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生成AIに関する備忘録

冒頭からあれですが……生成AIに興味がつきません。
個人的にがっつり使いたいとは思っていませんが、立ち位置は否定派でも肯定派でもなく、便利になったらいいなあ〜みたいな感じで静観しています。

で、先日akumaというサイトで軽く試してみました。

僕のペンネームでもある「まけいぬ」というキーワードで適当に色をつけて出てきたのがこれ。

変な犬を描きたかったのですが、初期の読み込むデータセットが美少女アニメ調だったせいか、美少女キャラが出てきてしまいました。

まあ、でも遊びだと割り切ってちょこちょこいじってみることに。

犬要素が強くなったのか耳がつく。

その後、遠のく……

これをものの数秒で描くのはすごいことなんですが……出てくる絵が全部なんかどっかで見たもののデジャヴュだなぁという印象で、自分が描いている!という気持ちには全然なりません。むしろ、諦観というか、もうボタンを押して、何が出てくるか運要素に任せるガチャみたいな感じです。(昔話ですが、TumblrというSNSでリストをスクロールしている感覚に近いと言えば近い気がしました)

でもまあ、適当に設定いじるのがたのしくて、久しぶりに時間を忘れるようにぐりぐりいじって犬の耳?的な何かがついた変なのがようやく出てくれました(ちょっと画風が外国のSF調で絵自体は好きだったり)

しかし、美少女の世界からいまだ抜けられず……

もうなんだこれ、って感じで、キーワードを男、おじさん、おっさん、メガネとかいろいろ変えて(今思えば犬種とかしていすればよかったのかも)トライしてみることに……

で、出てきたのがこれ。

ただの犬だー。アニメ調に設定してるのになぜか足元なんかは鉛筆画みたいな犬だー。それも犬にしては微妙にところどころ(髪型とか)おかしい。

で、またぐりぐりやって出てきたのが↑の犬っぽい髪型の中性的なイラストです。陰気だけど意思が宿っていそうな力強い目線がいいですね……色調をフォトショップとかでいじってやればまあ使えそう。

と、ここでこんなことをしている場合ではないと気づきました。このままでは読む予定だった本も読めずに三連休が終わってしまう。ということで、コンピュータの電源を落とし、いつもの読書へ、、、

***

雑感ですが、ちょっとお遊びで触っただけで、本格的なやつを使えばまた印象は変わるだろうなと思いましたが、いまの感想は(自分にとっては)こりゃダメだ、という感じでした。

何がダメって、やってる感覚が昔音楽ソフトであれこれいじっていた時の感覚に近かったから。いじるのは楽しいけど時間が無限に溶けていく。そして現実の時間はお金に変え難いほど重要だったりする。そして、結果を求めて作業していくには運のパラメータの要素が強過ぎて、思った展開にならないと軌道修正が果てしなく難しい。

結果、時間潰しには最適だけど、仕事で使うには相当がっつりパラメータを熟知しないと使い物にならない気がしました。(あくまでもお遊びソフトの話です)

あと気になったのは「成長」の部分。

人間の絵描きなら、描きながら自分の経験とか知識の蓄積、外部からの影響とかが積もりに積もってそれが絵に反映されて、それが時間軸でどこかの方向へと進化していくわけですが、AIは成長するのかよくわからない気がしたところ。もうボタンひとつで上手い絵は描けるので、じゃあそれが時間軸とともにどういうふうによくなっていくのか、そのあたりが見えてきませんでした。絵描きさんの絵は過去、現在、未来の時間軸で捉えることができる。目の前の一枚の絵がよいとかではなく、それが過去からどうよくなって、未来にどう変化するのかそういう楽しみ方もできるけど、AIの絵はそういうの希薄な気がしました。絵描きさんがAIを取り入れて、画風を成長させたりするなら話はまた別ですが、絵描きでない人が単体で生成AIを使って出てきた絵に感動しても自己満足以外とくにないかなと思います。むしろコントロールできないと同じ絵が大量生産されるだけですぐに飽きると思います。結局はそれを使う自分自身がどう成長できるか?みたいなことが問題になってくるのかな、と思ったり。

現時点での感想はこんな感じですが、今後新しい技術の登場で考え方が変わっていくかもしれないです。

また別のものをお試しで使えたら感想書いてみたいです。

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