新井ざらしのシーツに飛び込んで、あの空間で溺れた感覚は、美しい夢だったのかと常っ田ほっぺの淡い痛みの隙間から、儚くも尊い想いが勢喜を切って溢れ出す、だから大きな声で叫ぶんだ、井口同音叫ぶんだ、王様の耳はGNUの耳と。

世界は、私の意思と愛と勇気でできている。

壮大な世界観になるかな、なんて
とりあえず、世界出しちゃったりしたけど。

私の意思とは関係なく、
終わった…、終わってしまった…。

義務教育はギリギリ終えています。
ごきげんよう、ケアレ・スミスです。

5大ドームツアー無事閉幕。
気づいたら四人で遠くまで来たもんだ。
来場した約40万人全員に心の底からの愛と感謝を。
(常田さんInstagramより)

無事閉幕、
おつかれさまでした。
ありがとうございました。

感謝の気持ちをたれ幕にしたためたいくらいです。

開幕だ開幕だつって、騒いでたのが昨日のことのよう…
銀幕飛び出して、私が幕開けするぐらいの気持ち。
おめぇの出る幕じゃねぇよ、
って、自覚はしっかり持ち合わせがあります。

私は、このまま日の目を見ないまま、
幕を閉じるかもしれない…。

そんな私が、
説明は後、とりあえず乗って!つって。
女前がさらっと言いそうな感じで、
雑なダイジェストを、
割とダイナミックにお届けしたいと思います。


【警告】
 終わってしまったあの日のことを、
 だいぶ月日を重ねたにも関わらず、
 ひたすらに長く、加えて私なりのアレンジが
 混入されすぎているため、無駄に長いです。

あの漫画読んだ?
何巻まで出てるんだっけ?
最新刊出たって、28巻。
28巻も読んでたら、日暮れるっつーの。
ほら、あれ、パラパラなんとか…、
あれの感じでいけばいいんじゃない?
あれだよね、えーと、そうそう、パラパラ漫画!

上記のことをお踏まえいただくとともに、
大地のように広い心をお持ち合わせの上、
パラパラする気持ちを忘れることなくご覧ください。


1月13日 〜京セラドーム大阪〜

ツアー初日。
私に言わせれば、軽めの初夜みたいなもんです。

「SPECIALZ」
“U R MY SPECIAL”
雄たけんだ、鶏かってくらい雄たけんだ。

「一途」
レーザービームがギュンギュン、ビュンビュン、
全部全部ーって、盛り上がりがてんこ盛り。
全部の蔵出し炊き出し全部のせ。

「千両役者」
役者が一枚も二枚も上で上の空。
狂気の沙汰で歌舞いちゃった。

「STARDOM」
オーオオオオオオオオー、
オーオオオオオオオオー、
オーオオオオオオオオーーーーー
出番とばかりに「オ」を発した。
こんな脚光を浴びた「オ」を今まで見たことない。
自分の「オ」に誇りを持っちゃった。

「ЯOЯЯIM」
ここまで口開きっぱなし。
目泳ぎっぱなしだったから。
静かに優しい音色に変わって、ちょっとひと息。
なんだかんだで、家がいちばん落ち着くよねー
って気持ちで、すんげえ深呼吸した。

「CHAMELEON 」
その綺麗な声の出どころ突き止めたい…

「DARE??」
だーれー、だーれ、きみーはだれ?
からの、常田さんのラップ。
艶を存分に解き放ってのラップ。
悪そうなヤツは大体友達、の雰囲気醸してのラップ。
ったく、どこ生まれの、どこ育ちだよ。

「Vivid red」
低音と高音が混ざり合い。
ベースが優しく広がり。
ドラムが静かに強く交錯する。
オッケー、Vivid
ところでこの天才4人こそ誰?

「白日」
どこをどう切り取っても綺麗な声が響く。
金太郎飴のように、どこを切っても綺麗。
綺麗100%。

MC
「大阪から来た人ー?」
挙手を求める井口さん。

黄色黄色い声での、新井さーんやら、
黄色雄叫び声での、勢喜さーんやら、
に、混ざって…
「◎☆△$♪×¥●&%#!?」
黄色身震い声での、常田さーんやら、
黄色野太い声での、井口さーんやら、
に、混ざって…
「◎☆△$♪×¥●&%#!?」

話し出す井口さん、
「◎☆△$♪×¥●&%#!?」
話し出す井口さん、
「◎☆△$♪×¥●&%#!?」

「なんか、動物いる?」

「今年、羽毛布団買った人ー?」
挙手を求める井口さん。

「上京してかずっとニトリの布団だったんですけど、
 Amazonでエマっていう羽毛布団買ったんですよ…、
 めちゃくちゃ暖かいね!冬でも汗だくになる!」

満面の笑みで語る井口さん。

「ダウン嫌いだったんですけど、朝散歩するんで
 寒くて買ったんです…めちゃくちゃ暖かいね!」

満面の笑み(再)で語る井口さん。

「みんな、ダウン着ないよ、ね?」
しゃべる井口さん、
しゃべらない新井さん、
しゃべらない勢喜さん、
しゃべらない常田さん、

「え!?どういう感…じ?
  ん!?今日はみんなしゃべらない感…じ?
  演奏に集中したい感じなの?
  でも、ここで盛り上がらないと…、
  この後のセトリ的にも…」

