色づく世界の明日からが最高だった件

どうも皆さんこんにちわ。マジュフォンです。初回はインターネットとの出会いについて語りましたが、今回は2018年秋アニメの作品「色づく世界の明日から」について語りたいと思います。筆者はめちゃくちゃ感動してしまいその勢いで、ガンガンネタバレしていくので皆さんどうかよろしくお願いします!


色づく世界の明日からの舞台・設定

物語の舞台は60年後の2078年長崎。日常の中に魔法が残る不思議な世界観です。主⼈公の⽉白瞳美は17歳で魔法使い⼀族の末裔。幼い頃に⾊覚を失い、感情の乏しい⼦です。そんな瞳美の将来を憂えた⼤魔法使いの祖⺟・⽉白琥珀は魔法で瞳美を2018年へ送り出します。

ええ、そう本人の同意などお構いなく突然に!いきなりの超展開でこの子大丈夫かな?みたいな心配を抱いてしまいました。でも1話からかっとばしていくスタイル、嫌いじゃないぜ・・・的なノリで見ていました。(笑)

あと作品中の色づかいがとてもきれいで見ているだけで幻想的でした。OPは曲も素晴らしくてとても素敵ですので是非一度ご覧ください!耳が幸せ・・・!(この文章を書きながらずっとOPの17才を聴いてます)


いきなり60年前の2018年に送り込まれる!

琥珀おばあちゃんの魔法で謎のレトロバスに乗り過去に向かう瞳美。運賃はなんとポッキー、いいんだそれで。2018年に着くとそこは見知らぬ家の部屋!実はそこは南ヶ丘高校に通う高校生・葵唯翔の部屋でした。部屋を抜け出す所を見られて彼のガールフレンドに間違われながらも当時の琥珀の同級生たちに対面。琥珀の家を訪ねるも本人はイギリス留学で不在。

60年後の琥珀の手紙を琥珀の祖母に読んでもらい、居候することになります。(よかったなー、いきなりホームレスにならなくて!)その翌日に公園で葵唯翔に遭遇し、彼の描いた絵だけが色を持って瞳美の前に現れるのです!


60年前の母校に通うことになる!?

どうして葵唯翔の絵にだけ色がついて見えるのかこの時点ではよくわかりません。家に帰るとなんと、琥珀の通っている学校南ヶ丘高校に通うことになった瞳美。

瞳美の時代とは制服も違うし、自動販売機の使い方もよくわからないし(未来には現金がない?)戸惑う瞳美。瞳美はクラスメートのあさぎと知り合い、彼女の紹介で胡桃や千草、将たち写真美術部のメンバーとも知り合うことになりました。

唯翔に魔法を使ってみてと求められた彼女は教室で魔法を披露するも、彼女にできるのはほんの小さな魔法でしかなく、周囲の野次馬たちは失望の色を露わにします。そう、瞳美は魔法使いですが魔法が嫌いであまりうまく使えないのです。この辺りがトラウマなんだろうな~て感じで見てました。


色が見えないことで大失敗をしてしまう・・・

瞳美は写真美術部に勧誘され、部活体験会を訪れました。そして部活動勧誘イベントとして開催された撮影会に参加することとなります。しかし、急なトラブルで瞳美は撮影モデルを担当することとなります。(この辺から雲行きが怪しい・・・。)

彼女は「水色の砂」を使って、水の上を歩ける魔法を使うように指示されますが、色が見えないために誤って「ピンク色の砂」を使用して、雪を降らせてしまいます。瞳美!それ水色やない!ピンクや!といいたくなる視聴者根性(笑)それにしても人が簡単にできることができないって大変だよな・・・とか考えてしまいました。

そんなトラブルが起こってしまったために、瞳美は何となく美術写真部のメンバーと顔を合わせづらくなります。放課後、罰当番でプール掃除をする部員たち、そこに現れた瞳美。お互いに思いを伝えあい、打ち解けたことで彼女は入部の意志を固めるのでした。

