会を提供するのだという約束によって結束する世界を作り上げることができます。

自由な人々と強力な国家、そして勇気ある指導者があるならば、私達にできないことはないでしょう。

今回の希望前進大会のテーマを振り返ってみると、私は勇気ある大韓民国の国民と歴史的な同盟関係をより強固なものとするならば、過去にアメリカ合衆国政府が実現した成果を更に一段回前進させることができると信じています。

私が強調したいことは、アメリカ合衆国は大韓民国、日本、アジア・太平洋地域の友好国を支持するために最善を尽くしているということです。

共同安全保障に関するアメリカの関与は決して変わらないでしょう。

私達は共同の敵と対しながらも、そうした人々を敵から友人へと変えてみせるという確固たる信念を持って努力をし続けることでしょう。

そうした努力を通して、私達が生きている間に韓半島の平和統一のための礎が気づかれるということを確信しています。

自由、平和、繁栄というビジョンは米国と大韓民国が70年近く共有してきたビジョンであり、それは、人類の尊厳と自由、経済的自由という普遍的な価値に基づく統一された韓半島実現のためのビジョンであります。

そのビジョンは、若き陸軍中尉であった私の父、エド・ペンス中尉が韓国戦争(朝鮮戦争)に参戦し、守ろうとしたビジョンであり、アメリカ合衆国国民と自由を愛する韓国の人々が幾世代にも渡って守り、追求してきたビジョンでもあります。

そのような遺産の上で副大統領として活動することができたことは私の人生における最高の栄光でありました。

南北関係の緊張が高まっていた2017年4月、私は韓国を訪問し、韓国の指導者たちと米国の将兵たちに出会い、非武装地帯を訪問しました。

そして、2018年の2月に再び訪問し、韓半島の平和ビジョンの重要性を伝える平昌冬季オリンピックに参加しました。

そして、トランプ大統領の歴史的なシンガポール会談に続いて、韓国戦争で戦士した米国の55名の英雄たちの遺体が、北朝鮮から米国・ハワイに移送される場面を直接見守りました。

今後、より多くの首脳会談が開催されることでしょう。

平和は依然として幻のように見えますが、平和な未来、最終的かつ完全に検証可能な韓半島の非核化に向けて、私達は努力を続けてゆくことでしょう。

今日、この場に集った皆さんと共に、韓国国民のための自由、安全保障、平和の大義のために努力することができることを誇りに思います。

従って私は、今日、この世界的な希望前進大会の場で、指導者の皆様に対し以下の内容を強調したいと思います。

平和の実現に向けて最善を尽くし、自由の価値を守護し、信仰を保護してください。

信仰なくしては神様を喜ばせることはできません。

また、皆様がアジア・太平洋地域を超え全世界的に、韓半島の平和のために注力されてきた努力が、決して無駄ではなかったということを確信してくださることを願っています。

神様の祝福が皆様とともにあることを願っております。

ありがとうございます。

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