しゃべる井口さん、
ピアノを弾き始める常田さん、
ベースを弾き始める新井さん、
ドラムを叩き始める勢喜さん、

困りながらも、しゃべる井口さん、
「今日は楽器で語る感…じ?」

「硝子窓」
聞き惚れすぎて、ちょっとした金縛り。

「泡」
照明が妖艶で美しくて。
泡の中で魚になって優雅に泳いでた。

つもりでいたのに…、
イメージだけは立派だったのに。
実際は、まな板の上の鯉。
まな板の上の鯉の方が泳ぐ、すいすい泳ぐ。

「2 Μ Ο Я Ο」
いい出汁とれてます、ってくらい。
優しい顔して歌うわけですよ。
軋むベットに優しさ持ち寄ってるわけですよ、
優しさ放し飼いなわけですよ、
その優しさにDIVEしたいと思うわけですよ、
そしてここでも、まな板の上の鯉なわけですよ。

鯉に関しては、さしあたって、
まな板がどうにかするんじゃないかってことで、
見て見ぬふり決め込んだ、っていうか。
第三者気取った、っていうか…。

気取ってる場合じゃなかった。
ほんと、King Gnuこえー。

勢喜さんのドラム。
優しいからの激しい!
激しいからの!!!

「vinyl」
先ほどの鯉が、ダッシュしたらこんな動きじゃない?
釣り上げられた魚かな、ってくらい心が動いた。

武者が震いに震え、震えが武者って武者って。
全私が震えて悶えて、震えて悶えて、悶えて悶えて。
心臓動いてるか確認した。

「W●RKAHOLIC」
火柱に火花、噴火くらいの勢いがあった。
初めて火をおこした人がみたら、腰抜かすほどに。
なんかの火蓋が切って落とされた?ってくらい。
直火?ってくらい。
もうね、遠くても熱いです。
でもね、かっこいいです。

「):阿修羅:(」
降参、降参、もー降参、降参、降参、あー降参。
概ね、降参のターン。
時々、しゅらしゅら。

「δ」
さっきまで騒いでた、うん万人が物静か。
胸騒ぎでも、もうちょっと騒ぐ、
ってくらい会場が、静かに柔らかな雰囲気になった。

「逆夢」
訳もなく
涙が溢れそうな
訳もなく
震えが溢れでて。
もう、ただただ、震えるばかり。
ほんと申し訳ないくらい棒立ち。

「IKAROS」
やらなきゃいけないこととか山積みなこととか。
笑ったよ、どうでも良くなる程。
うっとりする演奏と心地よい歌声に。
パン、つくったことある?って聞かれたのに、
パンツ、くったことある?って聞こえたこととか。
うっかり、パンツ食った側になっちゃったこととか。
あんなことや、こんなこと。
微塵の記憶さえ残らぬほどに、燃え尽きますように。
どうでも良くなるほどどうでも良くなって、
しっかり、夢見心地。

「Slumberland」
常田の、常田による、常田のための艶。

「Sorrows」
スピードアップ
ライトアップ
ヒートアップ
ギブアップ
アップアップ

「Flash!!!」
跳べーーー!
(跳べねぇ…)
跳べーーー!
(跳べねぇ…)
跳べーーー!
(跳ぶとKing Gnuが飛んじゃう…)

うん万人が、膝を駆使し、跳んでる風を装った。
努力の賜物と自負しております。

MC
なにかと挙手を求める井口さんに。
勢喜さんからのお言葉。
「手挙げさせるの好きね」

人の記憶も75日…
あの頃のことは、すでに忘却の彼方にある。
はい、ひねっても、ひねっても出てきません!
はい、さっぱり思い出せません!

覚えてる範囲で言えば。
新井さん、サラサラ。
勢喜さん、サラサラ。
常田さん、サラサラ。
井口さん、ダクダク。
さすが、冷房設定温度17度の男は違った…
ダウンいらなくない?
って、強く思ったことは覚えています。

「BOY」
チビGNU見てはヘラヘラ。
デカGNU見てはヌラヌラ。
ヘラヘラとヌラヌラの最高コラボ。

「SUNNY SIDE UP」
雨燦々、声燦々、
合唱に次ぐ合唱、からの大合唱。

「仝」

「三文小説」
素敵どころが満載すぎて。
目が乗り気で輝きっぱなし。

「ЯOЯЯIM」
スクリーンにエンドロールが流れて。
「THE GREATEST UNKNOWN 」のロゴが出て…、
私の口からは言葉も出なけりゃ手も足もでない。

アンコール
「Teenager Forever」
煌めき探しながらの
ティ、ティ、ティ、ティ…、の手探り感。
みんなで煌めきながらの仕上げの大合唱。
嬉しいのか楽しいのか、楽しいのか嬉しいのか、
つかみどころがないくらい嬉楽しい!楽嬉しい!

「飛行艇」
全部置いてけよーーー!!!
嫌なことも理不尽なこともー、
全部ここに置いてけよーーーーー!!!!!

ウォォォォォーーーーー!!!!!

常田が喋った!
常田が喋った!
常田が喋った!
クララが立った時のハイジの気持ち。
よーくわかった、痛いほどわかった。

そして、喉が痛いほど歌った。
歌いながら、命揺らしました。
揺らしながら、喉カラカラ。
命からがら、命揺らしました。

ー 終演 ー

親の仇か、ってくらい高ぶった。
で、迷いなしってくらい迷って荒ぶった…。


1月14日 〜京セラドーム大阪〜

私くらいの迷子レベルになってくると、
開演1時間前には、着席してます。
白鳥かってくらい優雅に座ってます。
でも水面下(内心)では…
あってる?席あってる?ここに座ってて大丈夫?
人が側を通るたんびに、「ここ、私の席なんですけど」って言う?言うの?言わないで!言わないで!言わないよね?言わないでください!私は小1時間前から、ここは私の席なんだ、…ろ?って不安と隣り合わせで座ってて、今「ここ、私の席なんですけど?」って言われたら、私には「何を優雅に人の席に座っているの?」って聞こえることこの上なくて、「じゃあ、私の席はどこなんでしょう?」って、溺れている体で、藁にもすがる思いで、あなた様にすがるしか藁が残ってないのです、お願いします、お願いします、言わないでー、って祈りながら、水面下の白鳥かってくらいジタバタしてます。

