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プロレスリングノア『N-1 VICTORY 2022 GRAND FINAL』観戦記

こんばんわ、劇団超人<正直に言います!>予備校主宰の魔人ハンター<無職期間はプロレスは観ないでおこうと思ったのに・・・>ミツルギです。
プロレスリングノア『N-1 VICTORY 2022 GRAND FINAL』に行ってきました。
年に1度のエディオンアリーナ第1競技場大会です。
この頃では一番入ってたんじゃないかな?

試合前のリングです。かなり良い席でした。

1・スペル・クレイジー<PERROS DEL MAL DE JAPON> vs 大原はじめ<金剛>
まあ、大体の人がクレイジーが勝つと思っていたでしょう。
私、クレイジーのファンです。
昔はもっと小太りっぽくなかったですか?
今、デブになってますよねー。
なんか体も重たそうだし。
最後の決め技が説得力充分でした。
波乱の幕開けです。

×スペル・クレイジー 9分33秒 ムイビエンクラッチ 大原はじめ〇

3カウントの確認をする大原はじめ。

2・ジャック・モリス&稲葉大樹 vs アンソニー・グリーン&スタリオン・ロジャース

両手を突き上げる稲葉。コーナー目指すモリス。
背中がグリーン&ロジャース。

コロナ禍になって淋しかった外国人勢力をグッと集めました。
華やかです。
再度ノア上陸を目指して気合入ってました。
特にスコットランドのプロレスラーというノーマークだったジャック・モリスは育てればいい線行きそうです。
あと稲葉はN-1に出てほしかったです。

〇ジャック・モリス 8分59秒 タイガードライバー  スタリオン・ロジャース×

3・HAYATA<STINGER>&進祐哉<STINGER>&藤村加偉 VS 小峠篤司&YO-HEY&吉岡世起

奥の方、左から藤村加偉、進祐哉、HAYATA
背中側、左から吉岡世起、小峠篤司、YO-HEY

Jrの闘いです。
大阪プロレスで観てた小峠とHAYATAがバリバリやっているのが嬉しいです。
折角の大阪ビッグマッチなのでJrのタイトルマッチもやってほしかったです。
HAYATAの試合面白いしなー。

もっと観たいところでした。
特にHAYATAの雄姿が。
ただ藤村がやられると思っていたところ、進がやられたのが意外でした。

×進祐哉 13分13秒 キルスイッチ  小峠篤司〇

キルスイッチ一発で逆転できるのが強みです。


4・<金剛>船木誠勝&中嶋勝彦&近藤修司 vs マサ北宮&モハメド ヨネ&アレハンドロ

奥の方、左から近藤修司、船木誠勝、中嶋勝彦、
背中側左からマサ北宮、モハメド ヨネ、アレハンドロ

この試合の肝は北宮のバックドロップです。船木は戦線離脱したのです。
慌てて近藤と中嶋が飛び込んできて船木を自軍コーナーへ。
試合終わるまでリング下でグロッキー状態でした。
中嶋が強引に試合を決めました。

〇中嶋勝彦 13分14秒 ヴァーティカルスパイク  モハメド ヨネ×
試合後、船木が北宮に飛び掛かります。
が、またも北宮のバックドロップが・・・。
船木は中嶋と近藤の肩を借りて去って行きました。
続きがありますねー。

5・杉浦貴<杉浦軍>&小島聡<新日本プロレス> vs 谷口周平&稲村愛輝

奥の方左から小島聡、杉浦貴
背中側左から谷口周平、稲村愛輝

小島と杉浦のコンビって、上手く行きそうにないけど魅力的です。案の定、誤爆からの小競り合いしてました。
ええ歳したおっさんの小競り合いはユーモラスです。
N-1不参加の稲村と谷口。
ここで爪痕を残してほしかったのですが。
稲村は猛突進で見せてくれましたが、谷口は・・・
ちょっとしんどいところにいますねー。

〇小島聡 13分09秒 ウエスタン・ラリアット 稲村愛輝×

小競り合いしても最後は杉浦、拍手を送ってました。


6・ドラゴン・ベイン vs アルファ・ウルフ

アルファ・ウルフ


ドラゴン・ベイン

こちらはメキシコの兄弟(ウルフ兄、ベイン弟)です。
ノアの中にポコッとこの兄弟が入っているのです。
かなりのプレッシャーだったと思いますが、それを簡単に乗り越えちゃうのです。
理屈抜きに面白い試合です。
始めてプロレス観た人でも、魅了できます。
ハイフライヤーのベインの方ばかり目が行きがちですが、ウルフのデカさ、力強さと思い空中殺法も必見です。
ポイソンベインは、逆フランケンシュタイナーみたいな技でした。

