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4/12 ナポリタンと余り物

先んじて釘を差しておくと料理の話ではありません。いえ、料理の話といえば料理の話なのですが、タイトルにもある通り余り物でナポリタンを作ったという話なのですが、別に料理の話がしたいわけではないのです。では何が話したいのか、それを書いていくことにしましょう。

僕は自炊をします。週3はします。献立は決めていません。毎度毎度適当にやっています。主にスーパーで思いついたままに買い物をするので、大体そこから何が作れるかを考える感じです。レシピは調べたり調べなかったり、手癖で作れるものもあるけどそうでないものもある感じの腕前です。要はそんなに自炊の実力が高いわけではないということですね。まあ僕はデザートですら調味料を軽量せず作るような奴なので、そこら辺は仕方がないとも言えますが。

で、そんな適当な料理を続けているとどうしても余る具材が出てきます。多分スーパーで思いついた料理の2割くらいを忘れているから作ろうと思っていた分だけ謎の具材が余るのでしょう。余ると言っても普段はそんなに余っていません。精々具材を3つか4つ余らせているくらいです。

ですが、今週はかなり豪快に余りました。ウインナー、玉ねぎ、ピーマン、椎茸が。別に意図したわけでは有りません。何故か余っていたんです。でも、このラインナップは色々な料理に使えそうですよね。どこに言っても活躍してくれそうです。簿記二級くらい汎用性があります。

折角なので最近動画で見た美味しいナポリタンを作ることにしてみました。ちょうどパスタの麺も余っていましたし。因みに動画はリュウジさんという方のものです。リュウジ ナポリタンなんかで調べるとYoutubeに僕の見た動画が上がっていると思います。余談ですが、この方の紹介する料理は簡単で、かつ手間以上の美味しさがあります。料理をなさる方であれば、一度参考にしてみてもいいかもしれません。

そして、動画通りに(若干レシピは違いましたが余り物なので仕方ないですね)ナポリタンを作ってみるとまあ美味しかったです。もしかしてこれのために材料を余らせたのではないだろうかと思うほどには。

で、ここからが言いたいことです。

僕はこの具材をたまたま余らせていただけです。間違えて、忘れて、間が悪くて使えなかった食材達、それを僕は美味しく纏めることが出来ました。
このたまたま用意していた具材で作れた、ということが重要なんです。要はこれって生きていく上での一つの心理じゃないですか?

僕はある一つのレシピを知っていたから、余り物で美味しいナポリタンを作れた。知らなかったら、どうなっていたのでしょう。きっとそこそこに美味しいものは作れたと思いますけど、今回のナポリタンより美味しくなるかは微妙といったところです。

まあ知識が大切だよね、という当たり前のことを実感しただけなのですが、僕は抜けているので当たり前のことにもあまり気付けないんです。ずっと片親だったのに親のことを両親と紹介してしまうくらいには抜けています。でもだからこそ、当たり前であろうことを実感できると嬉しいんですよね。

そして僕は今色々なものを作ろうとしています。自分の内に渦巻く混沌を纏めようとしています。だから、この当たり前に気づけてよかった。なんとなくどこからか自信が湧いてきましたし、気分も晴れやかです。知識を得ることにようやく前向きになれた気がします。詳細は語れませんが(恥ずかしいので)、これから色々と頑張って行く予定です。

まあ締めとしては、そんな事に気づかせてくれる料理って良いよねえって事で。あれ、思っていたより料理の話だなこれ。

まあいいでしょう。それも日記の醍醐味というものです。

それでは。


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