気配を消して、人の影に怯え、
穴から逃走するような気持ちで過ごした小1時間、
正解していた席に思わず、
ショーシャンクの空に!!!つって、
両手上げちゃいそうになりながら、
初めて、ジタバタ劇が日の目を見たね、つって。
昨日はなかったVTRを見れました。

「あははははははははは。
 私は青キックマンだ。
 しばらく会わない間、お利口にしていたかな?
 いよいよ、King Gnuのライブが始まるが、
 みんなドキドキしてるんじゃないか?
 そんな君たちに、ここで私からとっても大事な
 お願いがあるんだよ。
 彼らはね、とっても臆病なんだ。
 そこに立っている君、君だ、君の声が必要なんだ。
 誰かを気にして自由になれないなんてもったいな
 いだろう?
 君が叫んで歌ってくれた分だけ、彼らは強くなれ 
 るんだ。
 君たちの魂の声をどうか聞かせてくれ。
 私は君の本気が見たいんだ。
 ともに、伝説を作ろうじゃないか。
 さあ、長くなったが、あとは君たち次第だ。
 今日という日を人生を謳歌してくれ。
 以上だ、健闘を祈る!」

昨日のライブ後に、
急遽作ってくれたんですって。
これだけで、遠足気分。

ー 開演 ー

軽めの初夜は経験しているので、ね。
あ、衣装が昨日と違う、
あー、変えてくる感じねー、
くらいの余裕は…、持ち合わせがなかった。

井口さん談。
「過去一、85点のカメレオンだった」
素敵の一点張りでした。

昨日のMCの反省会が始まりました。
「昨日、俺らMC喋んなすぎてさ、
 GNU、初日なのにピリついてる?
 とか、言われてたもんね。」
と、井口さん。

「今日は、理を助けてやらなきゃ!って思ってたん
 だけど、ホテルで冷静になって考えたら、なんで
 羽毛布団の話してたヤツに申し訳なくしなきゃい
 けないの?羽毛布団で責められるのはおかしい…」
と、新井さん。

「いや、しょうもない話してんだから助けろよ…
  #仲良くしてねで 、ツイートされてたよね。
 ぜんぜん、機嫌悪くないし、仲良いし、
 いつもこんな感じなんで…」

そんなほんわか雰囲気の真っ只中、
ピアノで語る常田さん…。

そんな常田さんに、井口さんが。
「あ、ほら大希が機嫌悪いよ、
 このご時世すぐ書かれるからねー」

自分の名前が出てきて、きょとん顔の常田さん…。

大爆笑の新井さん。

「そのイジり方しちゃうと、
 大希は圧倒的に弱者だから!世間体弱者!」
と、勢喜さん。

世間体弱者の常田さんは、
常田さんの「Sorrows」のとこを、会場のみんなが食い気味の大音量で歌ったことに、それはそれは素敵な照れ笑いとニヤリ笑いをお届けしてくれました。

そりゃ、羽毛布団をとくと語りましたよ、けどね、
羽毛布団話だけじゃないですよ、井口さんは!
「歌いたい時に歌い、静かに聴きたい人は聴いて、
 自分の好きなように楽しんで、歌ってください。
 僕らの演奏が聞こえないくらい歌ってください。 
 轟音の中で僕ら歌うんで、コンサートは聞くもの
 だけど、King Gnuがやってるのはライブだから、
 ライブはみんなで作るものだと思うので」

惚れるわー、
うっかり恋しちゃうとこだった…。
キミガイタカライグチサンの輝くこと、輝くこと。

いつぞやは、
酔っ払った井口さんに、
「テメエ前髪ガタガタじゃねえか」
って言われて、くやしい思いをした勢喜さんも、
「洋服かわいいね」って褒められてたし、
アンコールではクネクネダンス披露してくれたし。

二夜に渡って命揺らしました。

ー 終演 ー

一方、常田さんですがね、
あれ?歌う以外の声聞いたっけ?
あれ?King Gnuをはじめるぜぇーって言ったっけ?
言ってない、言ってない、
軽はずみなことは言わない男、常田大希。
艶は軽く弾んしゃう男、常田大希。

惚れるわー、ずるいわー、
なんてことを考えながら歩いてたら、
迷うわー、ここってジャングル?くらい迷うわー、
身の振り方にも迷うわー。

1月21日 〜パンテリンドームナゴヤ〜

それはささいな日常。
花を愛でるように、愛を育むように、
あなたに出会うために、道を流れる。

ポエム風に置き換えてみたりしました、が。

迷うなんて日常茶飯。
迷ってる合間に、ご飯食べて。
迷ってるスキマ時間でお茶しちゃう。
なんなら、ケーキセットまでいけちゃう。

なんなら、いつもより多めに迷っといたよ、
つってね、会場内で本格的に迷っちゃって、
かわいいスタッフさんの「ご案内します」って言葉に
心許しちゃって、うっかりはぐれちゃって、
「ちゃんとついてきてください」って、手繋ぐ勢いで言われたこともあるっちゃある。
そのささいな出来事は、
宝箱に鍵をかけて厳重に保管してあります。

