MAKA VS 鎮座DOPENESS -MAKA視点での初ノート


こんばんは、一年を振り返るとジャンボさんと戦ったり鎮さんと戦ったり渋谷に事務所を構えたりとコロナで大変な事もありましたが自分に取っては昔一瞬夢見たり夢にも思わなかった事が次々と起きた一年でした。

普段自分のバトルってあんまり見ないんです。

あとバトルの内容は割と覚えてる時が多いのですが今回の鎮さんとの試合は見ながら感情がどんどん思い出してきてまとめてみようかなと思いました。

---MAKAから見たあの戦い---

緊張は全然ない(今年の戦極リーグから誰が相手でも何故か緊張しなくなりました)

でもワクワクと興奮はずっとあって早く手合わせしたい、それだけでした。

そして入場、、、

ほとんどが「鎮座ー!!」という言葉で埋められた客席から聞こえる「MAKAー!」と何人かが言った時は

「グラララララー」とよくわからない言葉が頭の中に駆け巡ってました。

そしてビートチェックで俺のエンジンは一気にかかる。

DJゆのが流したビート、こうゆうビートにバトルで出会えたら俺は絶対に負けない。

そう思っていたくらい理想のビートが流れて心からゆのにありがとうと思いました。

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じゃんけんで勝った時は凄く後攻を取りたかった。

相手の初手を伺える後攻のがチャンスはあるし鎮さんに勝つなら後攻と思っていたけど万が一このビートで乗れない未来があるなら…

そんなこんあで気づいたらほぼ無意識に先攻と言っていました(笑)

---【ここから作戦と心境を解説しますね】---

*****MAKA一本目*****

自分が最近作っているGRIMEというUKノリを出来るだけ試してみようと思う戦いでもあった
まずはLETHAL BIZZLE のPOWのサンプリングで入ろうとスクラッチ前に決まった

https://youtu.be/FzU5Q4uI3iw

★このPOWという曲がリリースされた時にみんなぶち上がって発砲しちゃうから禁止令が出たくらい有名な曲で、そういった経緯も込めて自分をぶちあげる為にもこれだって思いました。

そしてサンプリングは成功したものの…俺は重大なミスに気づく。

おそらくBPM140前後だったけど頭の中で勝手にハーフでとっていたせいで気づいた時には9小節目に

内心はテンパったけど【半端になるな!】と心の中の自分に喝を入れられとりあえずやってしまおうと思ってやったらスクラッチが聴こえず変な小節を蹴っちまいました。

終わった…って思ったんですけど鎮さんが楽しもうと言った気がして次に備えようと思っていたその瞬間

やっぱりこの人は化け物だなーと思った。

*****鎮さん一本目*****

なんで化け物かと思ったか。

まずGrimeというジャンルの一部のルーツに

サイファーする時に最後の言葉を放ってからマイクを渡すから次の人はビートの頭で入れない
だから一拍空けてからラップをするというマナーがあるんですよ。


俺の最初のPOWもガヤになる部分なので俺は頭で入ったけどイメージは一拍置いていて
鎮さんは一拍空けからの更に遅ノリというちょっと遅らせるから味が出る入りをしたんですよ。
★これは俺はまだ狙って出来ません、どちらかという俺はミスした時に逆にハマって良く聴こえるまぐれがおおいです。

そして何より凄いと思ったのが-発声-

テンションが上っていて飛ばしすぎたのはありますがフィジカルで攻めようと思っていた俺に対して
鎮さんのラップは水切りみたいでした、気持ちい間のとり方も含めて

100%のフィジカルで120%を出す俺と

抑えながらベストのテンションで抑揚をつけてる鎮さんだとバースに対する柔軟さが全然変わってきます。

ただここでそこを寄せに言ったら違和感あるしこのまま走るしかないと思った、そんな俺の二本目

*****MAKAニ本目*****

ここが凄くもったいなかった、頭に浮かんでる韻と文脈に対して口が追いつけなかった…

先程に言ったように100%で走った俺の声は体育館でマイク無しでみんな聴こえる声のデカさで喋ってる感覚

故にブレーキをかけないとカーブが曲がりきれない車状態でした。
ここで完璧に言いたいことが言えてたらちょっとわからなかったとも思ってる。

滑舌と発声は2021年の目標です。

言葉の語尾の弾き方はかなり良かったと思ったけど動画見て滑舌が悪く聞こえたのも全力で声を出しすぎたせい。

鎮さんが声を放った後のバースは一本目よりも高い山がそびえ立ってるように見えた。

みんな楽しんで揺れている、それと同時にみんなのハードルが見えないくらいに高くなった空気が凄く伝わったあの感覚たまらないっす(笑)

