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梅宮アンナさん

梅宮アンナさんが乳がんと診断されたことを公表されました。
抗がん剤の治療が始まったと。

私もちょうど一年前の8月に同じく乳がんが発覚しました。
私とアンナさんは同学年です。
私の周りでもやっぱり50歳前後で乳がんになった人は多いように思います。

ずいぶん前の話ですが、久しぶりに会った友達から「乳がんになってね、これウィッグ」と打ち明けられたことがありました。
衝撃的な告白だったので当時のことは鮮明に覚えています。
[がん=死]となんとなく思っていた私は、そのことに触れていいのか分からず、寄り添ったことを言ってあげられなかった…それが今でも心残りです。
今回私が乳がんだとわかったときに、真っ先に頭に思い浮かび連絡したのはその友達でした。
彼女は心配してすぐに会いにきてくれて「大丈夫!!」と勇気をくれました。本当にありがたかった。
そういう存在が1人でもいてくれたことがどれだけ心強かったことか。

アンナさんのメッセージの中に「頑張れ」よりも「ちょっとだけ遠い未来の約束」がちょうどいい…というのがありました。
寄り添うというのは正にそういう事だと思います。

私の乳がんですが、早期発見できたこともあり幸い深刻な状態ではありませんでした。
がんのタイプ的にも抗がん剤をしてもしなくても予後は変わらないとのことで抗がん剤はしていません。
その友達が落ち込む私に「抗がん剤をするかしないかでは大違い、抗がん剤ないなら楽勝!」と言ってくれました。経験者だからこそ言えることで、それほどに抗がん剤治療は壮絶だったのだと想像できます。本当に頭が下がる思いです。

私はとにかく怖がりな性格です。
病気については怖くて調べることさえできませんでした。
勇気がなさすぎて実は両親にもこのことを今だに話せていません。
完全に言いそびれてしまいました。
高齢の両親がショックを受ける姿を想像したらとても言えませんでした。
言おうとしても喉で言葉が詰まってどうしても出てこなかったのです。
自分達の娘が乳がんになったとは知らずに人生を全うしてほしい…そう願ってしまうのです。

アンナさんは勇気をもって皆に発信している。
これから続く抗がん剤、手術、放射線治療などの長い旅を無事に終えられるように願っています。

アンナさん、私達乳がんになってしまったけどあと30年くらいはこの世を楽しみましょう!
80歳になっても楽しい楽しいって言ってるようなおばあちゃんになりましょう!
派手じゃなくても毎日穏やかに、キラキラした小さな楽しみをたくさん抱えて生きましょう!
とにかく心を労って周りに甘えて乗り越えて欲しいと願っています。

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