愛さえあれば乗り越えられるように、
迷子を乗り越えている今日この頃です。

ー 開演 ー

「カメレオン危なかったーーー、声飛んだ…、
 次の曲までひきづったわー」

「去年は紅白の後、バーの屋上で大希と飲んで、
 俺が替え歌を歌い続ける地獄のような飲み会を
 してたの、その中に『この世でいちばん要らない
 のは靴べら』って替え歌があったんだけど、リプ 
 欄に『私の主人は靴べらを作る仕事をしていま
 す、主人は動画を見て笑っていましたが、私はシ
 ョックでした…』ってあったの、くだらない替え
 歌も誰かを傷つけてしまうことを学んだよ、反省
 した、その後、ギックリ腰になってさ、ギックリ
 腰って靴履けないの、靴べらいります!!!」

心の折れをひきづりながらも、
ドームの右端で靴べらへの愛を叫ぶ、井口さん。

「今存在してるってことは、それだけで意味がある
 ってことじゃん、みんなも、俺たちも…」
優しい世界の住人、勢喜さん。

どんよりした顔の井口さん…、
「ちょっと、まだ声飛ばしたの引きずってるわー」

今日も今日とて、ピアノで語っておられた
沈黙の戦艦より沈黙してた常田さんが、
「がんばれ、こっからだよ、こっから…」

常田が喋った!
常田が喋った!
常田が喋った!

ウォォォォォーーーーー!!!!!
会場みんなが、ハイジで大歓声。

励まされたペーターが、
あっ、違った、井口さんが、
「そうだね、いっかい落ちたら上がるしかないよね。
 今日のライブ前に、『最高を更新する』みたいな
 投稿したんだけど、よくないね…
 ああダメだ…、みんな応援してください!!!」

巻き起こる応援。

「まさか、お客さんに応援されることになるとは、
 ありがとう、ほんとに僕は、お客さんと
 King Gnuのみんなに支えられています!」

「その失敗にも、意味があるんだよね」
優しい国の住人、勢喜さん。
いや、あんた王子様だよ、勢喜さん。

白馬の王子様が、そこのコンビニの角曲がって来てる、あー、王子様が、王子様がっっっ、
もうすぐ王子様が迎えに来てくれる!!!!!
みんながみんな、この気持ちのテンション(私調べ)
そりゃー、もう、大盛り上がり。

さあ、大盛り上がり後のMCです。
井口さんが話し出すと…、

「さとる〜、俺、血だらけだわ…」

さっき沈黙を破った人が、額を破った。

「さっきの曲で掻き鳴らし過ぎて飛んじゃったわー、
 いい風吹いてるわー」
モニターに映し出される、常田さん。
満面の笑みで、流血する常田さん。
驚愕の悲鳴を、流出するお客さん。

血…、吹いてる…よ…?

いい風…、吹いてる…?
一言一句、逃さなかったけど、
一言一句、わからなかったです、はい。

「今回、だいぶとイレギュラーですよー」
って、井口さん…、
って、井口さん…?
あらぬ出来事界隈じゃ、堂々レギュラー入りです。

「みんな弱えええええ!!!!!!
 悟は心に傷、大希は額に傷を負いました。
 心も体も弱いな…。
優し国の王子勢喜さんが、
心配色一色の会場を和らげてくれました。

「あと、数曲なので上げていきましょう!!!」
って、井口さん…、
って、井口さん…?
若干一名、血が、ソノ、アノ、アレ、なんだけど…、

みんな心配ながらも…、
ウォォォォォーーーーー!!!!!
みんなこぶし突き上げて…、
ウォォォォォーーーーー!!!!!
つって、若干1名のアレを気にしつつも、
テンション上っていきました。

ライトを浴びて、
血の跡残して、気迫放って、
一心不乱にピアノを奏でる常田さん。
満場一致のかっこいい、かっこいいが過ぎる。
かっこいい100%。

みんな骨抜きにされちゃって。
骨抜かれながら、抜き出ながら、抜かれ、抜き、
そんな素敵を繰り返し上がる!上がる!
もう、盛り上りアップでアップアップのレベルアップ。

ギブアップの前にエンドロール。
しばしの気持ち休憩をいただきまして。

まさに、血で血を洗うライブ?
血の気引いたけど、血眼で見ちゃって、
怪我してるのに、ごめんなさい。
ライブは生モノってこういうことなのかな、
大きいくくりでいけば、私も生モノだよな、
生ゴミの日に出される?
でも、さっき骨抜かれてるし…、
燃えないゴミの日に出す?
ぬあー!!!!!つって、
思考まで方向音痴を発揮してしまって、
しばしでなんとかなる気持ちではありませんでした。

そこに真打ちKing Gnu登場。
大歓声の大拍手。

「いやー、今日はほんといろいろあった。
 毎回同じライブはないんだなって、
 今日は、みんなの思い出に残る日だったんじゃな 
 いかな、って思います。
 みんな明日仕事でしょ?
 電車からの風景、出勤中の景色が変わるような
 ライブをしたいと思ってやってます。
 ラストみんなで歌おう!!!
 俺も喉ちぎれるくらい歌うから、みんなも大きな
 声で歌って!」

井口さん…、うっとりです。
恋人(架空)と夜景見てる時くらいうっとりです。

「みんなで歌うために、この曲をラストに持ってき
 ました。俺も理も全力で歌うから、それをかき消
 すくらい歌って、出し切って明日からの仕事にい
 どんでください」

常田さん…、うっとりです。
恋人(架空)と………………、
ウォォォォォーーーーー!!!!!

艶のヤツが本腰入れて溢れて、そのへん艶だらけ。
血も溢れちゃってたけど…。
血潮ォォォォーーーーー!!!!!

