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4/21 猫の香り

僕は人生のうち10年近くをネコと過ごしてきた。だからネコに関しては人一倍愛情を持っていると自負している。まあ猫への愛情と言っても、その想いは全て我が家の箱入り猫娘に注がれているわけなのだが。

因みに、うちの猫ちゃんは体臭が殆どない。猫は大概そうらしいのだけど、香りを嗅いだことがあるのはうちのネコちゃんだけなので実際はどうなんだろう。

そう思っても他の猫といちゃついて匂いを嗅ぐわけにはいかない。自分の猫への愛は全てウチの猫ちゃんひとりだけにそそぐと決めている。猫に対して操をたてるというのは我ながら気持ち悪いと思うけれど、それでも自分がそうすべきだと思うことはするべきなのだ。

だから、今は離れていて会えない愛しの君の香りを思い出しながら眠る日々を過ごしている。安心できるし、安定する。なにせ猫の香りは性格に例えれば優しい香りだ。やさしさに包まれたならこころも優しくなるのは当然だろう。

そして今日も、あの香りをイメージして眠る。まあこれをしちゃうと余計寂しさが募るんですけどね。まるで薬物みたいだな。

おわり


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