人と同じはつまらない/#104
写真を趣味にしてから変わらないことがある。
それは人と同じを避けるということ。SNSの普及により素敵な場所が簡単に拡散されていく時代。誰も見向きしなかった場所が1年後や数ヶ月後には人で溢れる場所になるケースは多い。
また複数人で撮りに行くと、似たような写真になることは言うまでもない。惹かれるポイントが似ているし撮る位置や焦点距離も同じである場合がほとんどだ。故に人と同じ表現になりやすい。
大勢で撮りに行く場合、1人が撮り始めると他の人も便乗して撮り始める。そのキッカケを作ったのは最初に撮り始めた人。個人的にはそう言うケースでは自分は撮らない。なぜなら自分が撮りたいと思ったポイントではなく他者の視点だからだ。もちろんそこから気づくこと学ぶことが多い。
しかし大切にしたいのは自分の写真。自分の気づきと向き合いながら撮りたいと考えている。写真を撮る時は基本的に有名な場所を避けてあえて無名な場所で撮る。ドライブや散歩で偶然見つけた場所。一見良さそうに見えなくても撮ると意外と良い場所。そんな場所を見つけることが好き。宝探しのようにワクワクするのだ。たとえ有名な場所でも誰も撮っていない視点を考える。思考を巡らせながらファインダーをのぞく。
人と同じはつまらない。自分らしさを追求するためにも新しい視点や場所を見つけたい。受動的ではなく能動的に追い求められるように写真と向き合えるように考え続ける。
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