〇ドラゴン・ベイン 18分20秒 ポイソンベイン アルファ・ウルフ×

勝誇るドラゴン・ベイン

この辺でトイレへ。
ビッグマッチの休憩なしはかなりしんどいです。
休憩復活お願いします。

7・丸藤正道&潮崎豪&田中将斗<zero1>&望月成晃<ドラゴンゲート> vs <杉浦軍>藤田和之&ケンドー・カシン&イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.&ティモシー・サッチャー

奥の方左から望月成晃、田中将斗、丸藤正道、潮崎豪
背中側左から藤田和之、ティモシー・サッチャー、イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.、ケンドー・カシン

まあ、一癖あるレスラーばかりなので、見せ場のオンパレードになります。
意味不明なカシンもいますが。
このメンバーで誰が負けるの?
と思ったら、なんと潮崎でした。
この日は負ける人がちょっと意外な試合が多かったです。
誰もが剛腕でサッチャーを沈めると思った瞬間、フジワラアームバーが決まりました。
右腕が最大の武器なのに、最弱のウィークポイントでもある潮崎の悲しさを感じました。

×潮崎豪 18分28秒 フジワラアームバー ティモシー・サッチャー〇

勝誇るメンバー、あれカシンがいません。
望月とどっか行っちゃいました。


8・GHCジュニア・ヘビー級タッグ選手権試合
王者<STINGER>小川良成&クリス・リッジウェイ vs 挑戦者<PERROS DEL MAL DE JAPON>Eita<ドラゴンゲート>&鈴木鼓太郎

奥の方左からクリス・リッジウェイ、小川良成
背中側左からEita、鈴木鼓太郎

Eitaってここに来るまでベルト持ち去ったりとかして、かなりいじめっ子っぽかったのですが、この試合ではかなりいじめられっ子でした。
これが一番の驚きポイントです。
こんなに弱弱しい声を上げるEitaを初めて見ました。
クリスの引き出しの多さに驚きました。
技ありの勝利でした。

〇クリス・リッジウェイ 19分24秒 リッジウェイクラッチⅡ 鈴木鼓太郎×
※第50代王者組が初防衛に成功

勝誇る王者組。

勝った王者組に、挑戦表明をしに来たのは、小峠&吉岡です。
マイクで
小峠「4月に俺が負けて取られたそのベルト返してもらいに来たぞ。俺と吉岡、俺たちが」

マイクの途中で終了。

ここで強制終了。
マイク途中でベルトで殴られました。大の字です。
勝てそうな気がしないなー。

9・グレート・ムタ大阪FINAL
武藤敬司のもう一つの顔、グレート・ムタの大阪ラスト試合です。

ムタの日本初登場を観てます。
32年前です。

グレート・ムタvsサムライ・シロー

です。

サムライ・シローは越中詩郎が派手な和装で出てきただけ、ムタはまだ顔をペイントした武藤敬司の域を出てなかったのです。

「いつもの武藤と越中で良かったんちゃうん?」

と言ってしまいました。

その最初を観ていて良かったです。

それからムタもいろいろ試行錯誤があったのでしょう。

怪奇派として成功するのです(IWJPヘビー王座も取ってるし)。

プロレスってあとから価値を上げることがてきるのです。

稀有なジャンルです。

グレート・ムタ&グレート-O-カーン<新日本プロレス>&NOSAWA論外<<PERROS DEL MAL DE JAPON>> vs <金剛>拳王&征矢学&タダスケ