私の愛した男性(架空)と、
私を愛してくれる男性(架空)
との間で揺れる…女!
くらい、揺さぶられっぱなしの熱い夜でした。

ー 終演 ー

一方、新井さんですがね、
流血常田さんに、
「手当てしてもらったの?大丈夫?
 向こう行った時に手当てしてもらったの?大丈夫?」
心配の仕方がプロフェッショナル、新井和輝。
もれなくジェントル、新井和輝。

惚れるわー、ずるいわー、
ジェントル・カズキアライ

なんてことを考えながら歩いてたら、
分かれ道…、思わぬ岐路で袋小路。
ほんと名古屋ってば、ノージェントル。
ノージェントル、ノーライフ。

2月3日 〜福岡PayPayドーム〜

全ての人を愛するGoogleにさえ嫌われる、
堂々たる迷子として過ごす日々ですが、
今回は、ひと味もふた味も、なんなら、なんの味かわからないけど美味しいじゃんマスター!って言いたくなるほど、自信を持ってのお届け(歩き)です。
もうね、スター取ったマリオ?ってくらい
堂々とした歩きっぷりです。
おまえがなぜ!?つって、ね。
なぜなら…、そうです、「安心と信頼の姉」です。

姉の横を、さも知ってます風に歩きます。

さも知ってますコンテストがあったら、
ぶっちぎりで優勝です。

ー 開演 ー

「こんにちはーー、King Gnuだよーーー」
颯爽と歌のお兄さん風味の井口さん。

「博多ラーメンまずくない?」
割と、すぐ悪口を言う井口さん。

「オレ好きだけど、
 あれまずいって人あまり聞かないけど…」
と、新井さん。

「鯛茶漬けは好き、
 みなさん、長浜ラーメン食べて帰ってください」
長浜ラーメンを適当にあしらう井口さん。

もう長浜ラーメンのことは過去の話とばかりに…、
「朝、散歩するのね、博多を歩いてスタバ行ったの、
 サラリーマン風のおじさんが手を上げてくれて、
 オレも手上げて、挨拶をかわしたの、今日は良き
 日になるな、と思いました。
 みんな朝、何食べたの?」

「バナナ」 新井さん。
「コンビニのパン」 常田さん。
「何パン?」 問う井口さん。
「カレーパン…」 答える常田さん。

「意識ひくっ!!!」 

「オレ、チラシうどん
 ん?チラシ?冷やし?何うどん?」
うどんに惑わされる勢喜さん。

「もう、やろうか…」
うどんに惑わされなかった井口さん。

で、結局何うどん?
うどんに惑わされながらも盛り上がる会場。

を、新井さんがアオリます。
「今日はがんばっちゃうよ、みんないけんの?
 福岡やれんのかい?」

ウォォォォォーーーーー!!!!!

(総じて、麺の扱い雑だな…)
(King Gnu 麺となんかあった?)

ウォォォォォーーーーー!!!!!


「Twitterをなんで編集したの?」
と、新井さんに問われる井口さん。

「最初、#水炊きしかかたん #コラーゲン #美容系
 男子ってツイートしたんだけど、それを編集し 
 て、『がんばります福岡』ってしたの。
 面白くない事をツイートしてそれからあえて編集す
 る事で、『面白くない事を言ったのに気づいて編
 集したのか…、恥ずかしかったんだろうなー』っ
 て思われたい」と、満面の笑みの井口さん。

「それにまんまとひっかかったの、俺?」
少し拗ね気味の新井さん。

「そう!」
満面の笑みに笑みの井口さん。

笑み笑みで、
極上のたまごかけご飯レシピも教えてくれました。
「(お高い)たまご、(お高い)納豆、
 (お高い)海苔、ごま油、牡蠣醬油で食べる!」
だ、そうです。

聞こえる、聞こえる、よ。
(お高いのオンパレードじゃねぇか…、
 そんだけお高いもん混ぜ込んだら、さぞかし…、)
仕舞おう、仕舞っとこ、みんなの心の声…。

終演後に、
「楽しかったねー」
「楽しかったねー、でもさー、あれだけ高いもの混
 ぜ込んだら、どんな卵でも美味しくなるよねー」
出ちゃった、出ちまった、姉の生の声…。

アンコールの「Teenager Forever」で。
井口さんタンクトップ、赤パンツ、眼鏡で髭、
の、井口さんに激似の人が、ノリノリの大ノリノリで、ティ、ティ、ティ、ティの煌めき姿が、
モニターいっぱいに映し出される。

ウォォォォォーーーーー!!!!!
会場も煌めきました。

みんなの大合唱を、この上なく愛おしそうに、
うんうんと頷きながら、それはそれは優しさがネギ背負ってやってくるような微笑みで、うんうんって頷きながら会場を見回す常田さん。

なんだ、その極上の微笑み。
菩薩か、菩薩の域か。

命グラングラン揺れて、命ジャブジャブ洗われた。

ー 終演 ー

毎回命揺らされっぱなしで、寿命の方が多少心配になったりしますが、今回は洗浄付き、極上の微笑みがまくしたてるように、「洗っといたから!命洗っといたから!」ってな具合で隅々まで洗浄、なんらかの洗浄力がすごかった、だからね、命の息吹がてんやわんやなわけだから、平均寿命は駆け抜けていけるなって、菩薩に承認されたなって、今日から菩薩・スミスだなって…。
さも知ってます風に歩きながら、菩薩・スミスは、博多の夜へと修行にでました、とさ。

