乙武さんが欠損フェチを理解してくれた
2011年7月、片山真理さん達により「切断女の夜」というイベントが開催され、身体の欠損や義手・義足を魅力的なものとして見るという流れが確立していく萌芽になったのではないだろうか。
「不謹慎ですが、魅力的な義足ですね」と出演者にコメントを送ると「何がどう不謹慎なんですか?魅力的なら魅力的だと言ってください」と返された。
いよいよ、堂々と「義手や義足は魅力的」と言える時代が来たのだ。
この流れは、既に「五体不満足」を出版し、有名人としての地歩を固めていた乙武さんにも及んだ。
2012年のことである。
乙武氏は「手足が無い人が好きだなんて、メガネの人が好きとか、髪の長い人が好きと言うのとどう違うんですか」と言ってくれた。
まさに、これが我々フェチが、伝説の欠損フェチ掲示板「MOON BASE」の昔から言いたかったことなのだ。
乙武氏といえば、確かに、五体は不満足とはいうものの、東京出身であり、なおかつ早稲田大学卒業という人並み以上のアドバンテージを持っているのだ。
もちろん、本人の努力に負うところが大きいのではあろうが、100%好感を持って受け入れられるものではなかったようだ。
それでも、このフェチ認容発言は非常に嬉しかった。
このことで、世の中の風向きがかなり変わったのではないだろうかと思っている。
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