皆でプール掃除とか青春か!て感じですが個人的に大好きです(笑)なお、私の母校にはそもそもプールがなかったので水泳の授業すらなく、女子の水着姿を拝むこともなかったです。(いらない情報)


琥珀、帰国するの巻

おまえ、イギリスから帰ってくるの早いな!早速クラスで魔法を披露し、始末書を書いたり大暴れの琥珀。そりゃ教頭もマークするし、クラスメートも引くわ・・・。放課後になり、瞳美と共に琥珀も写真美術部の活動に参加します。魔法写真美術部とかいうどんどん名前が長くなっていくやつw

文化祭に向けた作品作りのために、瞳美たちは夜の学校で夜景を撮影するなど̪し、楽しい時間を過ごす。幽霊を怖がる胡桃や千草の掛け合いも面白いです!そんな中、瞳美は自分が60年後の未来から来たことを打ち明けるのです。

ついに打ち明けたかーて感じですが、こういう人に言えない秘密って話す時ドキドキしますよね。果たして自分は受け入れてもらえるんだろうかっていう瞳美の心情がありありと伝わってきます。


淡い恋心と変化していく人間関係

琥珀が加入することで新たになった魔法写真美術部が学校から認可され、琥珀の提案により懇親会をまほう屋で開くことになります。部活でホームパーティー的なアレです。

ある日、琥珀は学校で占いを実施、その際に占いを受けたあさぎは将に対する恋愛運に関して良くない結果を聞いて落ち込みます。その内容は将が瞳美に好意を寄せるようになってしまい、自分の恋が成就しないことを示唆するものでした。一方の瞳美は唯翔のために星砂(魔法を使うための道具)を作ることを決意し、苦心します。

女子と言えば占い!(偏見)ですが、やっぱり恋占いは定番ですね、心がほっこりします。あさぎは引っ込み思案で自己主張ができないタイプの女の子ですが、けなげですごく応援したくなるキャラですね!将はイケメンで面倒見もよくすごくいい奴なのですが、鈍感であさぎの思いには気づいておらず高校生になっても幼馴染みポジションです。うーん、じれったい!

瞳美は唯翔のために苦手な魔法を一生懸命練習します。この、女の子が誰かのために一生懸命になるシーンはぐっとくるものがありますね!多分私が唯翔だったらこの時点で落ちてます(笑)ちょろい男ですからw


金色のサカナ君再び

唯翔が瞳美からもらった星砂を使うと突然金色の魚が現れます。その魚は彼が小学生の時に初めて賞をもらった絵に描いたものでいた。ある日、魔法写真美術部のメンバーはグラバー園に向かうことになり、そこで瞳美の前に再び金色の魚が現れ、異世界へと誘います。何と、そこは唯翔の絵の中の世界でした・・・。

最初も言いましたがこのアニメはとにかく色使いがきれいで美しいです!魔法の星砂もきれいなもんでとにかく素晴らしい!金色のサカナ君はわりと重要らしく結構出てきます。

あと長崎といえばグラバー園!同じ九州に住んでいる者として聖地巡礼で長崎が潤えば素晴らしいと思います。うちの地元ももっとアニメの舞台になればいいのに~(願望)


3年生は辛いよ・・・

学校が夏休みに突入し、魔法写真美術部はキャンプ合宿をすることになります。部活動も徐々に受験が迫る3年生から後輩へとシフトしていきます。部長を任されたあさぎ。受験に行き詰る胡桃。

また、胡桃は自身の姉であり、パティシエの苺花から「自分の好きなことをやりなよ」と告げられ、したいことが見つからない自分との間のギャップに苦しみます。そんな中でキャンプが始まり、それぞれの思いが交錯する・・・!

