場を自分でデザインする人へ。
4月から始まった約3ヶ月半の2年春学期のゼミ活動が終わりを迎えた。
新ゼミ生として加わった長岡ゼミの雰囲気はお菓子や飲み物を手元に置いて、教室のレイアウトを変えて、スマホで呟きながら、敬語禁止で。といったように外から見たら一見変わっているようなものだった。しかしそういう工夫があるからこそアットホームな場で、対話しやすいのだと自ら活動を行っていくうちに分かった。そのおかげもあって自分もすぐに場に馴染んでいくことができた。そんな長岡ゼミでの活動を行っていく中で、私の中に芽生えた変化は場への考え方である。
最もそれを感じたのはゼミ活動内で行われるゼミ生によるプレゼンの様子である。プレゼンはプレゼンターが雰囲気を作って、プレゼンター次第でその場の雰囲気が変わる。と思っていた。しかしそれは違っていたのだ。もちろんプレゼンターも場づくりに貢献していたが、私が目を向けたのはプレゼンを聞いている側の姿勢だ。手を止めて話者の声に耳を傾けたり、柔らかい表情で相槌を打ちながら聞いたり、まるで1人から全体に向けて話しているというよりは、一人一人との対話が成立しているというような印象であった。
1人1人が場をデザインして、場に貢献する。そんな考え方を持って、実践しようとしている人が長岡ゼミにはいるからこそ、良い場が生まれ、自分もチームに馴染みやすかったのだと今になってそう感じる。「場を自分でデザインする」という考えを春学期の活動を通して得ることができたのは自分にとって収穫であると思う。秋学期は実際に、ただ場にいるという受け身な姿勢から、場をデザインしていける人へと向かっていきたい。
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