85mmの世界が覗きたくて/#215
普段は50mmの単焦点レンズが大好きで、7割程度の撮影は全て賄っている。そんな中でバリエーションとして広角や望遠を取り入れることもある。特に望遠側は135mmを用いることが多い。
カメラを始めた頃に50mmの次に望遠の世界に憧れた。そこで85mmを購入したが直ぐに135mmに惹かれ買い足して以降、活躍の場は限定的になった。もちろん85mmも使いやすい。中望遠らしい圧縮やなだらかなボケ感が魅力だ。コミュニケーションを取る上でも心地よい距離感だと言える。
先日、SanDiskフォトコンで入賞した写真も85mmで撮った作品だ。被写体を浮かび上がらせるポートレートレンズと呼ばれるにふさわしい世界。撮りたいものを主役として際立たせる魅力が詰まっている。
私自身は寄りの写真が苦手でつい下がって撮ってしまう。そんな自分にとっては強制的に寄りと向き合う機会となっている。もちろん不慣れであるため楽しさやワクワク、視点が大きく変わり頭を抱えることも増えた。けれどそこから学ぶことは想像以上に多く新たな可能性が見え写真の面白さを実感している。
たまには普段使わない画角を使うのも成長する上で必要なこと。単焦点派であればズームレンズも良いだろう。とにかく普段と違うことや意図的にいつもと違う状況を作り出すことが刺激となり新しい世界と繋がるキッカケとなりうる。
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