見出し画像

詩とは何か

気がついたら、頭の中の考え事は詩とは何かというテーマに移り、ぼんやりした形だったものが、つかの間はっきりとした輪郭を見せた。
その記録のために、暗い部屋で布団から手を伸ばして携帯を開く。時間は午前1時37分だった。ふと思いついたり、長年心のどこかで答えを探していたことを見つけたりするのは、深夜や早朝など隙間の時間にありがちな気がする。

さて、詩とは何か、長らく時間がかかったけれども、私の中で思いついた解があったので、思考と直感の戦利品として手にとり眺めたいと思う。
まずはじめに、私は1年半ほど前に、それまで書いていた"詩"が書けなくなった。そして、なぜ書けなくなったのかははっきりせず、当時は枯渇したのだろうと思っていた。さらに、自分の書くものが詩ではないような気も同時にしていた。
いま胸に浮かんだ答えに照らし合わせると、私の書いたものの大部分のところは、やはり詩ではなかったということになるだろう。なぜならば、、詩とは"ムダと考えられるもの"だから。
ムダというのは悪く言っているわけではなく、私は"詩"というものを書きたいと思っていたし、憧れもあったので、これこそはという良い意味で言いたいのである、。ムダだというのは、役にたたないとかいう意味合いもあるけれど、それよりもすっきりさせないということなんじゃないだろうかと思う。自分で不要だと思う言葉を削ったり、私におけるすっきりした表現をしたりしたことで大切な成分が抜けて、それが詩でなくなったんじゃないか。

その潤いと、垣間見える相手の心…と自分の心が見る景色…を生きる土俵から欲して手を伸ばしてしまうもの。
私にとって"それ"が詩なんだと。それは、必要ないからと、もしくは表出させるのを怖がったためにかつての私が削ったものが体現していたのかもしれない。

現在のところ、そう思っている。時が経つうちに、この戦利品の形は変わったり失くなったりするんだろう。

サポート嬉しいです(^o^)✨読んでくださりありがとうございます。