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避暑地でトレラン練:金峰山、北奥千丈岳、国師ヶ岳

50歳をすぎたので100マイルレース完走を目指してもっかトレーニング中のナカガワです。

この日(2024年7月20日)は都内は熱中症注意報が発動されていた。最高気温37度。

こんな日に高尾へトレラン練へ行くのは自殺行為。

熱中症で遭難するのはおろか、熱中症というのはカラダのセンサーがぶっ壊れてしまうようなものなので、後遺症も残る場合があるのだとか。
それは避けたい。

ということで久しぶりに遠出して涼しい場所で鍛えることにした。

この細かなアップダウンの繰り返しが脚に刺激が入るのです

コースは上記の通り。
大弛峠→金峰山→金峯山小屋 →金峰山 →大弛峠。

そこから再度のぼって北奥千丈岳 →国師ヶ岳 →大弛峠でゴール。

16km、累積標高は1,200m程度。
金峰山は日本百名山、国師ヶ岳は日本三百名山。

ちなみに金峰山は今回で6年ぶり4回目。

感想から先にお伝えすると「最高」だった。

山頂付近は気温20℃で涼しいを通り越してややサム。
前半はガスガスだったが後半は視界も良くなり大満足だった。

コースの詳細、GPXデータはヤマレコ、Stravaへ

補給、トイレポイントは2箇所。金峰山小屋と大弛峠。
どちらも6kmごとぐらいにあるので水分や食料に困ることはないだろう。

程よいアップダウン、困らない補給、涼しい環境。ガレ場が多いので”走る”のは向いていないが速歩きでガシガシ鍛えるには良いコースだと思う。

金峰山までは4km程度。すごく短い距離で着いてしまうお気軽コース。

半分ぐらいの距離に朝日岳があり、アップダウンで自然と脚が鍛えられる。
樹林帯をぬけると森林限界へ出る。なだらかなガレ場を超えるとあっという間に山頂につく。

そのまま帰ってしまうとあまりに距離が短いため、ここは一度金峰山小屋(きんぽうさんこや)へおりたい。

ここで補給・補水・トイレができる。
なので荷物は最小限でも来れるのだ。

しかも手ぬぐいと手帳がものすごくカワイイのでゲットすることをおすすめする。

かわいいうぐいす色の山小屋 トイレあり
パンケーキが美味しそうでした
小屋では飲料だけでなくスナックやカップ麺、食事もできる


これが手帳と手ぬぐい。手帳は緑色の野帳とおなじ方眼紙
カップ麺で温まる
都内が37℃のとき、ここは20℃!涼しい!


ここでさらにオススメなのが来た道を戻るのではなく、瑞牆山方面(東)に行くこと。

大弛峠 →金峰山だと山のシンボルである「五丈岩」を見ながら登ることができない。なのであえて東側から登ることで五丈岩を目指しながら山頂へ行く。
大きな岩をよじ登る感覚もこちらのほうが断然楽しい。アップダウンも稼げる。

大きな岩をよじ登りながら五丈岩を目指す

五丈岩付近では山伏(?)御一行があらわれたので「これからなにか始まるのかな?」と思ってたらそのまま大弛峠へおりていったので何かのコスプレなのかもしれない。

来た道を戻る。大弛峠に停めたバイクにコンロなどをデポ。
最小限の荷物と水で2つの山を目指す。

目指すと言っても距離は片道たったの1km。240mUPするだけ。
するだけなのでぜひこちらも寄って欲しい。

特に北奥千丈岳は300名山に選ばれていないのが不思議なぐらい良い山だった。というか山梨県は良い山が多すぎるのだろう。

ちなみに百名山が一番多い県は長野県。2番が山梨県。

道中は階段が多いのでやや「登山」とは言えないものの360度、山しか見えない景色は最高だった。

こんな木段が続く

大弛峠は公衆トイレがある他、大弛小屋で飲料や食事を補給できる。

わずか5時間の山行だったけど、コースも小屋も眺望も充実してとても良かった。高速道路からおりて1時間ぐらいかかるのがネックだけど、ぜひ一度は体験してほしい。

さらに帰路によった「はやぶさ温泉」が最高だった。

大弛峠だと携帯の電波があまり入らなかったので峠道をおりたところで「温泉」と検索して出てきた。

外観だけみたら「温泉」というより「実家」。
一瞬「え?」となった。もしかしてお風呂2m角ぐらいしかないんじゃないの・・・。

でも入ったら完全に予想を裏切ってくれた。

フロントも実家感丸出しだが、大広間あり食事処あり、熱すぎず、少し硫黄臭がする温泉がドバドバと鯉の口から掛け流されていた。

なんか実家なフロント
なんか実家な大広間
なんか実家な栓抜き
このお漬物がどれもうまかった。

なんではやぶさなのに鯉なのか聞けばよかった。

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