2月4日 〜福岡PayPayドーム〜

いつも騒動と隣り合わせ、
いつも方向性が間違ってる、
自分探しの旅かなんか?
くらい、もたつきながら旅の半分を過ごしている。
私が、さも知ってますをぶっちぎっていきます。
ぶっちぎりツーデイズです。

ー 開演 ー

「白日」のラストで鍵盤をミスった井口さん。
「危なかったー」

「違う、違う、危なかったじゃなくてギリギリアウト」腕でバツをつくる新井さん。

「King GnuのLive初めて来た人?
 良かったねー、間違えること少ないから。
 今回のツアーで3、4回くらい、みんな元気ー?」

こっち側のね、歓声がね、ちょっとばかし遅れた。
なんでかって言うと、昨日の菩薩さんがね、
上下デニム衣装でメガネ。
なんだ、その素敵な菩薩姿。
みんなうっとりなわけですよ。
遅ればせながらの歓声に…

「危なかったねー、危なかったよー、
 2回言わせないでー、ねー、3回目はないよー」

サイコパス井口、現る。

なんらかのセミナー始まったかと思った…。

でも、ちょっと反省し始めるサイコパス井口。

ピアノを爪弾いていた常田さん、大爆笑。
「オレ…、そういうの好きだよ」

はい、うっとりー
みんなそろってー、はい、うっとりー

悪そうなヤツは大体友達のなに生まれのどこ育ちだよ、ったくかっこいいの集合体かよ、のラップのとこで、
音が出ないというマイクトラブル。

みんな、えっ、歌詞飛んだの?
えっ、えっ?ってなってる最中、
スタスタと別のマイクを取り颯爽と再開。

常田さん、少々怒ってた。
少々怒り顔を嗜めまして…。
はい、うっとりー
みんなそろってー、はい、うっとりー


サイコパス井口、現る(再)
「うるさくなるまで何分かかったー?
 ねー、2回言わせないでー、危なかったよー、
 福岡に住めなくなるとこだったねー」

先ほどまで、踊るみたいにドラム叩いていた勢喜さん。
サイコパス井口に、お口パカパカ開いたり閉じたりの
あんぐり顔で画面に現る。

サイコパス井口が問います。
「みんな、あと何%残ってんの?」

サイコパス井口のセミナーを受講した人々が答えます。
「100%!!!!!!!!!!」

サイコパス井口が苦笑いで言いました。
「100%残ってるヤツやばいだろ…」

スティックを掲げ、受講者の真似をする勢喜さん。
「100%!!!!!!!!!!」

ウォォォォォーーーーー!!!!!
盛り上がる受講者たちを見ながら、
サイコパス井口の影を潜めて、
「みなさんが楽しそうで何よりですー」

ウォォォォォーーーーー!!!!!
より盛り上がる受講者。

「まあ…、あれですよ…、
 思ってもないことは言うもんじゃないですね…」
消えさらないサイコパス井口。

受講したこちら側としては、ね。
100%って言っちゃった手前、ね。
叫びを上げていかないとね、って。
待ち構えたわけですが、

「ふくおかーーー」
常田さんが叫びました。

(叫汁100%)ウォォォォォーーーーー!!!!!

消えた年金ばりに消えたサイコパス井口。

「King Gnuの楽しみ方はそれぞれ自由、
 ただ声だけは出していこう!!!
 みんなが楽しんで大きな声を出してくれたら、
 オレたちも楽しくなってさらにいい演奏ができる
 から、King Gnuは丸く輪になってやってるから!」

えっ?あの2人そういう関係なの?
えっ?何?2人で消えたの?
って、噂されちゃうくらいに消えたサイコパス井口。

「心の壁とっぱらっていこうぜー!!!」
まっすぐな眼差しで、熱い言葉を…、
まっすぐな眼差しを向けて、新井さんだけに…。

「ここ!?ここなの!?」戸惑う新井さん。

を、戸惑うことなく受け流す井口さん。
「ラストみんなで歌おうーーー!!!」

ウォォォォォーーーーー!!!!!
戸惑うことなく、飛行艇の大合唱。

人目もはばからず、命やら体やらを揺らしたりなんか
してる最中にその素敵は起こったわけですよ。

常田さんが、なにかしらの部品を触って、
「ヤベっっっ」の顔したんですけど、その顔ったら、全人類の心をくすぐって止まない顔してて、そりゃ、みんな見るよ、止まないで!って顔して見てたら、新井さんが常田さんの近くに来て、素敵笑顔を織り交ぜつつ
「抜けたの?」みたいな交流があったりして。

なんだ、その極上のほっこり。
口もと緩むわー、ほころぶわー

ー 終演 ー

毎回命揺らしっぱなしで、
ネズミの鼓動回数で言えば、ギリ寿命。
けど揺らすの…、つって。
自ら発信で揺れてるし、
命の息吹が息吹きってるし、
(姉がいるから)迷わないし、
(姉がいるから)福岡屋台満喫したし、
(姉がいるから)明太子まで食べたし、
隙きあらば揺れてたし、
隙きあらば食してたし、
スター取ったマリオだし、
なんなら、ピーチ姫助けに行くし、

まあ、何が言いたいかって、
King Gnuもさることながら、福岡の旅も楽しすぎたってことなのです、どのくらい楽しかったかってことを聞かれてもいないけど伝えます、ずっとお楽しみ会、起きてから寝るまでお楽しみ会、ってことです。

まあ、総じて言ってしまえば、
「姉なしでは旅れない」ってことです。

もし、お時間があるようでしたら、
「姉力本願」で検索してみて、
ケアレ・スミスってヒットするから。
(嘘のような嘘のお話です)

