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ゆうしゃが見たBlack Magic Orchestra

もうお盆休みも終わりですね。


第38回魔界が終わって数日が経ちました。なので改めて作者の視点で振り返ってみようと。


前回の「武を継ぐ」を終えて、「脱プロレス宣言」「ハイブリッドスタンダード宣言」と立て続けに発表ごとを行いのぞんだ今回。


新しいことというより、「武を継ぐ」で行ったことをさらに進化させることを選びました。それは完璧な「音楽と格闘」のハイブリッドです。


楽曲1曲の間に完璧に死合をシンクロさせるという、「武を継ぐ」で行ったことを全編に広げました。


相当、大変な作業だったと思います。今までは、どちらかというと格闘シーンはプロレスがベースであり、ある程度の自由がありました。しかし、曲とシンクロすることにより、そういうファジーな部分は消え、相当なつくりこみが必要となりました。


短いリハーサル期間の中、打ち合わせを重ね、バトルシーン担当のバッファローの苦労は大変だったと思います。


また、演じるハイブリッターにとっても、一瞬の油断も許されないことになり、その緻密さはもはや魔界としかいいようのない世界となったと思います。
これを完成させることが、「脱プロレス」であり「ハイブリッドスタンダード」だとワタシは信じています。


その結果、公演としては1時間10分とコンパクトになりましたが、それと反比例する「濃密」さが生まれました。


無駄を排して密度を濃くする。


これが魔界だといえます。

 
もちろん改善点は山盛りでした。今回は芝居部分には大きな課題を残しました。格闘シーンが魅力的になればなるほど芝居の部分は重要になります。そこに関しては非常に甘い点が見受けられました。これは次回への改善点です。
その次回は、新しいハイブリッドを行います。


それは「ゲーム」との完全ハイブリッドです。


コーエーテクモさんの「信長の野望201X」とのコラボです。この件については改めて書きたいと思いますが、今までもいくつか行ったゲームとのコラボ企画とはあきらかに違います。


「信長の野望201X」のキャラクターが魔界に登場し、魔界のキャラクターが「信長の野望201X」に登場します。そして、それは「特別編」のようなものではなく、あくまでも魔界のストーリーの一貫として行います。


この新しい挑戦は、ワタシに様々なインスピレーションを与えてくれました。
次回の魔界はまさに「ゲーム」の世界をリアルに展開します。
ぜひ見て欲しい。


「大三島の別れ」「能島の雨に英雄散る」の2作で魔界のひとつの形を提示して、「武を継ぐ」「Black Magic Orchestra」で新しい魔界が始まりました。
なんとなくいよいよ本当のスタートラインに立った感じです。


次回の「第39回魔界〜星と海の反撃」は魔界の新しい序章となる作品です。ぜひご期待くださいませ!


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