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新型コロナ騒動の中で演劇を① ・・・<稽古>

こんばんわ、劇団超人<正直に言います!>予備校主宰の魔人ハンター<昨年もこの時期にこういうタイトルでブログ書いていました>ミツルギです。
新型コロナ騒動で常識がコロッと変わってしまいました。
もちろん演劇もです。
せっかくなので書き留めておこうと思います。

超人予備校第16回本公演『ヤドカリン』は、4月2日から4日まで上演いたしました。
その翌日の5日からあの『まん防』が始まったのです。
今回、劇場観劇チケットは売り切れました。劇場のキャパの半分ですから、そうならないと困るのですが(もちろんこのご時世に来ていただけることは非常にありがたかったです)。
しかし『まん防』が出たらキャンセルが出ていたでしょう。
逃げ切った感じです。
その後、『まん防』から『緊急事態宣言』ですからねー・・・

今回、1月中旬から稽古を始める予定でしたが、緊急事態宣言により2月7日まで取りやめました。
一応、1月16日リモートで顔合わせ、それから週に1回リモート稽古しました。
それぞれのwi-fi環境などによって、固まったり、遅れたり、となかなか足並みがそろいません。
私はエチュード稽古から始めて、台本を書き出すのですが、なかなかリモートでのエチュードというものをどうしていいのかわからず、何やっていいのかわからないので、昔教えてもったテーブルゲームをやっていました。
それはそれなりに楽しく、夢中で遊んでいました。芝居のこと忘れて・・・。
いや、あかんのですが、やるときは全力で楽しみます。
ただただそうやって日々が過ぎていきました。
無駄ではありませんが、台本も書かなくてはなりません。
書かないといけなくなっても何書いていいのかさっぱりわかりませんでした。
ほんと追い詰められて、リモートで遊んだゲームそのものを台本に書くことにしました。
台詞も遊びの中から出て来たものをたくさん使っています。
まあ、結果的に良かったです。
やっぱり演劇は楽しい無駄が作っているのだと思いました。

2月7日以降も緊急事態宣言の延長になりました。
さすがにこれ以上は無理だと思い、稽古場稽古をやることにしました。
稽古場に使っている区民センターは20時までしか貸してくれません。
平日は無しにして、土日だけ17時半から20時までやることにしました。
昼が空いているときは借りようと思ったのですが、結構埋まっていて、2日しか借りられませんでした。
3月7日から21時半までできるようになり、以降平日もやることにしました。
本番1か月前を切っていました。

稽古重ねないと次の展開が書けないので、台本ができたのは本番2週間前でした。
金曜日は3回ほどほぼ徹夜しました。
それでなんとか間に合った感じです。

おかげでコロナ禍でしかできない作品になったと思います。

まさか稽古場に体温計を持って行くようになるとは思ってなかったです。
稽古場に来たときに検温しないといけなくなりました。
換気も小まめにやりました。
二酸化炭素濃度計が稽古場に登場です。
特にダンス稽古のあとはすぐに換気しました。
もちろん稽古はマスクをしたままです。
本番の直前のゲネプロまでしたままでした。
なので、どんな表情で芝居しているのかわからないままだったのです。
不安だったのですが、皆さん、芝居をよく呑み込んでいてくれてありがたかったです。

これが普通になっていくんでしょうねー。

いつも使っている区民センターは今、休館中です。
緊急事態宣言じゃなくてもワクチン接種会場になる予定だったので、10月末まで借りることはできなくなっていました。
私が主宰する超人予備校はしばらく動けません。
まあ、民間のスタジオやアトリエ、劇場は借りることができるのですが、区民センターの料金と比べてどうなんですかねー・・・
そうやって稽古したところで芝居できる状態かどうかもわかりません。
公演を打てても観客は観に来られる状態なのでしょうか?

また、コロナもひたひたと近づいている感じがします。
本番の2週間後、職場でコロナに罹った人が出ました。
同じ部署の人です。
お互い外回りなので朝と夕方に顔を合わせるだけなので、私は濃厚接触者にはあたりませんでしたが・・・。
2週間前だったら、私はどうしたでしょうか?????
ほんと2週間後で良かったです。

今、演劇はかなり「運」に左右されるのです。
まあ、興行なので運まかせのところは元々あるのですが・・・。
特に2019年に『ラクダイス』という作品を上演したときは、台風直撃でした。
今はそれ以上に運まかせの要素が大きいです。

演劇って大変ですよねー。

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