合宿も定番ですね、青春力をガンガン感じますね。私のスカウターも反応してますよ・・・!部活に限った話ではありませんが3年生は何かと大変です。この話は主に胡桃回でしたが、彼女の苦しみがすごくよく伝わってきますね。受験に本気になれず、かといって他にやりたいこともない。すごく中途半端な自分と目標に向かって進んでいく周りの人間を見比べてどんどん焦っていきます。

また、胡桃の姉の言葉も彼女を追い詰めます。「自分の好きなことをやりなよ」ってそれがないから苦しんでるんだっつーの!私も姉がいるのでその気持ちすごくわかるぞーー!と異様に感情移入してしまいました。リアルに有能な姉がいると下は辛いのですよ・・・。


これぞ青春・・・!これぞ王道・・・!

将にもっと写真の撮影技術を身につけたいと相談する瞳美。すると将は彼女に休日一緒に撮影しに行かないか?と誘いをかけ、瞳美はそれに応じる。その撮影デートの帰り道、将は瞳美に「付き合ってほしい。」と告白する。

突然の告白に戸惑った彼女はその場から逃げ出してしまう。次の日の放課後、そんな彼女の心配をしたあさぎが声をかけるが、瞳美の相談から彼女が翔に告白されたことを悟ってしまうのだった・・・。

これってデートですかね?いやデートでしょ。来ましたね、ついに・・・!そもそも瞳見の最初の評価が感情の乏しい神秘的な美少女でした。その美少女が魔法写真美術部のメンバーと過ごす内にだんだんと感情を表にだすようになり、いろいろな小さな事件を通じて仲良くなっていき、よく笑うようになりました。

基本的に大人しいんだけど、よく笑うようになった後輩の美少女が同じ部活に居たら普通好きになるでしょ!?もうドストライクですよ!ど真ん中に150キロのストレートがスパーン!と気持ちよく入ってきた感じですよ?なんなんですか、もう!そしてすぐに告白できる将はイケメンですね、もう中身もイケてるのでイケタマでもあります!(イケてる魂の略)

いきなり告白されてびっくりして逃げる瞳美も女子って感じでかわいいですね。そしてあさぎも察してしまったシーンがすごく辛い・・・心に来る!自分がずっと片思いしてきた相手があっさり最近来た瞳美に心奪われてるって相当な精神的ダメージですよ!しかもその相手が仲が良い瞳美ってのがなんとも・・・!

結局瞳美は自分の気持ちに嘘はつけないし、断ることで相手を傷つけてしまうと考えます。「誰も不幸にしたくない」という思いが強すぎるんですね。その気持ち痛いほどよくわかります。自分は瞳美の年の頃は恋愛と全く無縁の生活でしたが、そういう後味の悪い結末だけは味わいたくないなと常々思ってました。それがゆくゆくは恋愛は面倒くさい→恋愛恐怖症みたいな症状になっていくんでしょうが・・・。

最終的に将はふられ、屋上で絶叫しながらすっきりするという漢の中の漢みたいな行動を見せるのでなんだこいつ・・・!?と驚愕しました。そら唯翔も「おまえ、すごいな」と言いますわ!青春ポイントでいうと150点くらいの行動です。(謎査定)最後まで爽やかイケメンでした。(あさぎと幸せになって欲しい)


もう残された時間はそんなに多くはなかった

文化祭に向けて準備を進めていく魔法写真美術部のメンバーたち。しかし、そんな矢先に瞳美の身に異変が生じ始める。突然姿が消えるようになった瞳美。琥珀が原因を調査すると、歴史修正力が瞳美を「時のあわい」へと引き込もうとしていたのだった。瞳美が唯翔たちと過ごせる時間にはタイムリミットが迫っていた・・・。

さて、物語はクライマックスへだんだんと近づいてきました。オノレ歴史修正力ユルスマジ!と叫びたいところですが、瞳美は未来人なのでしょうがないですね。(諦め)残された時間をただ悔いなく過ごして欲しいと思います。

夜、瞳美は「青色」の紙飛行機を追いかけて夜の街で唯翔に出会います。その紙飛行機に書かれた「会いたい。」という願い。ここで見つけた大切なもの、出会った大切な人たち。その全てが静かに崩れ去り、手の届かないものになろうとしている。それを目の前にした少女から溢れ出す感情は切なく、ほろ苦い。

夜に密会する唯翔と瞳美のシーンがすごく切ないです、ホロリ。ぶっちゃけキスくらいしていいと思います!これで最後なんだし!