3月23日 〜札幌ドーム〜

「待たせたな、札幌」
時は満ち、満を持し…、姉について行く。
ノリノリ、前乗り、大乗り、箱乗り、悪乗り、
馬乗りされる姉、段取り全部姉、Produce by ANE

ふと、思う。
私ひとりだったら、時は満ちてないし。
私ひとりだったら、満を持してないし。
はっ!姉に撒かれたら終わる。
危険と隣り合わせ、スリリング。
「待たせたな、スリリング札幌」

ー 開演 ー

「終わりたくない!!!」
別れの電話をかけてきた彼氏を説得するように、

「時を止めて!!!」
どっかの別れ際の恋人達が願ったりするように、

思ったり願ったりしたわけですが…、開演です。

MC担当井口さん
「King Gnu5大ドームツアー、ファイナルへようこそ!
 楽しんでる?配信も合わせて12万人くらいの人が
 観てるんじゃないかな?我々はぶっ飛んだ演奏を
 します!今日は祭りといこうか!この後もよろし
 くお願いします!」

「本番前に白日を練習するんだけど、
 「時には誰かを知らず知らずのうちに傷つけてし
 まーったりー」って、歌いながらトイレ入ったら 
 女子トイレ…、メイクさんに「ここ…、女子トイ 
 レですよ」って言われて…、道具を洗ってるメイク
 さんしかいなかったんですけど、
 「ほんとうに誰かを傷つけてしまうところでした…」

さっきまで「白日」を素敵に歌い上げていたのに…、
数分前の感動を砕いて砕いて砕ききって、
笑いの渦を巻き起こす井口さん。
笑いの渦に飛び込んで行く会場。

ひと通り盛り上がって頬緩みっぱなしの最中。

「座ろうか」 
勢喜さん…、出し抜け?

「?????」 
井口さん…、不思議の国のあの子より不思議顔。

「この辺で一度座ろうか」
勢喜さん…、どの辺?

「オレ?」
井口さん…、不思議の国で状況確認。

「いや、お客さん」
勢喜さん…、え…、なんで…?

「・・・・・・・・・・・、座らないよ…ね?   
 何となく座ろっかなあ…、とか許さないからな!
 このまま、よろしくお願いします。」
井口さん…、不思議の国を飛び出して綺麗なまとめ。

まとまったわけですが…、
常田さん?常田さん?おい!常田!
「Sorrows」で発しないと発するとこないですよ、
そうですか、ダンマリですか、
そうですか、ハンサムですか、
ハンサム決め込んで、ダンマリも決め込むわけですか、常田さんのお口は、
今日もピクリともしないわけですか?
と こ ろ が ど っ こ い 、

「さっぽろーーー!!!」
常田さん、初の叫び。
私、ムンクの叫び。

まとめからの叫びからの大盛り上がりからの。
春っぽい爽やかを醸しながらの井口さん。
「いい感じだよね?」

「いい感じです!」
優しい、優しい笑みを浮かべながらの新井さん。
紳士顔負けだわー、素敵だわー、さすがだわー、
さすが、ジェントル・カズキアライ

「札幌久しぶりだよね、たぶん2、3年ぶり。
 これはいい千秋楽の匂いがしてきたぞー、
 もう後半なんです、今日は最終日なんで、
 このあとアジアツアーもやるけど、みんな来れな 
 いでしょ?日本の人たちはほとんど当たらなかっ
 たと聞いてますから、あなたたちラッキーですよ!
 みなさん、今日はほんとラッキーだから楽しもうよ。
 なかなかアルバム出さないバンドだから
 今日は特別に全部出し切って帰りましょう。
 本気見せてもらえますか?
 もう、後半戦なんだけど、一緒に歌いましょう!」
何かと、本気を欲しがる井口さん。

ウォォォォォーーーーー!!!!!
ヌォォォォォーーーーー!!!!!
ウォォォォォーーーーー!!!!!

みんな本気すぎて、雄叫びが野獣顔負け。

散々雄叫んだ後の、「三文小説」
散々感動させられちゃった…。

感動が幾重にも折り重なってる最中。
いったん終わるよ、でお馴染みのエンドロールです。

本気と感動がスープの冷めない距離で、
行ったり来たり、感動が多めに来たり行ったり。
勢喜さん今だ!って思いながら、
この辺で一度座りました。

鳴り止まない拍手と歓声。
灯されてゆくスマホライト。

King Gnu 再び。

大歓声の中、井口さん。
「アンコールありがとう!舞台袖で聞こえてたよ。
 5大ドーム、たぶん、完走できるよね?力貸してく 
 れますよね?オレたちが5大ドームするってソニー
 の人たち誰も信じてなかったからね、たぶん、信
 じてくれてたのはみんなだけだったよ!一緒に歌
 いましょう!!!」

ギターをつま弾き始めた常田さん。
流れる「It’s a small world 」に、
「ん?」って顔の井口さんに、
踊る、勢喜さんと新井さん。

後日のラジオで新井さん談によると。
「事前にやるの?どうする?みたいな話はしたけど 
 具体的には決まってなくて、最終的には、当日の
 大希次第だなってなってて、イントロ弾き始めだ
 から、あー、やるんだー、みたいな…」だそうです。

ふんわりの会話、からのあのクオリティ。
しっかりしたクオリティ、からの。

「Prayer X」
おのずと震えた…、
私という私の震えられるところは全部震えました。

会場のみんなが、生まれたての仔牛状態(私調べ)

生まれたての仔牛(私調べ)たちが、
ティ、ティ、ティ、ティで煌めくわ、
ティ、ティ、ティ、ティで煌めき探すわ、
煌めきのクオリティが高い!!!