ノリ方は少しだけドラムンベースを意識して

*****鎮さんニ本目*****

ここでも食らったの覚えてる。


早すぎて本当何ってるかわからない
(おお鎮さんにもこれを言われてしまった…


お互い~♪


お互い!?)

普通に考えてお互い言ってる事が早すぎてわからないって発想バトル中にでるってやっぱ凄い

そんな事を0.何秒の相手で考えてました。

あと飛ぶ鳥を/で一旦ブレス(息継ぎ)して【落とす勢い】でフロウつけるって本当に音仙人だと実感

*****MAKA三本目*****

胃の調子とかは動画をみてきづいてブリブリクソして儲ける

今思うとここからは俺の中でもう着いてくのに必死でUKとかGrimeとかは全然考えていなかった

意識して聴いたらわからると思いますが俺の声が100%じゃなくなってると思います。

ここからはフィジカルよりも本能型になっていて

ちょっと前のMAKAのスタイルで、ライムフロウ繋げバースに自然になっていました。

今思うとここにたどり着くならもう少し落ち着けば良かった

でも個人的には手応えもあったのでちょっとイケるかもと思っていた記憶があったのですがその後に発動されました。

*****鎮さん三本目*****

★ドープネスタイム★

鎮さんの方向いたら踊ってた

そして俺の二本目山のように高くなってくハードルと思ってたら鎮さんもヒマラヤに登っていた。

飲んでる三本目←こことかめっちゃラガだったしクラッシュだったら音抜いてとんでもない物が完成されていたと思う。

この時俺は音を操る仙人に勝つか活かで2つの【かつ】が浮かんでいた


*****MAKA四本目*****

この時に俺は鎮のフロウに対して何個か種類が浮かんだ

・少し間を空けて4本目だから落とし所を重視

・鎮さんのフロウを真似して上げる

・思いっきり分かりやすいラガで空気感を変える

でもこの4つにはどうしてもこの空間に無いものがあった

それが【音楽を繋ぐ】

もうこの時俺は楽しすぎて勝つより活、活きのいいセッションをしたくなってました。

戦うより作り上げたかったって気持ちが大きくて

初手出たフロウは一泊目から乗り込んでグルーブを加速させるために咄嗟に閃いたDancehall ReggaeのAidoniaのYeah Yeahを軸にして作り上げた感じで挑みました

https://youtu.be/YAfoh46RYNY

オーバーワーク、オーバータイム
Yeah YeahYeah Yeah Yeah YeahYeah のリズム感です(笑)

そんなこんなで音楽の神に愛されてシンギングとかはもうテンション上がって出ちゃってました。

正直言ってフロウパクられて盛り上げられるとかは沢山ありましたが

こんなに毎ターン自分が出すグルーブを上塗りされるってあんまり経験が無かったので本当に気持ちよかったです。

一日三時間くらいフリースタイルを1人でやって遊んでるのですがこの一試合で声が亡くなりました…

*****鎮さん四本目*****

もう自分も出し切って鎮さんのラストのバースは何も考えずに聴けたので一番幸せでした。

曲やろうって行ってくれたり1つ1つの遊び心というかワードセンスと言うか本当に堪らなすぎて死ぬのかと思いました。

負けたけど俺の中では勝ち負けを超えていてもちろんいつかは鎮さんを超えたいと思っています。

本当に良い日になりました。


音楽最高っす!

PS 殴り書きみたいですみません。

文を書いていて口調は統一させろと言っていいた中学の先生の言葉を思い出しながらめちゃくちゃに書きましたが最後まで読んでくれた方ありがとうございます。

よく乗り方一緒で飽きたとか言う馬鹿がいますが好きな人にはわかる細かいテイストを加えてて自分が飽きないスタイルを追求していますので2021年もよろしくお願いします😊

あと3時間で2020も終わりますがみなさん良いお年を! MAKA


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