最終回、未来へ帰る時

琥珀たちは瞳美を未来へと帰すために時間魔法を使います。しかし、予期せぬトラブルが発生してしまい・・・。

女子高生琥珀の時間魔法により、ついに別れの時がやってきます。各々のメンバーは一人ずつ瞳美に最後のメッセージを送ります。それぞれのキャラクターの性格がでていてすごくよかったです。

しかしトラブルにより瞳美と唯翔は別空間へ転移!そこで二人は邂逅し、素直な思いを伝え合う。唯翔は絵を諦めるつもりだったが、瞳美の言葉に勇気づけられ、絵を続けること。瞳美は嫌いだった自分と魔法を受け止めてくれた唯翔への感謝を。唯翔は最後に瞳美にこういいます。

『未来でも笑ってて』

別れは必然。それは瞳美が来たときから決まっていたことです。そして最後の最後に瞳美が自身にかけていた魔法が解けて色を取り戻します。幼い頃のトラウマを克服したのです。感動です・・・!このシーンはモノクロの世界が崩壊し、きれいな色づく世界になっていくのですがとてもきれいです!演出すごい!

こうして未来へ戻った瞳美の前に2078年の琥珀おばあちゃんが待っていました。行く前の気弱な瞳美は様々な感情と色を取り戻した、成長した瞳美になっていました。瞳美はこういいます。「私はもう大丈夫」と。

なんということでしょう!あの気弱だった瞳美が逞しく成長しているではありませんか!(ビフォーアフター風)

そして瞳美がなぜ唯翔の絵にだけ色を見ることができたのかがわかります。瞳美が幼い頃に読んでいた絵本の絵の作者がなんと唯翔だったのです!二人の出会いはお互いの未来に色を取り戻したのです。(感動)そして絵本の裏表紙の虹色ペンギンの色がすげー色です(笑)

10代が成長していく話は王道ですが、そこに時間モノの概念とちょっぴり魔法を入れて更に素晴らしい話になっていると思います、大好きです!この手の話だと時をかける少女とか君の名はとかも大好きです。いいですよね、時間モノ!!


その後の話

この後の話はエンディングというか絵と音楽だけなので詳細がよくわかりませんでしたが、解説ページを読んで納得です。

現代に戻った瞳美は以前のよそよそしい瞳美ではなく、クラスメートの生徒に積極的に話しかけます。その二人の女子生徒がなんとあさぎ×将、千草×胡桃カップルの孫世代ということです!ナンテコッタイ。

あとは墓参りに行くシーンがありますが、あれが誰の墓なのか(唯翔か幼い頃に別れた母親なのか)わかりません。琥珀の横にいたおじいちゃんはまさかの古書店店主でした。(なんとなく予想してましたが笑)


最後に

ここまで読んで頂き本当にありがとうございます。もし少しでも興味がわいたり、アニメは何を見れば良いかわからないなあなんて方は是非この作品をごらんになってください。私自身アニメはごくごく一部しか知りませんが、面白い作品はそれこそ無限にあると思っています。気が済むまでアニメの世界を楽しんで頂きたいです!それではまた。


この記事を書くに当たって

参考文献です。以下のサイトを引用させて頂きました。こちらのサイトの方がだいぶ詳しいと思います。(笑)


#色づく世界の明日から #アニメ #感想 #青春アニメ


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