井口さんが言います。 
「最後!この時代に乗って行こうぜ!って歌です!
 みんなで歌いましょう!!!」

ウォォォォォーーーーー!!!!!
飛び乗るぜーーーーーー!!!!!
ヌォォォォォーーーーー!!!!!
命揺らすぜーーーーーー!!!!!
ヌォォォォォーーーーー!!!!!
ヌォォォォォーーーーー!!!!!
ヌォォォォォーーーーー!!!!!

常田さんが言います。
「歌えるか?歌えーーーーー!!!」

ウォォォォォーーーーー!!!!!
常田が喋ったーーーーー!!!!!
ヌォォォォォーーーーー!!!!!
さっぽろーって叫んでから初めて、常田が喋った!
ヌォォォォォーーーーー!!!!!
常田が喋ったーーーーー!!!!!
ヌォォォォォーーーーー!!!!!
クララが立ったーーーー!!!!!
ヌォォォォォーーーーー!!!!!
常田が喋ったーーーーー!!!!!
ヌォォォォォーーーーー!!!!!
ヌォォォォォーーーーー!!!!!
ヌォォォォォーーーーー!!!!!

頭を下げながら、ギターを一発かき鳴らし、
タオル片手に「ありがとう」と常田さん。

深々と頭を下げる4人。

ギターノイズの余韻を残し…

ー 終演 ー

「今夜は帰らない、帰りたくない!!!」
友達以上恋人未満なアイツとの距離を縮めるように。

思ったり願ったりした…、けど終わっちゃった。

「あなたの好きってその程度のものだったの?
 何度でも告白すればいいのよ!
 そんな簡単に諦められるような気持ちだったの?
 最後まで諦めないで!
 ネバーギブアップフォーエバー!!!」

って気持ちでやってきた…、けど終わっちゃった。

井口さんの透明な歌声に。
常田さんの寡黙な感情に。
新井さんの轟天な愛情に。
勢喜さんの凄烈な無垢に。

命揺れ、命生まれ、

彼らの音を楽しみ、
彼らの音に魅せられ、
彼らの音に飲み込まれる。

井口さんは、真面目なサイコパスだし。
常田さんは、思春期のジャック・スパロウだし。
新井さんは、スポンジみたいな人だし。
勢喜さんは、熱狂ティーンエイジャーだし。
King Gnuは、炎好きだし。

もう毎回、初々しいばかりの煌めき探し。
毎回、毎回、煌めき探しが抜群。

毎回、毎回、煌めきてんこ盛り。
この煌めきがあれば、CO2削減に一役買えそう。

地球にも優しいKing Gnu。

命が広がり、
心に繋がり、
まだ見ぬ未来と混ざりあう。

幸せな日々がやってくる。

毎回、毎回、違った世界を見させてもらいました。
本当にありがとうございました。
ほんとは、菓子折りのひとつでも持って
お礼にお伺いしたいところではありますが…、

さてさて、
私の道に迷った時の途方の暮れ方が抜群だよ、
っていう話とか。

目の前に電車が来たらなぜだか乗っちゃう癖がある、
っていう話とか。

ライブだよね?
ひたすら食べてない?食べてばっかじゃない?
っていう旅のおもひで話とか。

勢喜さんのピンクの眉を見るたびに、
こんちくしょうめー、かわいかっこいいなー、
抱きしめてやろうか!って思っちゃうよね、
っていう話とか。

新井さんのベース弾きながら回転してる姿とか、
ベース背負っちゃう姿を見れちゃうたびに、
おいっおいおい、紳士かっこいいなー、
抱きしめてやろうかって!思っちゃうよね、
っていう話とか。

井口さんの綺麗な声が響くたびに、
へいっへいへい、素敵かっこいいなー、
声帯ごと抱きしめてやろうか!って思っちゃうよね、
って話とか。

常田さんの表情が見え隠れするたびに、
海賊でお馴染みジャック・スパロウに見えて、
色男は海超えちゃう気だな、
あらっあらあら、始終かっこいいなー、
カリブ海にいっかい沈めてから抱きしめてやろうか!
はたまた、
あたたかい毛布かけてやろうか!って思っちゃうよね、
っていう話とか。

井口さんが舞台中央まで出て来たら、
『井戸の中からとかじゃくなくー』つって、
佐久間一行さんの井戸のお化けの歌が脳内で始まって、羽伸ばしてきたー!って思っちゃうよね、
っていう話とか。

常田さんがヒートアップしたら
勢喜さんのとこ行きがちだよねー、っていう話とか。

King Gnuはそれぞれいちいちカッコいい。
みんな違ってみんなGNUだよねー、っていう話とか。

どんだけペラペラさせんだよ、
長いよ、しつこいよ、
っていう(苦情っぽい)話とか。

そろそろ私の話が長いってことは
受け入れてくれる頃合いなんじゃないかなー、
っていう(懇願っぽい)話とか。

もし私が校長先生だったら、
こんな長いのを書く方も書く方ですが、
こんな長いのを読む方も読む方です。
読んでいただきありがとうございます。
時間の過ぎ去るのは早すぎて恐ろしいものです。
敷金礼金なんてもっと怖いです。
読んでいただきありがとうございます。
こんなものを読んで時間を無駄にしてしまったという
反省を無駄にすることなく、これからを大切に生きて
欲しいと願っています。
読んでくれてありがとうございます。
っていう(お礼っぽい)話しなんかを、
朝の朝礼ではしたいと思います。

すこぶる長いんですけど…、
すこぶる何が言いたいかって…、
『だから、私…、モテないんじゃない?』

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