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【トルコショック】FXで想定外の損失

皆さんこんにちは

経済的自由を目指すサラリーマンこと、MMLです

表題の件ですが、いやーやられましたね~

FXやられない方、FXやっていてもトルコリラを扱っていない人からすると何の話?って感じでしょうか

私はトレード感覚を維持・向上させるために少額でFXトレードを繰り返しています。これは株や仮想通貨などの大きな投資額を投入する際のメンタルとテクニカル・チャートを読むトレーニングの位置づけです(有料ですが、以前の記事を添付しておきます)

今週発生したトルコショック

さて、何がやられたのか、ですが、私は先週トルコリラが一段と高くなる(日本円からすると円安)と予測し、結構多めにトルコリラを買っていました

しかし、週開けにBig newsが入ってきました。金利調整によりトルコリラ高を誘導していた中央銀行総裁アーバル氏をエルドアン大統領が更迭したことです

これにより、リラは対ドルで一時、前週末比15%前後下落しました。一日の下落幅では2018年8月にトランプ米前政権との関係悪化でリラが急落した「トルコショック」以来の大幅な下落率になったようです。


トルコリラの不思議な状態

下記に最近10年と6か月のトルコリラ/円のチャートを載せました。トルコリラはここ10年間はずっとトルコリラ安が続いており、この10年で価値は20~30%まで下がっています。トルコ国内では通貨の価値が下がったので強いインフレが発生していることになります

このような状況をなぜ放置しているか?ですが、それはエルドアン大統領が金利を下げれば、マネーが市中を回りやすくなる。金利の引き上げは景気を冷やす「悪」だ。との考えでした

一方で昨年11月にアーバル氏を中銀総裁に就け、金利引き上げを容認したことによりトルコリラは反転しトルコリラ高のトレンドに転換しました(6か月チャート)。しかし、トルコ国内は物価安定の効果はすぐに出ず、市民生活の負担になる高金利をエルドアン大統領は容認できなくなったようです

トルコは昨年、低金利での自動車ローンの提供、国営銀行の融資枠拡大などの新型コロナウイルス対策で実質1.8%成長を達成したのですが、国民の生活実態は厳しく、インフレ率は15%を超え失業率は3割に達しています。

トルコリラ下落に対して、利上げを抑えるかわりに国営銀行を通じたリラ買いの為替介入を実施したようですが、これは買い支え効果は限定的とみられています

恐らく利上げをけん引していた中銀総裁を更迭したことで、同じ施策に直ぐに戻ることはないので、これからはトルコリラを売る方向で機会を探っていこうかと考えています

*投資は自己責任です。本記事の内容は参考程度にご覧頂くようお願いします


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