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楽しみに待ってる


「驚かないで聞いてくれる?実はね、居酒屋でお酒が飲めなくなる日が来るんだよ」


「は?」


「信じられないかも知れないけど、20時で殆どのお店が閉まるし、開いているお店でもお酒のメニューは出してくれないの、残業が終わってから一杯飲んで帰ることなんて出来ないし、ご飯すら食べて帰れないんだからね」


「???」


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紫外線を全身に浴びて歩く台東区と文京区の狭間、マスクを外して深呼吸をしたと同時に車の排気ガスを思い切り吸い込んでむせ返る。


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チケット争奪戦に敗れた「THE MATSURI SESSION」(NUMBER GIRLとZAZEN BOYSの 2マンライブ)は、結局無観客配信になってしまった。配信ライブを観たけれど、度肝抜かれました。度肝が何かは分かりませんが…

当日のセットリストがサブスクにUPされていたので(なんて便利な時代なんだろう、何方か存じ上げませんがありがとうUPしてくれた人)聴きながら歩いた、少し前の週末。ちなみに演奏順はNUMBER GIRL→ZAZEN BOYSでした。

配信ライブの日を思い出して記憶を辿る様に聴きながら歩く。

ZAZEN BOYS、「はあとぶれいく」から「破裂音の朝」で、思わず体が揺れる。

カバーで演奏したサカナクションの「忘れられないの」のイントロが流れた瞬間、(は〜、参ったな〜)とマスクの中で堪らずに声が出る。(ちなみに当方、サカナクションの曲は生まれてから一秒も聴いたことがありませんでした)


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昼間から行く銭湯はかなり良いです。いままで風呂が大嫌いだったのですが、少しだけ考え直しました。でかい湯船はそれだけで偉大です。


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楽しすぎた一日の反動で翌日に寝込んでしまうことが稀にある。誰かと過ごしたかった時間を「こんなご時世だからね〜」と、一人で無理やり詰め込んでしまった結果、何故か勝手にダメージを負うパターン。そんな子供みたいなことを繰り返している、もう大人なのに。(映画、散歩、銭湯、寿司、路上飲酒を一人で一日に実行して翌日に大ダメージというのが実際の例です)


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以前から気になっていた白山の「鶯嵝荘」(also /オルソー )に行った。ソロ客はアルコールが注文できるので助かる。豚肉のワンタンと葱麺。他のメニューも全て美味しそうだったので、一人じゃなくて複数人で行きたい。隣のお客さんが食べていた小さい唐揚げのようなものとか、魯肉飯とか…


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真夏でも長袖を着ることがある私ですが、それでも早く夏が来て欲しいし、公園でお酒を飲んだり、飲み屋で隣の席のお客さんと話したり、スケボーしたりしたいよね。


北千住の汚いお店で雑なお酒を飲みながら馴染みの店員さんと中身のない話ができる日を楽しみにしているし、二ヶ月前にインターネットで注文した洋服が届くのを楽しみに待っているし、遠くに住んでいる人の歌を聴ける日を楽しみに待ってる。


舞台上で笑わせてくれるヒーローの姿を、美味いんだか不味いんだか分からない氷だらけのジントニックを飲むのを、一年以上会えることが出来ていない大切な友人たちと会える日を、お喋りに夢中になりすぎて焼け焦げた焼き肉を食べる日を、これから出会う人たちとの愛おしい時間を…!



楽しみに待ってる



楽しみに待ってる…!




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