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85mmの世界を覗いてみよう/#113

カメラを買うとき最初の1台として選ばれるダブルズームレンズキット。標準域から望遠域まで幅広く撮れるためお得だと感じますよね。しかしイメージしていたようなボケの美しい写真はなかなか撮れません。そこで単焦点レンズの存在を知ります。多くの人が50mmの単焦点レンズを手にして写真の世界へグッと入り込むようになります。そして新たな表現として気になるのが望遠レンズ。特にポートレートレンズと呼ばれる85mmが目に飛び込みます。今回はそんな85mmの単焦点レンズについてご紹介。

圧倒的なボケ

85mmを語る上で欠かせないのがボケ感です。レンズは望遠になるほどボケやすくなります。85mmの単焦点レンズはF値が1.4-1.8の物が多くボケをより強くしてくれる魅力があります。そのため後ろボケだけでなく前ボケも美しく写真を撮ることがより楽しくなります。

程よい距離感

85mmはポートレートレンズと呼ばれるほど人物撮影に欠かせないレンズです。それはボケを活かした柔らかな描写とコミュニケーションを撮りながら撮影できる距離感だからです。人物撮影において最も重要なコミュニケーション。近すぎても遠すぎてもダメで大きな声を出さなくても疎通が取れる距離が大切ですね。その距離感が85mmといえます。グッと近くまで寄らなくても1mほど近づけばかなりアップの写真が撮れます。3-5m離れると全身を含めたカットも撮れます。程よい距離感を保ちつつコミュニケーションがとれる85mmはまさにポートレートレンズと言えますね。

歪みが少ない

最後に歪みについて。レンズはその設計上周辺部に歪みが発生します。特に広角レンズほど特徴的であり魚眼レンズなどをイメージすると分かりやすいですね。対して望遠レンズはこの歪みが少ないと言われています。線が伸びたり曲がったりせず、圧縮効果も相まってより美しい線を写し出してくれます。

いかがだったでしょうか?85mmについて簡単にまとめてみました。気になっている方の参考に少しでもなれば幸いです。


 SUBARU(マカベ スバル)
鳥取県在住 / なにげない日常をテーマに写真を撮っている / 出張撮影 / 写真イベント企画  / 鳥取のPR活動も行なっている。
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