Qiitaについて

はじめに

アクセンチュア 赤石です。
休みの日に投稿する、長めの記事、いつもはテキストファイルで原稿を起こして、FacebookとLinedInにダブルポストすることが多いのですが、なんか効率が悪いし、そういえばみんなNoteというのを使っているなと、ふと気付き、Noteデビューしてみました。

今週投稿したQiitaの記事 ChatGPTは本当にプログラミングができるのか 自分の本の練習問題で実験した がおかげさまで「100いいね」達成です。
この機会にQiitaについて書いてみたいと思います。

Qiitaを始めたきっかけ

過去の書き込みを紐解いてみると、最初の書き込みは2017年10月7日になっています。約5年前ということになります。

これは、すべてのエンジニア共通の気持ちだと思うのですが、Qiitaのようなパブリックな場に自分の技術情報をさらすのは、最初は結構勇気が必要です。自分のレベルの低さを人に見せて笑われたくないとか、そんな理由だと思います。
私自身も5年以上前にも何度か、「Qiitaに記事書いたら」と人から言われたことはあったのですが、そういう気持ちから躊躇していたのだと思います。どういうことがきっかけだったか忘れたのですが、「あ、もっとお気楽に書いていいんだ」とあるとき考えるようになり、そこからは、Qiitaの書き込みをかなり量産するようになった次第です。
記念すべき第一号の記事を見返してみると、こちら。

たったこれだけで記事の全量です。今、思い返してもよくこんなんで投稿できたなとも思いますが、「とにかく試しにやってみるのが大事」ということでしょう。

当時の私はIBMでWatsonのテクニカルセールスをしていました。デモ用のサンプルアプリを作り、Githubで公開して、その使い方の解説をQiitaでやるというのが定番でした。その一例はこんな感じです。


「いいね」体験

Qiitaといえば「いいね」です。一度呼び方から変わってわけわからなくなったことがありましたが、今は元に戻ったようでよかったです。自分自身の「いいね」体験を簡単にご紹介しましょう。

何万、何千という信じられないような「いいね」をもらっているスーパーな記事が一部ありますが、私はそこまではたどり着けず、過去に「100いいね」を超えたのは、今回を含めて3回です。

最初に100超えしたのはWor2Vecの紹介記事でした。

Qiita記事を書き出した2017年10月当時のものです。
今、思い返すと、「まぐれあたり」みたいな感じだったのだと思います。
ただ、こういう領域にニーズがあるのだということは、肌感で理解でき、その経験が翔泳社からテキスト分析の本を出版するきっかけにもなったので、とても思い入れの深い記事です。

逆に、それ以降は、全然「100いいね」のヒットはなかったです。2度目は、転職し、職種がコンサルに変わってからの約1年前で、内容はデータサイエンティスト向け資格一覧。

これは一言でいうと、手抜き記事であり、ググって集めた情報を順番入れ替えて表形式にまとめただけのものです。確か、2,3時間でできてしまったものだったかと思います。自分としての見解を入れてしまうと他社の誹謗中傷になる可能性もあるので、意識してそういう情報は入れませんでした。
経験上、日本人はこういう資格が好きですし、「データサイエンス」の切り口でまとまった情報は、少なくとも当時はほとんどなかったので、投稿する前から結構ウケるなという予感はありました。ある意味、狙って当てた記事ともいえます。

今回も記事のアイデア考えついたときにこれはウケると直感しました。

内輪の話をすると、かなり本の中身をさらすことになるので、いったんプライベートモードで原稿を作って出版社の了解を得て、公開しています。他の人に私に断りなしに今回の記事を書かれたら、抗議したかもとも思います。そういう意味で、著者特権を活かせた記事であったといえるでしょう。
何人の人が閲覧したかの数字は著者しかわからないのですが、下記のように2/4時点で30,000人を超えています。ネットならではの影響力で、ありがたい限りです。

最新投稿の読者数

この3つは、たまたまうまくいったものですが、この陰ではものすごく気合いと時間をかけて書いたのに全然反響がなく、泣いた記事がいくつもあります。忘れっぽい性格なので、具体的にどれというところまで覚えていませんが。

今後に向けて

この記事を締めるにあたって、自分の仕事との関係についても整理してみます。
私がQiita記事を量産していたIBM時代は、上でも書いたとおり「技術セールス」という役割であり、いってみれば、仕事で作った資料を(お客様情報を抜いて)そのまま公開すれば、それがQiitaの記事になるような感じでした。なので、とてもQiitaと相性がよかったといえます。
今のアクセンチュアでは、具体的なプロジェクトを持っていて、デリバリーをする立場です。当たり前ですが、プロジェクトの成果物をそのまま公開ということはあり得なくて、だからやりやすさが全然違います。しかし、工夫をすれば記事をかけるのも事実です。実際、100以上のいいねをもらえた記事のうち、まぐれ当たりの1つ以外はアクセンチュア時代のものですし。
今後も可能な範囲でこういう活動は続けていきたいと思っています。
こういう活動をする具体的なメリットとして「最近のエンジニアはこういう技術領域に関心を持っているのではないかという仮説」が正しいかをすぐに確認できるということがあります。ここで得た経験が、著作など他の領域でも生きていると思います。
また、「自分の考えていることを文章でまとめ推敲して、人にわかりやすい形にする」という行為は、どんな仕事をしていても必ず活用できる能力です。この記事の読者の皆さんも、自分で試しにやってみることをお勧めして、この記事の締めとさせていただきます。

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