金剛です。
左からタダスケ、拳王、征矢学


グレート-O-カーン


グレート・ムタ


勢ぞろいです(紹介してないタンクトップの男がNOSAWA論外です)。

いつでも主役でなきゃ気が済まないグレート・ムタ。
観客もそれを観に来ている。
しかし、そうしたくない奴らがいるのです。
相手の拳王もそうだし、組んでいるO-カーンもそうなのです。
ムタの前に消されないようにどうするか?
ちょっとその辺も注目して観てました。
拳王とO-カーンの主導権争い、面白かったです。
相手のペースに乗らないようにして、平行線です。
なのでO-カーンはGHCのベルトを手に取りました。
慌ててやってくる拳王。
心理戦面白いです。
ムタ期待されてますが、何もしません。
客席に入っていって、手乗り扇風機を観客から奪い取って涼んだぐらいです(あとはケーブルでの首締めぐらいかな?)。
拳王が竹刀で3人滅多打ちし、足を燃やしたキックをくらわそうとした瞬間、ムタが火花を浴びせたのです。
のたうち回る拳王。
そこからラストへ一気です。
征矢に毒霧。
タダスケに、論外のシャイニングウィザード、ムタのシャイニングウィザード、O-カーンのエリミネーターでフォール。
〇グレート-O-カーン 22分13秒 エリミネーター タダスケ×

まあ、我々は次のことがわかってましたが・・・

これだけでも満足だったのですが、アフターサービスまで完備しているのがムタです。

見得を切るムタ。

勝誇るO-カーンに毒霧を放つムタ。
勝ちは譲りましたが、主役は譲りませんでした。

指の先にはO-カーン?それとも他の誰か?

結局、ムタオンステージでした。

10・N-1 VICTORY 2022 優勝決定戦
<杉浦軍>鈴木秀樹 vs 清宮海斗

奥の方が鈴木秀樹、背中側が清宮海斗

ムタの試合やベインvsウルフといった派手な試合とは対照的になんと地味な攻防でしょう。
10分ぐらいは地味なグランドでした。
いや、15分ぐらいはかな?
ときどき激しい打撃はあったりしましたが、結局はグランドです。
アームドラッグやフライングメイヤーが派手な技に見えます。
清宮が展開を変えようとフライングフォーアーム、ミサイルキックを出しても、いつの間にかグランド沼へ引きずりこまれます。
ボディーシザースで攻め込むシーンなんてほんと久々に観ました。
20分過ぎ頃からはじけ出します。
清宮は、場外でブレーンバスターからの花道助走つきドロップキック、
鈴木は、ワンハンドバックブリーカーの要領でエプロンに腰を叩きつけました。
地味な攻防の延長にある大技でした。

正直、この試合の途中で帰った人達もいました。
この2人、帰ってもいいから削り合おうと思ったのではないかなー?
それぐらい腹をくくっていた気がします。

鈴木の雪崩式人間風車からの正調人間風車、
ロイヤルストレッチ、
人間風車、
どれで取られても可笑しくないのに清宮は凌ぎます。
そして、フランケンシュタイナー、
タイガースープレックス、
頭抱え込み式シャイニングウィザード2連発
で鈴木を倒しました。
ほぼ鈴木のペースだったのですが、清宮の逆転勝利でした。
鈴木も清宮も今まで観た2人より数段良かったです。
今年観た中ではBESTの試合です。

いやーほれぼれしました。
妻は今まで心にも留めなかった鈴木秀樹選手のファンになったと言いました。
冷たくて熱い鈴木秀樹のファイトはもっと評価されるべきでしょう。
フラットに観てたのですが、観てるうちに私は完全に鈴木の応援をしていました。

清宮はこれからドンドン上に行くでしょうねー。
武藤敬司の後継者に選ばれたわけだし。
まだ、スポーツマンぽいのがちょっと不満ですが。

×鈴木秀樹 33分23秒 変形シャイニングウィザード 清宮海斗〇
※清宮海斗がN-1 VICTORY 2022優勝

GHCチャンピオン拳王を呼び出し、挑戦表明。
まあ、こういう試合されたら文句ないです。
このままの勢いでノアは清宮がトップになるのかな?
試合終了。

かなり満足度高いです。
頭から何度も落とす危険な攻防もほとんどなく、オーソドックスな方向にノアは進んでいくことにしたのでしょうか?
私はサブミッション好きなので嬉しいです。

アルファ・ウルフとドラゴン・ベインも売店にいました。
私はジャック・モリスと写真を撮ってもらいました。

ついジャック・モリスのポートレートを購入してしまいました。
この高揚感を押さえるために何か買わなくてはならなかったのです。

プロレスリングノア最高です!!!!!

☆試合結果についてはプロレスリングノアのホームページ試合結果から引用いたしました。















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